こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!
全世界の株式へ分散投資ができるVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という銘柄をご存じでしょうか?
著者はこのVTをポートフォリオの中心に据えて投資をしています。
一方で、2025年2月を持ってこのVTへの追加投資をストップしようと考えています。ただし、今保有しているVTは売却せずに保有し続けるつもりです。
本記事はなぜそのような経緯に至ったのかその理由をご紹介していきます。
VTの追加投資を辞める理由とは?
全世界の株式へ手軽に投資できるVTへの投資をなぜ辞めるのでしょうか?
以下ではその理由を5つ挙げて説明していきます。
運用額がそれなりの規模になったため!
当初VTの購入を始めた理由は老後資金の確保のためでした。
VTのような全世界株式へ投資する銘柄なら、この先何十年と保有し続けても問題ないだろうと考えたためです。
一方で、VTの評価額は昨年3,000万円を突破しました。この金額は以前大きな話題になった老後2,000万円を大きく超える金額です。
しかも、30代である著者は老後まで30年近くの年月があります。
試しにこのまま30年間運用した場合のシミュレーションをしてみましたが、年利4%でなんと約1億円にもなる計算です。
流石に1億円もの老後資金は不要です。このまま行くと老後に使いきれないほどのお金を残してしまうと考えたのです。
オルカンへ月10万円投資しているため
NISAのつみたて投資枠を活用してオルカン(eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー))を毎月10万円購入しています。
オルカンはその名の通り、VTと同じく全世界株式へ投資する銘柄です。
銘柄数はVTと違うものの、基本的には類似の銘柄だと言えます。
したがって、著者のポートフォリオの大部分は全世界株式へ投資する銘柄でガッチリ固めています。
老後資金としては十分な金額をすでに確保していますから、あとは別の銘柄、例えば高配当株などキャッシュフローを強化する銘柄へも投資していきたいと考えました。
新NISAの投資資金確保のため
新NISAは年間最大360万円の非課税投資枠があります。
普通に考えて360万円は相当な金額です。一般的な会社員である著者の財力ではこの枠を毎年埋めるだけでも精一杯です。
実は昨年から待機資金として確保しておいた現金をそれなりに使い始めています。したがって、現金比率が下がり始めています。
特定口座で投資しながら新NISAもフルで使うのは流石に厳しいのです。
そこで、毎月定期買付していたVTの購入をストップし、新NISAの投資資金を確保することにしました。
償還のリスクがあるため
実はVTはそこまで人気の高い銘柄ではありません。
日本では米国のS&P500指数か全世界株式の2つの投資対象が人気です。投資信託でもこの2つへ投資する銘柄が上位に入っています。
一方で、全世界株式は米国ではあまり人気がありません。
実際にVTの純資産総額はS&P500指数へ連絡する銘柄だけでなく、米国の高配当銘柄を集めたVYMや増配銘柄を集めたVIGに負けています。
バンガード社は純資産総額に応じて経費率を下げる傾向があります。一方で、逆に純資産総額が減れば経費率が上げる可能性もあります。
今後VTの経費率が上がっても含み益を考えると売却せずに保有せざるを得ないかもしれません。
また、最悪のケースでは償還されてしまう可能性もあります。
VTという1つの銘柄への依存が高すぎると考えたため、そろそろ追加投資をやめることにしたのです。
キリの良い株数に到達したため!
またキリの良い1,700株へ到達したのも理由の1つです。
人間の心理は面白いもので、キリの良い数字まで購入したいという気持ちが出るものです。
私は遊びで日本の個別株を1株単位(単元未満株)で取引していますが、結果としてコツコツ買い増して100株まで到達させてしまう傾向にあります。
VTは1株ずつ購入できますが、2025年2月に1,700株というキリのよい数字に到達しました。
追加投資をするなら次のターゲットは1,800株ですが、150万円以上もの投資資金が必要です。
上述の通り新NISAの待機資金の準備が必要なこともあり、ここでストップするのが良いとの判断になりました。
老後まで評価額を定期観測していきます!
VTの追加投資を辞めますが、これからもVTは保有し続けます。
そこで今後はVTの評価額を定期的に本ブログでご紹介していきます。
ひたすら放置で評価益がどのように推移していくのか、老後までの30年近くの推移を追っていきたいと思います。
分配金は使っていくつもり!
一方で、VTから受け取る分配金は使っていくつもりです。
特に新NISAの待機資金を確保できたら、もう蓄財は辞めてどんどん使っていきます。
2024年の年間分配金で計算すると毎年4,000ドル程度の分配金を受け取ることができます。
1,700株 x 2.2939ドル/株 →約4,000ドル
為替レートを150円/ドルと考えれば、日本円で60万円近くにもなります。
ここから税金は取られてしまいますが、それでも日々の生活を充実させるには十分なお金になるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。