投資・資産形成

SBI証券の投信ポイントがアップ!SBI証券と楽天証券でどっちがお得?

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証券会社で投資信託を保有するとポイントがたまりますが、一体どの証券会社がお得なのでしょうか?

大手ネット証券であるSBI証券や楽天証券では、投資信託を保有するだけでTポイントや楽天ポイントを貯めることができます。

投資信託は数百円から投資することができ、加えてポイントも貯めることができるため、多くの個人投資家にとって有望な投資先になるでしょう。

実は2021年4月1日よりSBI証券の投信マイレージの付与率が変更されます。本記事では、SBI証券と楽天証券で一体どっちがお得になるのか解説していきます。

SBI証券と楽天証券のどちらがお得なのか?

投資信託を保有することで、SBI証券ではTポイントが、楽天証券では楽天ポイントを貯めることができます。

まずは、2つの証券会社のポイント付与率についてみていきましょう。

投資信託の保有に係るポイント付与率

  • 楽天証券:0.048%/年
  • SBI証券:0.01%〜0.2%/年

楽天証券

楽天証券のポイントプログラムは至ってシンプルです。楽天証券では、「投資信託の保有残高10万円につき4ポイント」を毎月もらうことができます。

つまり、年間で48ポイントをもらうことができますので、ポイント付与率は0.048%/年です。

投資信託10万円の保有した場合

  • 1ヶ月→4ポイント
  • 12ヶ月→48ポイント
  • ポイント付与率:0.048%/年

SBI証券

一方で、SBI証券は投資する商品によってポイント付与率が異なります。しかも0.01%〜0.2%/年とかなり幅があります。

  • (A) 通常銘柄(1,000万円以上:年率0.2%、1,000万円未満:年率0.1%)
  • (B)指定銘柄Ⅰ:年率0.05%
  • (C)指定銘柄Ⅱ:年率0.03%
  • (D)指定銘柄Ⅲ:年率0.02%
  • (E)指定銘柄Ⅳ:年率0.01%

ただし、信託報酬が低く、長期投資に適した商品は、指定銘柄II〜IVの年率0.03%以下のものがほとんどです。高校中退投資家Toshiが投資している商品も全て指定銘柄II〜IVに属するものです。

参考に指定銘柄II(年率0.03%)の投資信託を示します。楽天証券は年率0.048%ですから、楽天証券のほうがお得です。

ポイント付与率が年率0.03%の銘柄(指定銘柄II)

・野村-野村インデックスファンド・先進国ESG株式
・三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
・三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 国内債券インデックス
・三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
・三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
・三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・One-たわらノーロード 全世界株式
・One-たわらノーロード 先進国株式
・楽天-楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド
・楽天-楽天・新興国株式インデックス・ファンド
・楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンド
・楽天-楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド
・楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド
・楽天-楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
・楽天-楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
・楽天-楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
・ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
・ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ国内債券インデックスファンド
・ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ世界株式ファンド(GDP型バスケット)
・りそなAM-Smart-i 国内債券インデックス
・HSBC-HSBC ESG米国株式インデックスファンド

出典:SBIホームページ

ポイント付与率がアップする商品は人気商品が多数!

しかし、SBI証券は2021年4月1日から投資信託の保有で得られるポイント付与率を引き上げることを発表しました。

以下にポイント付与率がアップする商品一覧を示します。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000424.000007957.html

先程お示しした「指定銘柄II」の商品が多数ラインナップされています。

この中で注目すべきは、変更後のポイント付与率が0.05%/年になる銘柄です。なぜなら、楽天証券のポイント付与率(0.048%/年)より高くなるからです。

特に投資信託の人気ランキング上位である「楽天・全米株式インデックス・ファンド」や「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」は高校中退投資家もおすすめの商品です。

これらの商品を購入されている方にとっては、今後はSBI証券のほうがお得にポイントを貯めることができます。

加えて、SBI証券は「投信お引越しキャンペーン」として、期間限定で他社から投資信託を移管する場合にかかる手数料を、キャッシュバックするキャンペーンを実施する予定です。

まだまだ楽天証券に軍配!

では、楽天証券で投資信託を保有している方は、SBI証券へ商品を移管したほうがよいのでしょうか?

答えは「No」です。

確かに一部の商品ではSBI証券のポイント付与率のほうが高くなりましたが、差は微々たるものです。100万円投資信託を保有していたとしても、年間のポイント差はたった20ポイントです。

加えて、楽天証券にはその他にも魅力的なポイント獲得サービスがあります。例えば、「楽天カードクレジット決済」です。毎月5万円まで楽天カードで投資信託を購入することで、100円につき1ポイントがたまります。

また、楽天証券でポイント投資の設定をすることで、楽天市場でお買い物する際のポイント還元率が1%アップします。楽天経済圏で生活されている方であれば楽天証券のほうが断然よいはずです。

このように、依然として楽天証券のほうが投資しやすい環境が整っています。今回の変更でわざわざ楽天証券からSBI証券へ商品を移管する必要はないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

SBI証券の投信マイレージのポイント付与率アップに係る記事でした。普段からSBI証券を利用されているユーザーにとっては嬉しいニュースではないでしょうか。

まだまだ楽天証券に優位性があるものの、このようにサービスが改善されていくのは、ユーザーにとって歓迎すべきことでしょう。

SBI証券には米国株や米国ETFの定期積立ができるなど楽天証券にはないサービスもあります。SBI証券と楽天証券をうまく使い分けながら投資をしていきましょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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