投資・資産形成

2025年10月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!

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こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!

2024年から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしましたね。一方で、NISAを活用してどのような銘柄を購入すべきか悩んでいる方も多いでしょう。

多くの方はランキング上位の人気銘柄を投資対象としてまず検討されるはずです。しかし、ランキング上位でも長期積立に向かない商品はたくさんあります。

そこで本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券の人気銘柄ランキング(2025年10月)を解説していきます。

2025年10月のNISAランキング

2025年10月のSBI証券と楽天証券のNISAランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2 iFreeNEXT FANG+インデックス eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) iFreeNEXT FANG+インデックス
4 SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
5 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
6 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 三菱UFJ 純金ファンド
7 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックスファンド
8 三菱UFJ 純金ファンド 楽天・全米株式インデックス・ファンド
9 楽天・シュワブ高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
10 SBI・V・S&P5500インデックス・ファンド eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成SBI証券は2025年10月のNISA(成長投資枠+つみたて投資枠)の月間積立設定金額ランキン楽天証券は2025年10月のNISAの買付金額ランキング

SBI証券では下位の3銘柄に入れ替えがありました。7位と9位には今までランクインしてこなかった銘柄が入っています。

一方で、楽天証券では1銘柄のみの入れ替えです。10位に国内の株式へ投資する「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」が新たにランクインしました。

ランキング上位商品のご紹介

今月はSBI証券の7位にランクインした「WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)」をご紹介します。

WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)

「WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)」は、厳選した日本を含む世界各国の株式へ投資するファンドです。

投資銘柄は、参入障壁、企業文化、成長力、バリュエーションなどに基づいて選定されます。なお、選定銘柄数は30〜50銘柄と多くありません。

本銘柄は、2021年10月に設定されたファンドであり、約4年の運用実績があります。

一方で、純資産総額は2025年9月末時点で310億円程度と多くありません。

なお、信託報酬は税込1.958%とかなり高いことに注意が必要です。

組入上位銘柄

「WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)」の組入上位銘柄を下表に示します。

順位 銘柄 比率
1 AppLovin アメリカ 10.5%
2 Sea ADR シンガポール 7.6%
3 Siemens Energy ドイツ 6.1%
4 Celestica カナダ 5.8%
5 SAAB スウェーデン 4.9%
6 Rolls-Royce Holdings イギリス 4.8%
7 Carpenter Technology アメリカ 3.6%
8 RENK Group  ドイツ 3.5%
9 3i Group イギリス 3.4%
10 TSMC 台湾 3.4%

出典:WCM 世界成長株厳選ファンドの月次レポート(2025年9月末時点)を基に作成

2025年9月末時点の組入銘柄数は33です。

最も割合が高いのはAppLovinで、モバイルアプリ開発者向けの集客や広告収益の最大化などを行なっている企業です。

2025年9月には世界最強の指数と呼ばれるS&P500指数にも採用されています。

2位はSea ADRでゲームのプラットフォーム運営やデジタル金融サービスを提供する企業、3位はSiemens Energyで発電、送電、脱炭素技術などを提供する企業です。

本ファンドはこのような厳選された企業が投資対象になります。

国・地域別配分

「WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)」が投資する国・地域の上位は以下の通りです。

No. 国/地域 割合
1 アメリカ 38.5%
2 イギリス 12.2%
3 ドイツ 9.5%
4 カナダ 5.8%
5 シンガポール 7.6%
6 カナダ 5.8%
7 スウェーデン 4.9%
8 中国 4.6%
9 オランダ 4.4%
10 台湾 3.4%

出典:WCM 世界成長株厳選ファンドの月次レポート(2025年9月末時点)を基に作成

1位は米国で約4割と突出して高い割合です。2位はイギリスで約12%、3位はドイツで約10%と続きます。

ヨーロッパの国が多いですが、アジアからもシンガポール、中国、台湾が上位に入っています。

セクター別比率

次にセクター別の比率を下表に示します。

業種 割合
資本財 31.8%
一般消費財・サービス流通・小売り 13.4%
ソフトウェア・サービス 13.3%
テクノロジー・ハードウェアおよび機器 7.8%
金融サービス 7.7%
耐久消費財・アパレル 5.7%
保険 3.8%
素材 3.6%
半導体・半導体製造装置 3.4%
ヘルスケア機器・サービス 3.1%
その他 6.5%

出典:WCM 世界成長株厳選ファンドの月次レポート(2025年9月末時点)を基に作成

資本財の割合が3割以上と最も高くなっています。

また、一般消費財・サービス流通・小売りソフトウェア・サービスも10%以上と高い割合のセクターになります。

リターン

「WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)」のリターンを以下に示します。

1ヶ月:10.8%

3ヶ月:21.2%

6ヶ月:46.5%

1年:76.3%

3年:180.1%

設定来:107.6%

出典:WCM 世界成長株厳選ファンドの月次レポート(2025年9月末時点)を基に作成

本銘柄が設定されてから約4年で基準価額は2倍程度まで上昇しています。

一方で、2022年や2023年は低迷する時期も多かったため、本リターンの大部分は直近数年の上昇によるものです。

その他

本銘柄には「資産成長型」と「予想分配金提示型」の2つがあります。

今回ランキング上位に入った「資産成長型」は分配金を極力出さない方針です。

一方で、「予想分配金提示型」は下表に示す方針での分配金を目指しています。

各計算期末の前営業日の基準価額 分配金額(1万口当たり、税引前)
11,000円未満 基準価額の水準等を勘案した分配金額
11,000円以上12,000円未満 200円
12,000円以上 13,000円未満 300円
13,000円以上 14,000円未満 400円
14,000円以上 500円

つまり、基準価額に応じて分配金額は変わります

分配金目当てで投資をされている方にとっては、面白い方針の銘柄だと言えるでしょう。

まとめ

本記事では2025年10月のNISA人気ランキングをご紹介しました。

また、SBI証券の7位にランクインした「WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)」の概要を解説しました。

「WCM 世界成長株厳選ファンド(資産成長型)」は今後成長が期待できそうな世界各国の株式へ投資ができる銘柄です。

特に直近のリターンが高く、1年リターンでは80%近いリターンを出しています。

ただし、信託報酬が非常に高いのが難点です。特に初心者の方であれば、まずはS&P500指数や全世界株へ投資するファンドを考えた方がよいでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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