楽天SCHD(楽天・シュワブ・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型))という投資信託をご存知でしょうか?
楽天SCHDは2024年9月末に発売された新しい銘柄であるにもかかわらず、2025年5月時点で1,500億円程度の純資産まで成長した超人気ファンドです。

そんな楽天SCHDから2025年5月の分配金が発表されました。
そこで本記事では楽天SCHDの2025年5月の分配金を速報でご紹介していきます。
SCHDの特徴
- 米国の10年以上連続増配の100銘柄へ投資
- 高い配当利回りと増配率
- 2011年の上場以来一度も減配なし
楽天SCHDの2025年5月の分配金
楽天SCHDの2025年5月の分配金は「70円/1万口」でした。
2025年2月の分配金は「85円/1万口」でしたので、前期から大幅な減配になってしまいました。
なお、分配金の支払いには5月26日の決算から5営業日かかります。
過去の分配金との比較
楽天SCHDは2024年9月に設定されたばかりの銘柄です。
そこで楽天SCHDが投資する本家米国ETFのSCHDの年間分配金推移をご紹介します。
上図の通り、SCHDは右肩上がりで分配金を増やしています。2011年の上場以来一度も減配した年はありません。
次にSCHDの四半期ごとの分配金推移を示します。
注:2024年10月11日付で1口を3口へ株式分割が行われたため、2024年9月以前の分配金は1/3した金額を記載。
SCHDの2025年3月の分配金は前年同時期を20%も超える大幅な増配でした。
他の米国高配当ETFの中には増配率が下落気味の銘柄もありますが、SCHDは高い増配率をキープしています。
直近の株価推移
SCHDの株価推移
SCHDの年始からの株価推移を下図に示します。
トランプ政権の関税政策の影響もあり、2025年4月に株価が大きく下落しました。
その後、少しずつ上昇していますが、まだ年始の水準までは回復していません。
楽天SCHDの基準価額の推移
次に楽天SCHDの基準価額の推移を下図に示します。
本家SCHDと同様に4月の株価下落によって、大きく基準価額を下げています。
分配金利回り
SCHDの分配金利回り
2025年5月24日時点の株価を基にした分配金利回りは以下の通りです。
① 2024年の年間分配金を基準
0.9944ドル/株÷25.89ドル/株→約3.84%
② 直近4回の分配金
1.0395ドル÷25.89ドル→約4.02%
SCHDの株価が4月に大きく下落したこと、2025年3月の分配金が前年同時期で増配だったことにより、直近4回の分配金では分配金利回りは4%を超えています。
増配銘柄を集めたETFであるにもかかわらず、高配当ETFと同水準の高い分配金利回りがあるのは魅力です。
楽天SCHDの配当利回り
楽天SCHDの分配金は今回で2回目です。
今までの合計分配金を2倍して年間分配金と考えた場合の利回りは以下の通りです。
310円÷9,231円→約3.36%
前期と比較して減配だったものの、基準価額も下がったため、3%以上の分配金利回りをキープしています。
ただし、SCHDよりは低い分配金利回りになっています。
まとめ
本記事では2025年5月の楽天SCHDの分配金を速報でご紹介しました。
残念ながら5月の分配金は70円/1万口と2月と比較して減配になってしまいました。2月以降に円高になったことが影響しているのかもしれません。
一方で、分配金利回りは引き続き3%を超える利回りをキープしています。
SCHDは米国の10年以上連続増配の銘柄へ投資する商品です。毎年の増配が期待できますので、インカムゲインの受け取りを希望する方には魅力的な商品になります。
楽天SCHDはまだ運用を開始したばかりの銘柄です。今後の動向を見守る必要はありますが、投資先の1つに検討するのも面白いでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。