投資・資産形成

米国ETF週間売買ランキングを考察(2025年10月)

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こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!

本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング(2025年10月末時点)をご紹介します。

SBI証券と楽天証券のランキングの違いやランキング上位の商品について解説していきますので、ぜひ商品選定の参考にしていただければ幸いです。

なお、2025年9月末時点の米国ETFランキングは下記記事でご紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

米国ETF週間売買ランキングを考察(2025年9月)
米国ETF週間売買ランキングを考察(2025年9月)本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング(2025年9月末時点)をご紹介します。...

2025年10月の米国ETF週間売買ランキング

SBI証券と楽天証券の2025年10月末時点の週間売買ランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL) Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL)
2 インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ) インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ)
3 iシェアーズ 米国短期国債 ETF(SHV) Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS)
4 SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト(GLDM) Direxion デイリー TSLA ブル2倍株式(TSLL)
5 バンガード S&P 500 ETF (VOO) SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト(GLDM)
6 バンガード トータルストックマーケットETF (VTI) SPDR ゴールド シェア(GLD)
7 Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS) バンガード S&P 500 ETF (VOO)
8 SPDR S&P 500 ETF トラスト(SPY) グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETF(NVDL)
9 SPDR ゴールド シェア(GLD) Direxion デイリー NVDA株 ブル2倍 ETF(NVDU)
10 プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ) プロシェアーズ・ウルトラプロQQQ(TQQQ)

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成SBI証券は10/27~31楽天証券は10/26~11/1の週間売買代金ランキング。

SBI証券は1銘柄のみの入れ替えでした。TSLLが外れてS&P500へ投資するSPYがランクインしました。

楽天証券の方は2銘柄の入れ替えがありました。PTIRとSPYが外れて、NVDLNVDUがランクインしています。

ランキング上位の商品のご紹介

今月はSBI証券で2位、楽天証券で2位にランクインしたQQQの概要をご紹介します。

  • インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ)

インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ)

インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ)は、ナスダック株式市場に上場する銘柄のうち、金融セクターを除く時価総額上位100銘柄で構成されるナスダック100指数へ連動する米国ETFです。

ナスダック100指数にはハイテク関連銘柄が多数含まれており、大きな値上り益が狙えるのが特徴です。

基本的には米国の企業で構成されていますが、カナダ、オランダなどの企業も一部含まれています。

2025年11月時点の株価は600ドル/株以上と非常に高額です。1株購入するのに10万円弱がかかるので、資金力がない方にとっては購入しづらいかもしれません。

QQQは1999年に上場された歴史のあるETFで、経費率も0.20%/年と十分安い水準です。

なお、SBI証券と楽天証券の10位にランクインしたTQQQはQQQにレバレッジをかけた商品で、QQQの3倍程度大きな値動きがあるリスクの高い商品です。

構成銘柄

QQQの構成銘柄トップ10を下表に示します。

順位 銘柄 構成比
1 Nvidia 9.88%
2 Microsoft 8.39%
3 Apple 8.24%
4 Broadcom 5.59%
5 Amazon 5.10%
6 Tesla 3.53%
7 Meta Platforms Class A 3.47%
8 Alphabet Class A 3.08%
9 Alphabet Class C 2.88%
10 Netflix 2.73%

注: 2025年9月末時点の情報を基に作成

構成銘柄のトップはNvidiaで約10%の割合です。

2位以下はMicrosoft、Apple、Broadcom、Amazonとお馴染みの銘柄が並んでいます。

投資銘柄数は100程度と多くはないため、S&P500指数へ投資するVOOなどと比較して、上位銘柄の投資割合は高い傾向にあります。

セクター別の割合

次にセクター別の投資割合についてです。

No. セクター 割合
1 テクノロジー 64.14%
2 一般消費財 18.32%
3 ヘルスケア 4.22%
4 電気通信サービス 3.72%
5 資本財 3.67%
6 生活必需品 2.39%

        注:2025年9月末時点の情報を基に作成。

テクノロジーの割合が60%以上を超えており、テクノロジーセクターへの集中投資であることが分かります。

次に多いのが一般消費財で約20%です。このセクターには上位銘柄にランクインしているAmazonやTeslaなどが含まれます。

3位以下は一桁台ですから、基本的にはテクノロジーと一般消費財への投資と考えておけばよいでしょう。

株価推移

次にQQQの株価推移を下図に示します。

QQQ_株価推移_2025年11月出典:Yahoo finance

2010年くらいから急激に株価が上昇していることが分かります。そして、そのスピードは年々増しています。

2010年付近では50ドル/株程度ですから、2010年からの15年で12倍程度まで上昇している計算です。

15年前くらいにQQQを購入していれば、株価は12倍程度まで上昇したわけですから夢のある投資先だと言えるでしょう。

一方で、暴落時には一時的に大きく下落する可能性がある点には注意が必要です。

リターン

QQQの年別のリターンは以下のとおりです。

1年:23.63%

3年:31.79%

5年:17.34%

10年:20.32%

注:2025年9月末時点の情報

株価上昇からもお分かりの通り、5年リターンで17%/年以上、10年リターンで20%/年以上と脅威的なリターンを記録しています。

まとめ

本記事では2025年10月末のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキングをご紹介しました。

また、SBI証券および楽天証券で2位にランクインしたQQQの詳細をご紹介しました。

QQQは主にハイテク関連の銘柄で構成されるナスダック100指数へ投資ができる銘柄です。過去のリターンを見る限りは凄まじいリターンを記録しています。

今後もこのような高いリターンが出るとは思えませんが、それでもQQQは可能性を秘めた銘柄です。大きなリスクを取れる方であれば、投資先の1つとして検討しても面白いでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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