こんにちは、高校中退投資家Toshiです!
私はVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という米国ETFを約2,000万円ほど保有しています。
この商品は世界各国の9,000銘柄以上の株式へ投資することができる商品です。つまり、この商品さえ保有すれば世界中の株式を間接的に保有することが可能です。
したがって、投資家の間ではVTだけ購入していれば問題ないと考える人もいるくらいです。
このVTを販売するバンガード社は経費率が低い優良商品を販売していることで有名ですが、実は2022年になって嬉しいニュースが飛び込んできました。バンガード社がVTの経費率を下げると発表したのです。
VTの経費率が0.01%/年下がります!
以下の通り、VTの経費率は変更前から0.01%/年低下しました。
変更前は0.08%/年でしたが、実はこれも相当安い経費率です。例えば、100万円をVTに投資した場合、1年間に支払う手数料はたった800円です。
100万円を投資した場合に支払う手数料
変更前:800円/年
変更後:700円/年
VTが投資する銘柄は2022年1月末時点で9,350銘柄にも及びます。
たった0.07%/年の手数料を払うだけで、世界各国の株式をバンガード社が運用してくれるのです。普通は9,000銘柄もの運用を個人投資家はできませんから、VTは手間いらずの優れた商品と言ってよいでしょう。
純資産額が増えれば更に低下するかも
バンガード社は純資産額が増えれば増えるほど経費率を下げる傾向にあります。例えば、バンガード社の中でも人気ETFであるVTIやVOOは更に安い0.03%/年の経費率です。
ティッカーシンボル | 経費率 | 純資産総額 |
---|---|---|
VTI | 0.03%/年 | 約32.8兆円 |
VOO | 0.03%/年 | 約31.0兆円 |
VT | 0.07%/年 | 約2.9兆円 |
注:2022年1月末時点の純資産総額を元に1ドル=115円で計算。
一方で、不人気銘柄には注意が必要です。今回の発表でも以下のような銘柄は経費率が上昇してしまいました。
ティッカーシンボル | 変更前 | 変更後 | 差 |
---|---|---|---|
VTRIX | 0.35%/年 | 0.36%/年 | +0.01% |
VINEX | 0.39%/年 | 0.40%/年 | +0.01% |
VASVX | 0.31%/年 | 0.32%/年 | +0.01% |
VWNDX | 0.29%/年 | 0.30%/年 | +0.01% |
VWNEX | 0.19%/年 | 0.20%/年 | +0.01% |
出典:バンガードHPより
まとめ
いかがでしたでしょうか。
米国ETFであるVTを保有されている方にとっては経費率の低下は嬉しいお知らせではないでしょうか。
今回の経費率の低下はたった0.01%ですが、今後も純資産総額が増えていくのならもっと低下していく可能性があります。
高校中退投資家はVTを老後まで保有し続けるつもりです。みなさんもVTのような優良銘柄へ投資して資産形成を進めていきましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
VTを2,000万円保有しているのなら、老後資金の心配はいらないでしょう。