投資・資産形成

高配当株を持ち続けるために重要なこととは?

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投資をしている方なら配当金に魅力を感じている方も多いでしょう。

配当金は株式さえ保有していれば受け取ることができます。

一方で、株を購入して保有し続けることはそんなに簡単ではありません。頻繁に売り買いをしてしまい、リターンを下げてしまうことは往々にしてあります。

そこで本記事では高配当株を持ち続けるために大事なことを解説していきます。

TOSHIの自己紹介

  • 投資歴約9年の30代兼業投資家
  • 米国ETFを中心に世界中の株式へ分散投資
  • 2023年に純金融資産5,000万円(準富裕層)を達成

配当の魅力とは?

配当の魅力とは?配当金の魅力はずばり不労所得であることです。

配当金は株さえ保有していれば、あとは何もせずとも受け取ることができます。

株から得られる利益には値上がり益(キャピタルゲイン)もあります。

しかし、株価は大きく変動するので、仮に含み益があっても不況時に一気になくなる可能性があります。

売却するまでは利益が確定しているわけではないのです。

一方で、配当は毎年数%ずつ利益が確定されるようなものです。

給料のように定期的に自分の懐に入金されることを魅力に感じている方も多いでしょう。

配当利回りが高い銘柄を高配当株と言い、個人投資家にも人気があります。

しかし、この高配当株を長期保有することは意外に難しかったりします

多くの方は株価暴落時に不安になって売却してしまうのです。

高配当株を持ち続けることに重要なこと

それでは高配当株を保有し続けるためにはどんなことが重要なのでしょうか?

以下では大切にするべきことを解説していきます。

自分のルールを徹底すること

高配当株投資では自分のルールを徹底することが重要です。

株価が下落して配当利回りが高くなった時期を狙うのが鉄板です。なぜなら、少ない資金でたくさんの配当金を受け取れるからです。

しかし、多くの投資家は株価の下落を待ちきれません。自分の設定したルールを曲げて株価が高い時に購入してしまうのはよくあることです。

その結果、株価下落によって含み損を抱えた状態になり、不安になってせっかく購入した株を売却してしまうのです。

したがって、自分が決めたルール(購入単価)をしっかり守って投資する必要があります。

そうすれば、含み損の期間を極力抑えることができます。

優良高配当株ETFを活用

個別株の場合は業績によって大きく減配したり、最悪のケースは無配になることだってあり得ます

このような場合は戦略的に株を売却する必要も出てくるでしょう。

そこでそのような面倒を避けるために、高配当株ETF(上場投資信託)を中心に投資をするのがおすすめです。

例えば、米国高配当株ETFであるVYM(バンガード・米国高配当株式ETF)や最近話題のSCHD(シュワブ・米国配当株式ETF)のような銘柄です。

これらの銘柄を購入するだけで、数百銘柄の高配当株を間接的に保有することができます。

しかも投資対象にそぐわない銘柄は自動で入れ替えてくれるので手間要らずです。

累進配当/連続増配銘柄への投資を検討

高配当株に拘らずに累進配当/連続増配銘柄への投資を検討するのも一つの手です。

これらの銘柄は高い確率で前年よりも増配されます。

毎年毎年配当金が増えていくので、売却せずに長期保有しやすくなるでしょう。

また、これらの銘柄は株価の変動がマイルドになる傾向にありますから、暴落時も落ち着いて投資ができます。

配当利回りは高配当株より低いですが、長期保有にはもってこいの銘柄になります。

一気に投資しない

特に慣れるまでは一気に投資せずに少額から購入していくことです。

初心者にありがちなのが、暴落時にすぐにチャンスだと思って飛びつくことです。

しかし、その後も株価の下落が続いて不安になってしまい、最終的には株を売却してしまいます。

そんな簡単に株価変動を読めるのなら誰も苦労はしません。

そこで少額の購入を繰り返して少しずつ取引額を増やしていくのがおすすめです。

最近では単元未満株でも取引できる証券会社があります。そう言った制度を活用して少額で購入しながら勉強していくのです。

おすすめの投資スタイル

ここでは著者のおすすめの投資スタイルについてご紹介します。

米国高配当ETFをコアにする

VYMやSCHDなどの米国高配当ETFを中心に投資をする方法です。

これらの銘柄は増配だけでなく株価上昇も狙える優良銘柄です。

株価上昇が狙えるため、購入単価にそこまで拘らずに定期的に購入してもよいでしょう。

少しくらい購入タイミングを間違えても、長期で考えれば将来的に購入単価を上回る可能性が高いからです。

SCHDは日本の証券会社からは基本的に直接購入できませんが、SBI証券や楽天証券からは以下の投資信託が販売されています。

SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)

楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)

これらは間接的にSCHDへ投資してくれる銘柄です。投資信託なら円貨で、しかも数百円から購入できますので初心者の方も購入しやすい銘柄だと言えるでしょう。

日本の個別株を気長に待つ

高配当株投資と言えば個別株への投資が醍醐味です。

米国高配当ETFで米国の高配当株へ投資しているので、個別株では日本株をターゲットにします。

日本株の魅力の1つは配当控除などの税制優遇がある点です。また、決算書なども日本語で読めるので情報を取得しやすいというメリットもあります。

個別株の購入は株価が下落するのをじっくり待つことが必要です。上述の通り、購入単価の設定が甘いと長期間に及んで含み損を抱えることになるからです。

そのため、値上り益も狙える米国高配当ETFを定期的に購入しながら、株価下落時に日本の個別株を拾っていくスタイルが良いでしょう。

まとめ

本記事では高配当株を持ち続けるために重要なことを解説しました。

長く持ち続けるためには自分で決めたルールを徹底することが重要です。

また、個別株への投資割合を少なくして、優良高配株ETFを積極的に活用するのもよいでしょう。

高配当株を長期で持ち続けると増配によってどんどん受け取る配当金を増やすことができます。

売却せずに長期保有を前提に株を購入していくのがよいでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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