iシェアーズ米国連続増配株ETF(銘柄コード:2014)をご存知でしょうか?
本銘柄は米国に上場するDGROという米国ETF(上場投資信託)の東証版になります。2024年1月の上場以来、一部の投資家の間で注目を集めています。
2014からは年4回の分配金を受け取ることができますが、2025年最後となる11月の分配金が発表されました。
そこで本記事ではiシェアーズ米国連続増配株ETF(2014)の分配金を速報でご紹介していきます。
iシェアーズ米国連続増配株ETF(2014)の特徴
- 米国の5年以上連続増配の企業へ投資
- 2025年11月時点の配当利回りは1.6%程度
- 株価上昇と増配率の高さが魅力
2014の2025年11月の分配金
2014(iシェアーズ米国連続増配株ETF)の2025年11月の分配金は「13円/10口」でした。
2025年8月の分配金は11円/10口でしたので、昨期から増配になりました。
ただし、上記分配金は2025年11月5日現在における収益分配金見込額です。
なお、分配金の支払開始日は12月18日です。
過去の分配金との比較
DGROの分配金
DGROの年間分配金の推移を下図に示します。
上図の通り、DGROは綺麗な右肩上がりで分配金を増やしています。2014年の上場以来一度も減配した年はありません。
次にDGROの四半期ごとの分配金推移を示します。
DGROの2025年9月の分配金は、前年同時期との比較で約8%の減配でした。
3月〜9月の合計でも前年を若干下回っており、年間分配金での増配が怪しくなってきました。
2014の分配金
次に2014の四半期ごとの分配金推移を示します。
| 2月 | 5月 | 8月 | 11月 | 合計 | |
| 2024年 | – | 0.8円 | 0.8円 | 1.3円 | 2.9円 |
| 2025年 | 0.9円 | 1.0円 | 1.1円 | 1.3円 | 4.3円 |
出典:BlackRockのHPを参考に作成。
2025年11月の分配金は8月からは増配になったものの、前年同時期との比較では増配になりませんでした。
また、2025年の分配金の中では11月が最も多い月になりました。
2014の株価推移
次に2014の過去1年の株価推移をご紹介します。
トランプ政権の関税政策の影響もあり、2025年4月に大きく株価を下げましたが、その後は右肩上がりで株価は上昇しています。
11月時点では年始の株価を超えて、過去最高水準になっています。
分配金利回り
DGROの分配金利回り
2025年11月4日時点の株価を基にした分配金利回りは以下の通りです。
2024年の年間分配金
1.385085ドル ÷ 67.54ドル→約2.05%
直近4回の分配金
1.381647ドル ÷ 67.54ドル→約2.05%
DGROの分配金利回りは2%以上あります。同じく増配銘柄であるVIGより若干高いくらいです。
2014の配当利回り
2025年11月5日時点の株価を基に計算した分配金利回りは以下の通りです。
直近4回の分配金
43円/10口÷2,661円/10口→約1.62%
分配金利回りは2%以下でDGROよりも低い状態が続いています。
為替の影響もあるとは思いますが、なかなか本家DGROの分配金利回りに近づきません。
まとめ
本記事では2025年11月のiシェアーズ米国連続増配株ETF(2014)の分配金を速報でご紹介しました。
11月の分配金は13円/10口で、8月の分配金よりも増配になりました。
本家DGROは2%を超える分配金利回りですが、2014は1.6%程度と低い状態が続いています。
DGROは上場以来年間分配金での減配はありませんので、2014への長期投資で分配金を着実に増やしていけるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。

