FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング技能検定)という資格をご存知でしょうか?
高校中退投資家Toshiは、配当金生活を目指すならこのFP技能検定を必ず勉強しておくべきだと考えています。
資格を保有していることが何かに役立つというよりは、FP技能検定を勉強することで得られる知識が配当金生活を送る上で強い味方になります。
本記事では、FP技能検定がなぜ配当金生活を目指す人に必須なのかを解説していきます。3級FP技能検定なら学生でも取得できる内容です。ぜひ今日から勉強して配当金生活を一緒に目指していきましょう。
本記事がおすすめな方
- 配当金生活を目指している人
- お金の勉強を始めたい考えている人
- 投資初心者の方
配当金生活を目指すならFP資格は取得しておくべき!
FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング技能検定)は、銀行や証券会社、保険会社にお勤めの方がよく取得する資格です。しかし、一般の方、例えば主婦なども多く受験しています。年間で何十万人という規模の受験者がいる人気資格です。
FP技能検定の試験内容は下記の分野に分かれており、これらの知識を広く浅く学ぶことになります。
FP技能検定の出題範囲
- ライフプランニングと資金計画(公的年金や社会保険など)
- リスク管理(生命保険等)
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業継承
公的年金、保険、投資、税金、不動産、相続、どの分野も普段の生活に密接に結びついています。多くの方が一通り知っておくべき分野です。
FP技能士は使えない資格?
しかし、このFP技能検定試験は全く使えない資格だとよく言われます。
その理由の1つが、専門性が低いことです。
FP技能検定に合格したとしても、具体的な法律判断をしたり、税務相談に乗ったりすることはできません。これらは弁護士や税理士の業務です。
FP技能士ができることは、一般的な説明をするまでに限定されてしまいます。悪い言い方をすれば、非常に中途半端な資格です。
しかし、これは資格を取得して稼ぐという視点で考えた場合です。試験分野は全て普段の生活に密接に結びついていますので、教養として学ぶのであれば非常に良くできた資格検定だと言えます。
配当金生活を目指す人がFPを学ぶべき理由!
上述の通り、配当金生活を目指すならFP技能検定を学ぶべきです。
FP技能検定で学ぶ分野がどれくらい普段の生活に密接に関わっているのか、下記でご説明していきます。
1. ライフプランニングと資金計画/リスク管理
配当金生活を送る上で、公的年金や保険制度を理解しておくことは必須です。
リタイア後の収入は限定されますから、必要な老後資金をしっかりと確保しておく必要があります。これは年金制度が深く関わってきます。また、たとえリタイアしたとしても、社会保険料は毎月納付する必要があります。
この分野の理解がないままリタイアしてしまうと、老後貧乏になって困ったり、社会に迷惑をかけてしまう可能性があります。
2. 金融資産運用
金融資産運用の知識が必須であることは言うまでもないでしょう。
よほどの高給取りでない限り、投資をしないで配当金生活に必要な資産を確保することはできません。世の中の大半の方は毎月コツコツと投資へお金を回して、配当金生活を目指すことになります。したがって、資産運用の知識は必須です。
また、NISA(少額投資非課税制度)という非課税で投資ができる制度もあります。この制度を有効に活用することによって、投資のリターンを高めることが可能です。
そもそも「配当金生活」という名前自体から投資することが前提です。この分野の最低限の知識は理解しておく必要があるでしょう。
3. タックスプランニング
配当金生活を送る上で税金に関する知識は必須です。
先にご説明した資産運用の分野では、基本的には収益に対して20.315%の税金を払います。しかし、例えば配当金であれば、総合課税で確定申告をすることで支払った税金の一部を取り戻すことが可能です。
所得税のシステムをしっかり理解していないと、逆に本来支払う必要のない税金を払うはめになりかねません。この部分をクリアにするだけで、月数万円を節約できる可能性すらあります。
4. 不動産
何も不動産投資について勉強すべきだと言っているのではありません。
賃貸でアパートやマンションを借りるにしても、地方に一軒家を購入するにしても、不動産の最低限の知識があったほうが有利です。
多くの方にとって、家賃は固定費の中で最も大きな割合を占めます。また、住宅を購入することは人生における一大イベントです。普通の方は1〜2回しかありません。
つまり、大金が動くわけですからここで失敗すると大きなダメージを負ってしまいます。失敗が許されない分野ですから、しっかりと勉強しておく必要があります。
5. 相続・事業継承
相続なんて自分には関係ないと思っていませんか?
配当金生活をしている方であれば、数千万円以上の資産を保有しているはずです。
自分では全てのお金を使い切って死ねば良いと思っても、実はそう簡単にできるものではありません。いつ死ぬかなんて誰にも分かりませんし、自分の資産が減っていくことは精神的にかなりきついことです。
死ぬ時にちょうど資産が0円になったなんてことは奇跡としか言いようがないのです。
また、多額の資産を残してしまうと家族が揉める可能性があります。私も経験したことがあるのですが、お金のことになると人は変わるので要注意です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
FP技能検定は仕事で給料アップに直結する資格ではありませんが、配当金生活の準備のためには非常に優れた資格であると言えます。
日常生活に係るイベントが網羅されていますから、教養の1つとして学んでおきたいところです。
配当金生活での失敗リスクを減らすためにも、社会の仕組みをきちんと理解していきましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。