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【HSBC香港】おすすめ人気ファンド 2020年12月版

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「HSBC香港のような世界的な銀行では、どのような投資商品が人気なのでしょうか?」

高校中退投資家Toshiは世界有数の銀行である「HSBC香港」に銀行口座を開設しています。海外セミリタイア生活を目指していますので、海外在住でも投資できる環境を作りたいからです。

本記事では、HSBC香港で毎月公表されている人気ファンドについて考察します。人気ファンドを考察することで、「世界的な投資の潮流」を理解することができます。

なお、下記記事で2020年11月のHSBC香港ファンドランキングをご紹介しました。本記事は2020年12月版の人気ファンドの解説です。

【HSBC香港】おすすめ人気ファンド 2020年11月版高校中退投資家Toshiは世界でも有数の銀行である「HSBC香港」に銀行口座を開設しています。「HSBC香港」では日本では購入できない投資商品も多数販売されていますが、どのような商品が人気なのでしょうか? 本記事では、2020年11月のHSBC香港人気ファンドについてご紹介します。HSBC香港に口座開設を検討している方、口座を保有されている方はぜひご覧ください。...

HSBC香港おすすめファンドランキング 2020年12月版

HSBC香港のホームページで紹介されている12月の人気ファンドを下表にまとめます。

2020年12月のランキングは、2020年11月のランキングと全く同じで、新しくランクインしたファンドはありませんでした。

2020年12月の人気ファンド

HSBC カテゴリー ファンド名
Specialised Sector Equity JPM US Technology A
Domestic Equity – China JPMorgan China Pioneer A-Share Fund
Asian Fixed Income Fidelity Funds Asian Bond Fund
Asian Fixed Income HSBC Asian Bond Fund
Asian Fixed Income HSBC CIT-HSBC Asia High Income Bond Fund
Asian Fixed Income Blackrock Global Funds-Asian Tiger Bond Fund
Asian Fixed Income BlackRock Asian Tiger Bond Fund
Asian Fixed Income JPMorgan Asian Total Return Bond
US Fixed Income AB – American Income Portfolio
Multi-Asset – Asia HSBC COLLECTIVE INVESTMENT TRUST-HSBC CHINA MULTI-ASSET INCOME
Multi-Asset – Asia HSBC GIF – MANAGED SOLUTION-ASIA FOCUSED INCOME

出典:HSBC香港HPより作成

投資対象が債券のファンドが多くランクインしています。株式が投資対象のものは2つで、中国とアメリカを投資対象にするものです。

また、その他2つのファンドは、債券や株式に加えて不動産やコモディティなども投資対象に入ったファンドです。

人気ファンドのコロナショックから現在までの値動き

人気ファンドのコロナショックからの値動きについて確認していきたいと思います。下表に2020年3月の底値を0%とした場合の、2020年12月末時点までの基準価額の上昇率を示します。

ファンド名 2020年3月→12月
JPM US Technology A 138.27%
JPMorgan China Pioneer A-Share Fund 94.91%
Fidelity Funds Asian Bond Fund 19.82%
HSBC Asian Bond Fund 13.92%
HSBC CIT-HSBC Asia High Income Bond Fund 17.01%
Blackrock Global Funds-Asian Tiger Bond Fund 18.74%
BlackRock Asian Tiger Bond Fund 18.83%
JPMorgan Asian Total Return Bond 15.85%
AB – American Income Portfolio 23.94%
HSBC COLLECTIVE INVESTMENT TRUST-HSBC CHINA MULTI-ASSET INCOME 38.40%
HSBC GIF – MANAGED SOLUTION-ASIA FOCUSED INCOME 30.06%

出典:HSBC香港HPより作成

やはり株式ファンドである「JPM US Technology A」と「JPMorgan China Pioneer A-Share Fund」の上昇率がずば抜けて大きいことが分かります。

債券ファンドは20%弱程度ですから、株式ファンドのほうが5倍以上も高い結果となりました。

次にコロナショック前の最高値と2020年12月末時点の基準価額を比較してみます。

ファンド名 下落前の最高値との比較
JPM US Technology A −17.84%
JPMorgan China Pioneer A-Share Fund 58.56%
Fidelity Funds Asian Bond Fund 5.12%
HSBC Asian Bond Fund 2.42%
HSBC CIT-HSBC Asia High Income Bond Fund 2.19%
Blackrock Global Funds-Asian Tiger Bond Fund 3.84%
BlackRock Asian Tiger Bond Fund 3.85%
JPMorgan Asian Total Return Bond 3.67%
AB – American Income Portfolio 1.68%
HSBC COLLECTIVE INVESTMENT TRUST-HSBC CHINA MULTI-ASSET INCOME 14.91%
HSBC GIF – MANAGED SOLUTION-ASIA FOCUSED INCOME 8.31%

出典:HSBC香港HPより作成

中国株を投資対象とする「JPMorgan China Pioneer A-Share Fund」は過去と比較してかなり高い基準価額であることが分かります。

一方で、「JPM US Technology A」は過去との比較で唯一マイナスです。これは、2000年頃のITバブルのときの基準価額が高かったためです。ここ10年くらいで考えれば、「JPM US Technology A」の基準価額は非常に高い状態にあります。

その他のファンドも、過去の基準価額と比較して最高値を更新しています。まさに株高、債券高の状況です。

所感

いかがでしたでしょうか。

2020年12月の人気ファンドは、11月と全く同じラインナップでした。HSBC香港では債券ファンドの人気が高いようです。

一方で、コロナショック以降でパフォーマンスが良いのはやはり株式を投資対象にしたファンドです。特に、中国株を投資対象にする「JPMorgan China Pioneer A-Share Fund」は過去との比較でも最も高い基準価額です。新興国へも資金が流入していることが考えられます。

コロナのワクチン接種が思うように進んでいません。この状況が長期化した場合はこれらのファンドにどのような影響が出るのでしょうか。引き続きHSBC香港の人気ファンドを分析していきたいと思います。

以上ご参考になれば幸いです。

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