セミリタイアやFIRE(経済的自立と早期リタイア)する人は無能なのでしょうか?
セミリタイアする人達は社会不適合者、無能だと言われることがあります。
セミリタイアを目指している人や実際にセミリタイアを達成した人も、自分のことを卑下して無能だと言う人が多いような気がします。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
本記事ではセミリタイアする人が本当に無能なのか深掘りしていきます。
セミリタイアする人は無能なのか?
結論としてセミリタイアできる人は無能ではなく一種の才能の持ち主だと言えます。
よく「無能サラリーマンでもセミリタイアできた」とか「手取りが低いポンコツサラリーマンでもなんとかなった」などの発信を目にします。
しかし、実際にセミリタイアできるほどの資産を作ったり、セミリタイアを実行できる人はかなり少ないです。
それだけセミリタイアのハードルは高く、そんなに簡単に達成できるものではないのです。
ある種の才能がなければその域までは到達できないでしょう。
セミリタイアできるのはどんな人?
それではどんな人がセミリタイアを達成できるのでしょうか?
以下ではセミリタイアできる人の特徴について解説していきます。
コツコツ続けられる人
コツコツ継続できることはセミリタイアを達成できる人の特徴の1つです。
セミリタイアには色々な種類があります。例えば、リーンFIRE、ファットFIRE、バリスタFIREなどです。
それぞれのタイプでリタイアに必要な資産額は異なりますが、それでもセミリタイア資金として数千万円規模の資産が必要になるでしょう。
普通の人はそんな資産はすぐに準備できません。10年~20年とかけてセミリタイア資金を準備していくのです。
当然ながら長期間コツコツ続けられる人でなければいけません。
長期的な視点で考えられる人
長期的な視点を持っていることも重要な要素になるでしょう。
コツコツ継続できることにもつながりますが、セミリタイア資金の準備には長期間かかるため、長期的な視点で取り組む必要があります。
セミリタイアを達成するための目標を設定し、自身で設定したマイルストーンを1つ1つ達成できる人でなければいけません。
強い信念を持っている
強い信念を持っていることも見逃せません。
何十年単位で行動し続けることは普通の人にはできません。
セミリタイアしたいという強い信念が必要です。
また、普通に考えればセミリタイアする人はかなり異質な存在です。
協調性を求める日本において、周りと違うことは批判されます。
セミリタイアできる人は周りの声にも惑わされない強い信念を持っている人だけなのです。
税金をたくさん納めている
見逃せないのが実は税金をそれなりに納めている人だという点です。
資産を作るには節約も大事ですが、節約だけではセミリタイアを目指すのに限界があります。
高収入の会社にお勤めで手取りが高いか、副業などで収入を増やしている人でなければいけません。
また、資産形成には投資も欠かせません。
配当金などを受け取っていれば、自ずと資産所得に対する税金を納めていることになります。
このように税金を多く納めてきた方がセミリタイアを達成できる人だと言えるでしょう。
セミリタイアできる人は無能ではない!
上述の特徴を考えれば、セミリタイアする人が無能ではないことをお分かりいただけると思います。
セミリタイアできる人は目標に向かって長期的にコツコツと取り組める方です。
また、自分の信念を持っている人でもあります。
ですからセミリタイアする人の中には仕事がめちゃくちゃできる人がいます。そんな人が突然「会社を辞めます!」と言って、周りから驚かれるケースがあるのも頷けます。
もちろん会社での仕事がうまくできない人がいるのも事実でしょう。
特にそういう方々が自分を無能だと感じてしまうのです。
その理由の1つに会社員としての仕事が合わないことが挙げられるでしょう。
日本の会社では協調性が求められますし、チームで働く必要があります。
人付き合いが苦手だったり、コミュニケーションを取るのが苦手な人だっています。
一方で、セミリタイアを達成できる人は自分一人でコツコツできる人です。ですから会社員にこだわらずに独立して何かをやるのもよいでしょう。
セミリタイアできる状況を作れた方は、自分を無能だと考えるのではなく、自信を持って生きやすい場所を探していけばよいのです。
以上、ご参考になれば幸いです。