こんにちは、高校中退投資家Toshiです!
私は高校を中退し、高卒認定の資格を取得してから大学を卒業した異色の経歴の持ち主です。
高校を中退したことはほとんど後悔していないのですが、そんな私が唯一苦労したことがあります。それが「就職活動」です。
本記事では高校を中退することが就職活動にどのような影響を与えるのか、私の経験を交えてご紹介していきます。
高校を中退すると就職活動はどうなるのか?
私は高校中退後に大学を卒業していますので、最終学歴は「大卒」です。したがって、「中卒」という立場で就職活動をしたわけではありません。
しかし、たとえ大卒という肩書を持っていたとしても、就職活動において高校中退であることは大きな影響を与えます。
以下では、私の経験を交えて説明していきます。
高校中退は明らかにマイナスイメージ
当然ではありますが、高校中退のイメージはよくありません。
皆さんが採用側の人間だったら、下記のように考えるのが普通ではないでしょうか。
「性格に難があるのかな?」
「採用してもすぐ会社をやめるのでは?」
「周りの社員とうまくやっていけるのか?」
私は嘘はつかずに履歴書に「高校中退」としっかり記載していました。
しかし、その後に大学の情報が続くため、採用側も「高校中退」であることを見落としているケースが結構ありました。
XXX年X月 〇〇高校中退
XXX年X月 〇〇大学卒業見込み
それなりに就職に強い大学だったので、書類審査はすんなり通って面接まではこぎつけます。でも、面接で担当者が「高校中退」であることに気づいた途端、状況は一変します。
面接官の顔が明らかに曇って、興味が全くなくなるか非常に高圧的な質問に変わります。
「そんな簡単に高校を辞めて良いのか?」
「そんな人間は社会に通用しない!」
こちらからすれば、今までニコニコしながら質問してたじゃないかと思うのですが仕方ありません。
このような状況になると、次の面接に進むことはまずできません。「だったらエントリーシートの段階で落としてくれよ」、というのが正直な気持ちでした。
高校中退を隠して就職活動をするとどうなるか?
就職活動があまりにもうまくいかなくて落ちこんでいた時期もありました。
本当はだめなことなのですが、いくつかの会社に対しては履歴書に「高校中退」を記載しないで出したこともありました。
そしたら驚くべきことに、ほぼすべての会社で面接を突破していくのです。
嘘をついてはいけないので、それらの会社はすべて途中で辞退しました。しかし、正直怖くなるレベルでした。
このことから日本の企業は人物像なんかちっとも見ていないんだなとはっきりと理解しました。高校中退を書く書かない、あるいは面接で言う言わないで面接の突破率が格段に変わるわけです。
多くの企業の採用担当にとっては、良い高校を出て良い大学を無難に卒業することが重要なのです。仮に私のような高校中退を採用して、すぐに辞めてしまったらどうでしょうか?
そんな人材を採用した採用担当の責任になってしまいます。採用側もそのようなリスクは取りたくないのです。
高校中退投資家Toshiの就職実績
色々と苦労した就職活動ですが、最終的には内定をいただくことができました。
正確な数字は覚えていないものの、50社以上の採用試験を受けたはずです。周りの友人ではもっと苦労している人がいましたから、私はラッキーな方だったかもしれません。
このように、中には私のような訳の分からない人材を採用する会社もあることはあるのです。ただし、これは本当に一部の企業です。
また、面接を担当した方の人柄にもよります。入社してから分かったことですが、その時の採用担当の好みで大きく採用される人物が変わる会社でした。
周りと同じ人生を歩みたいなら大学を出た方がよい!
私の就職活動の経験から、「周りと同じような人生を歩みたい」のなら高校を中退すべきではないし、大学まで出ておいた方がよいと思います。
日本の採用面接においては大学名が重要な要素であるし、高校中退はマイナスに扱われるケースが多いからです。
もちろん、わたしが就職活動をしたのは10年近く前のことですから、今は状況が変わっているかもしれません。加えて、会社に就職しなくても生きていく手段が格段に増えているのも事実です。
ですから必ずしも高校を卒業すべきとは言いません。しかし、もしそれなりの有名企業に入って、周りと同じように会社員として生きていきたいとお考えなら、高校中退はおすすめできないし、それなりの大学を卒業する必要があるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高校中退というのはたとえ最終学歴が大卒だったとしても、就職活動に大きな影響を与えます。できることなら高校を卒業して名門大学を目指した方がよいです。
ただし、これだけは言っておきたいのは、自分がしっかりと選んだ道ならそれで良いということです。私は30年以上生きてきたわけですが、高校を中退したことを後悔していません。
なぜなら、親や周りに決められたことではなく自分で決めた決断だからです。こういった経験から、経済的自由を達成して会社をやめたとしてもきっと後悔しないと確信しているのです。
以上、ご参考になれば幸いです。