こんにちは、高校中退投資家Toshiです。
私は主に米国高配当株ETF(HDV、SPYD、VYM)へ投資しています。一方で、日本の高配当株へ投資すると、「配当控除」が使えるという大きなメリットがあります。
日本の高配当株ETFの中で高い配当利回りが期待できるのが、「日経高配当株50ETF(1489)」です。
「日経高配当株50ETF」は年4回(1月、4月、7月、10月)配当を出しますが、2021年7月の配当金が公表されました。
本記事では「日経高配当株50ETF」の2021年7月の配当金についてご紹介します。
最新の2022年10月の配当金速報は以下の記事でご紹介しています。
日経高配当株ETF50(1489)の特徴
- 2021年6月末時点の配当利回りは約3.4%
- 2021年に入り株価は上昇中
- 構成銘柄には景気敏感株が多い
2021年7月の「日経高配当株50ETF」の配当金
「日経高配当株50ETF」の2021年7月の配当金は「100円/株」でした。
前年同時期(2020年7月)は21円/株でしたから、約4.76倍と大幅な増配を記録しました。
過去の配当金との比較
「日経高配当株50ETF」の2018年〜2020年の年間配当金の推移を示します。
2019年は増配であったものの、2020年はコロナの影響で大きく減配しました。まだ設定からの期間が短いため、増配や減配の傾向は分かりません。
次に四半期ごとの配当金記録を示します。
1月 | 4月 | 7月 | 10月 | 合計 | |
2017年 | – | 443円 | 62円 | 477円 | 981円 |
2018年 | 74円 | 558円 | 74円 | 544円 | 1,250円 |
2019年 | 90円 | 604円 | 73円 | 572円 | 1,339円 |
2020年 | 103円 | 569円 | 21円 | 465円 | 1,158円 |
2021年 | 105円 | 587円 | 100円 | – | – |
出典:野村アセットマネジメントHPを参考に作成。2021年7月の分配金は2021年7月2日時点の収益分配金見込額。
2021年7月の配当金は過去の7月の配当金の中で最も高い結果となりました。また、1月〜7月の合計配当金(792円/株)で考えても、最も高かった2019年の767円/株を超えています。
今年の配当金は残すところ10月のみとなりましたが、このペースで行けば年間配当金は過去最高を更新しそうです。少なくとも、2020年の年間配当金を超えることはほぼ確実と見てよいでしょう。
2021年の株価推移
「日経高配当株50ETF」の2021年年始からの株価推移を下図に示します。
年始1月4日の株価が29,650円/株でしたが、7月5日時点では35,050円/株へと大きく上昇しています。たった半年で約18%も株価が上がっています。
出典: yahoo finance
配当利回り
7月5日時点の株価を基に計算した配当利回りを下記に示します。
① 2020年の年間配当金を基準にした場合
1,158円/株÷35,050円/株→約3.30%
② 2020年12月と2021年1月〜7月の配当金の合計を基準にした場合
1,284円/株÷35,050円/株→約3.67%
①の利回りは税引後で考えると約2.6%と高配当株ETFとしては物足りないレベルです。2021年の配当金を反映させた②はより現実的であると考えられますが、税引後は0.29%の利回りでわずかに3%に及ばない状況です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「日経高配当株50ETF」の2021年7月の配当金についてご紹介しました。
2021年7月の配当金は前年同時期を大きく超えてきました。今回の結果により、2021年の年間配当金が2020年を超えるのはほぼ確実でしょう。
また、「日経高配当株50ETF」の株価は年始と比べてだいぶ上がっています。ただし、少し株価が下がった時に購入できれば税引後の配当利回り3%以上も十分狙えるレベルです。
以上、ご参考になれば幸いです。
「日経高配当株50ETF」の詳細は下記記事でご紹介しています。