日本の高配当株ETFへの投資を検討するなら、まず候補に挙がるのが「日経高配当株50ETF(1489)」です。
「日経高配当株50ETF」なら3%〜4%の配当利回りが狙えますし、年4回(1月、4月、7月、10月)分配金を受け取ることができます。
本記事ではそんな「日経高配当株50ETF」の2022年10月の分配金を速報でご紹介します。また、過去の分配金推移や現時点の利回りなどについても解説していきます。
日経高配当株ETF50(1489)の特徴
- 2022年10月時点の配当利回りは約5.2%
- 日経平均株価の構成銘柄の中で配当利回りの高い50銘柄で構成
- 構成銘柄には景気敏感株が多い
2022年10月の「日経高配当株50ETF」の分配金
日経高配当株50ETF(1489)の2022年10月の分配金は「940円/株」でした。
2021年10月は616円/株の分配金でしたから、前年同時期から50%以上もの大幅な増配になりました。
過去の分配金との比較
日経高配当株50ETFの設定から現在までの年間配当金の推移を下図に示します。
2020年はコロナの影響で減配になりましたが、2021年は急回復しました。また、2022年の年間配当金は2021年を大きく上回り、過去最高を記録しています。
次に2022年10月の分配金を反映させた四半期ごとの配当金推移を下表に示します。
1月 | 4月 | 7月 | 10月 | 合計 | |
2017年 | – | 443円 | 62円 | 477円 | 981円 |
2018年 | 74円 | 558円 | 74円 | 544円 | 1,250円 |
2019年 | 90円 | 604円 | 73円 | 572円 | 1,339円 |
2020年 | 103円 | 569円 | 21円 | 465円 | 1,158円 |
2021年 | 105円 | 587円 | 100円 | 616円 | 1,408円 |
2022年 | 107円 | 918円 | 177円 | 940円 | 2,142円 |
出典:野村アセットマネジメントHPを参考に作成。2022年10月の分配金は2022年10月5日発表の収益分配金見込額。
2022年10月の分配金は過去の10月の中で最も高い分配金になりました。
この結果、1月、4月、7月、10月の全ての月で過去最高の分配金を記録しました。年間分配金でも前年から約50%もの増配という結果になりました。
日経高配当株50ETFの株価推移
次に年始からの日経高配当株50ETFの株価推移を確認しましょう。
年始2022年1月4日の株価は37,390円/株でした。10月5日時点では41,010円/株ですから、年始から約10%の上昇です。
出典: Yahoo finance
配当利回り
2022年10月5日時点の株価を基に配当利回りを計算してみましょう。
① 2021年の年間配当金を基準にした場合
1,408円/株÷41,010円/株→約3.43%
② 2022年の年間分配金を基準にした場合
2,142円/株÷41,010円/株→約5.22%
2022年は大幅に増配したため、2022年の年間配当金で利回りを計算すると5%を超えるレベルです。税引後でも4%を超えますから、利回りはかなり魅力的な水準です。
まとめ
本記事では日経高配当株50ETF(1489)の2022年10月の配当金についてご紹介しました。
2022年10月の配当金は前年同時期と比較して大幅な増配でした。その結果、年間配当金でも昨年を50%以上も上回っています。
配当利回りは5%を超えるレベルになっていますから、高配当株としてかなり魅力のある水準になっています。米国株だけでなく日本の高配当株への投資も検討してみてはいかがでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。
「日経高配当株50ETF」の詳細は下記記事でご紹介しています。