投資・資産形成

2023年2月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!

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NISA(少額投資非課税制度)をするならどんな銘柄を選べばよいのでしょうか?

多くの方はランキング上位の人気銘柄を投資対象としてまず検討されるのではないでしょうか。しかし、ランキング上位でも長期積立に向かない商品もあります。

そこで本記事では大手ネット証券のSBI証券と楽天証券のNISAランキング(2023年2月)を解説していきます。NISAの商品選定の参考にしていただければ幸いです。

なお、2023年1月のランキングは下記記事でもご紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 投資信託
2023年1月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!みなさんはNISA(少額投資非課税制度)を活用して資産形成をされていますか? 本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券の2023年1月のNISAランキングをご紹介していきます。NISAの活用を検討されている方、活用されている方はぜひ御覧ください。...

2023年2月のNISAランキング

2023年2月のSBI証券と楽天証券のNISAランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
3 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 楽天・全米株式インデックス・ファンド
4 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
5 SBI・全世界株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim先進国株式インデックス
6 eMAXIS Slim全世界株式(除く日本) 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
7 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス iFreeレバレッジ NASDAQ100
8 SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド 楽天レバレッジNASDAQ-100
9 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) キャピタル世界株式ファンド
10 ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイ外国株式インデックスファンド

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は2月のつみたてNISAの積立設定金額ランキング楽天証券は2月のNISAの積立設定金額ランキング。

SBI証券は先月のランキングから順位の入れ替えのみで、新規にランクインした銘柄はありませんでした。

一方で、楽天証券は1銘柄だけ入れ替えがありました。「モルガン・スタンレーグローバル・プレミアム株式オープン(為替ヘッジなし)」が外れて、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」がランクインしました。

毎月のことではありますが、楽天証券の7位と8位には株価変動が大きくリスクの高いレバレッジ型の商品が含まれています。

ランキング上位商品のご紹介

2023年NISAランキング今月は楽天証券の7位にランクインした「iFreeレバレッジ NASDAQ100」をご紹介していきます。

iFreeレバレッジ NASDAQ100

「iFreeレバレッジ NASDAQ100」はNASDAQ100指数の値動きの2倍程度になることを目指して設計された投資信託です。

「レバレッジ」と「NASDAQ100」の略称でレバナスと呼ばれています。「レバナス」という言葉を一度は聞いたことがある方も多いでしょう。

NASDAQ100指数はハイテク系の銘柄で構成されており、株価の変動が大きいのが特徴です。

そんな指数にレバレッジをかけていますから、株価上昇時には大きな株価上昇が期待できます。

一方で、反対に株価が下落する時は大きく下落してしまいます。つまり、値動きが非常に大きな商品なのです。

なお、楽天証券の8位にランクインした「楽天レバレッジNASDAQ-100」は同じコンセプトの銘柄です。

「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の信託報酬は0.99%ですが、楽天の方は0.77%と信託報酬が低いです。こだわりがなければ「楽天レバレッジNASDAQ-100」を選択したほうがよいでしょう。

NASDAQ-100指数の構成銘柄

「iFreeレバレッジ NASDAQ100」が連動を目指す「NASDAQ-100指数」の構成銘柄トップ10を下表に示します。

米国のナスダック市場に上場するハイテク企業で構成されています。特に注目すべきは上位銘柄の割合が高い点です。1位のアップルだけで15%を超える割合です。

順位 銘柄 比率
1 アップル 15.53%
2 マイクロソフト 12.92%
3 アマゾン 7.25%
4 アルファベット C 4.09%
5 アルファベット A 3.99%
6 エヌビディア 3.01%
7 テスラ 2.80%
8 メタプラットフォームズ 2.23%
9 ASMLホールディング 1.90%
10 ペプシコ 1.75%

注:JTG証券HPより作成(2022年12月30日時点)

NASDAQ-100指数の株価推移

次に「NASDAQ-100指数」の株価推移を示します。

2020年のコロナショック以降は急激に株価を上昇させました。一方で、2022年以降は株価が大きく下落しています。

ナスダック100株価指数 株価推移出典:Yahoo finance

リターン

「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の年間収益率を以下に示します。

2020年:91.4%

2021年:57.8%

2022年:-56.1%

株価推移で示した通り、コロナショック以降の2020年と2021年は凄まじいリターンでした。一方で、2022年は大幅なマイナスです。

したがって、2022年にこの商品を購入された方は大幅なマイナスになっている方も多いでしょう。

このように、基準価額の変動が非常に大きいので注意が必要です。

まとめ

本記事では2023年2月のNISA人気ランキングをご紹介しました。また、楽天証券の7位にランクインした「iFreeレバレッジ NASDAQ100」の詳細を解説しました。

「iFreeレバレッジ NASDAQ100」はナスダック100株価指数の2倍程度の値動きに連動するように設計された商品です。

この銘柄の特徴は値動きが非常に大きいことです。株価上昇時には大きく儲けることができますが、損をする時は大きく損をするため、特に初心者の方は注意が必要でしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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