投資・資産形成

2024年5月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!

2024年から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしましたね。一方で、NISAを活用してどのような銘柄を購入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

多くの方はランキング上位の人気銘柄を投資対象としてまず検討されるでしょう。しかし、ランキング上位でも長期積立に向かない商品はたくさんあります。

そこで本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券で購入されている人気銘柄のランキング(2024年5月)を解説していきます。

2024年5月のNISAランキング

2024年5月のSBI証券と楽天証券のNISAランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3 iFreeNEXT FANG+インデックス 楽天・S&P500インデックス・ファンド
4 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
5 Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式) 楽天・全米株式インデックス・ファンド
6 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド iFreeNEXT FANG+インデックス
7 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) 楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド
8 日経平均高配当利回り株ファンド ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
9 iFreeNEXT インド株インデックス
10 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は2024年5月のNISA(成長投資枠+つみたて投資枠)の月間積立設定金額ランキング、楽天証券は2024年5月のNISAの買付金額ランキング。

SBI証券では「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」と「野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)」が新規にランクインしました。

Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」は2024年5月16日に設定されたばかりの新しい銘柄です。月の途中に設定されたにもかかわらず5位にランクインしており、すでに大きな人気を集めています。

楽天証券の方は「iFreeNEXT インド株インデックス」の1銘柄のみが新規にランクインしました。10位もインド株へ投資する銘柄ですから、インド株の人気の高さが分かります。

ランキング上位商品のご紹介

NISA Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)今月はSBI証券の5位にランクインした「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」をご紹介します。

Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)

「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」はS&P500指数の構成銘柄の中の時価総額上位10銘柄へ投資する投資信託です。

S&P500指数は米国企業の中から厳しい基準をクリアした500銘柄で構成される指数です。この中から時価総額の高い一部企業へ絞って集中投資することになります。

日本で言えば、トヨタ、三菱UFJ、ソニーなどの時価総額が大きい企業のみへ投資するイメージです。

直近10年程度のリターンを考えると、S&P500指数へ投資するよりもトップ10銘柄へ絞って投資した方が高いリターンが得られました。

集中投資になる点には注意が必要ですが、過去の傾向からは高いリターンが期待できる銘柄だと言えるでしょう。

なお、信託報酬は年率0.10725%とかなり低い水準です。

構成銘柄

「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」の構成銘柄を下表に示します。

順位 銘柄 比率
1 マイクロソフト 21.9%
2 アップル 18.8%
3 エヌビディア 13.9%
4 アマゾン・ドット・コム 11.4%
5 メタ・プラットフォームズ 7.7%
6 アルファベット(クラスA) 5.8%
7 バークシャー・ハサウェイ 5.3%
8 アルファベット(クラスC) 5.0%
9 テスラ 4.0%
10 ユナイテッドヘルス・グループ 3.2%
11 ジョンソン・エンド・ジョンソン 2.8%
12 ケンビュー 0.2%

出典:Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)の交付目論見書を基に作成。2024年2月末時点の構成銘柄。

S&P500指数の中からトップ10の企業を抜き出しているため、マイクロソフトやアップルなど世界的な大企業が名を連ねています。

一方で、銘柄数が少ないこともあり各銘柄の投資割合が高い点には注意が必要です。

マイクロソフトとアップルは約20%、エヌビディアとアマゾンも10%以上です。上位4銘柄だけで60%以上の投資割合になります。

リターン

「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」はまだ運用を開始したばかりなので、ベンチマークであるS&P500トップ10指数のリターンをご紹介します。

なお、比較対象のためにランキング1位と2位のeMAXIS Slim シリーズの商品も一緒に示しています。

銘柄 2019 2020 2021 2022 2023
S&P500トップ10 39.7% 32.0% 53.8% -26.0% 73.7%
全世界株式(オール・カントリー) 26.8% 9.0% 32.7%  -5.6%  19.6%
米国株式(S&P500) 30.5% 10.3% 44.5%  -6.1%  23.3%

本銘柄がS&P500と比較して高いリターンを記録してきたことが分かります。

このことからも、近年のS&P500指数のリターンの多くが一部の上位銘柄によるものだったと理解できます。

一方で、2022年のリターンは他2銘柄と比較して大きく負けています。このようにリターンが低い時期がある点は理解しておく必要があります。

まとめ

本記事では2024年5月のNISA人気ランキングをご紹介しました。

また、SBI証券の5位にランクインした「Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)の詳細を解説しました。

Tracers S&P500トップ10インデックス(米国株式)」はS&P500指数の上位銘柄へ集中投資する銘柄です。

過去の傾向からはS&P500指数を大きく上回るリターンがあります。また、信託報酬も低く面白い投資先になるでしょう。

一方で、この傾向が今後も続くとは限りませんし、10銘柄程度の集中投資になる点には注意が必要です。

特に初心者の方はこの銘柄への全力投資は避けた方が無難でしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA