こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!
2024年から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしましたね。一方で、NISAを活用してどのような銘柄を購入すべきか悩んでいる方も多いでしょう。
多くの方はランキング上位の人気銘柄を投資対象としてまず検討されるはずです。しかし、ランキング上位でも長期積立に向かない商品はたくさんあります。
本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券の人気銘柄ランキング(2025年11月)を解説していきます。
2025年11月のNISAランキング
2025年11月のSBI証券と楽天証券のNISAランキングは以下の通りです。
| 順位 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 1 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
| 2 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
| 3 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | iFreeNEXT FANG+インデックス |
| 4 | ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド | 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド |
| 5 | iFreeNEXT FANG+インデックス | 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド |
| 6 | eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックスファンド三菱UFJ 純金ファンド |
| 7 | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド |
| 8 | 一歩先いく US テック・トップ20インデックス | 楽天・シュワブ高配当株式・米国ファンド(四半期決算型) |
| 9 | SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
| 10 | eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) |
出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は2025年11月のNISA(成長投資枠+つみたて投資枠)の月間積立設定金額ランキング、楽天証券は2025年11月のNISAの買付金額ランキング。
SBI証券では4銘柄の入れ替え、楽天証券では1銘柄の入れ替えがありました。
赤字で示した銘柄が新規にランクインしましたが、注目すべきは両ランキングに先日設定されたばかりの「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」がランクインしている点です。
ランキング上位商品のご紹介
今月はSBI証券の4位、楽天証券の7位にランクインした「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」をご紹介します。
ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド
「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」は「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指す銘柄です。
本指数は主に米国市場に上場するグロース株のうち、原則として時価総額上位10銘柄へ投資します。銘柄の入れ替えは年4回です。
信託報酬は年率0.385%と少し高めの設定です。
2025年11月4日に設定されたばかりの銘柄ですが、設定からたった3週間で純資産総額が100億円へ到達したことには驚きです。
組入上位銘柄
「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」の組入銘柄は以下10銘柄です。
- アルファベット
- メタ・プラットフォームズ
- アマゾン・ドット・コム
- マイクロソフト
- ブロードコム
- エヌビディア
- イーライリリー
- テスラ
- マスターカード
- ビザ
出典:ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンドのファンドレポート(2025年10月20日)
本銘柄は均等投資の方針なので、どの銘柄も10%の割合が基本となります。
テクノロジーセクターを中心に米国の経済を引っ張る10銘柄が選定されています。みなさんも一度は聞いたことがある銘柄ばかりでしょう。
リターン
次に肝心のリターンです。
本銘柄は設定間もないため、ベンチマークである「Solactive US Growth Mega 10 Select インデックス(配当込み、円換算ベース)」の暴落率を示します。
| 銘柄 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 |
|---|---|---|---|---|---|
| ニッセイ・S米国グロース株式メガ10 | 29.8% | 54.2% | -23.5% | 86.1% | 73.3% |
| 全世界株式(オール・カントリー) | 9.0% | 32.7% | ‒5.6% | 30.4% | 32.5% |
| 米国株式(S&P500) | 10.3% | 44.5% | ‒6.1% | 34.6% | 40.8% |
比較のためにランキング上位のeMAXIS Slim シリーズの商品も一緒に示していますが、本銘柄のリターンが非常に高いことが分かります。
2020年以降では2022年のみオルカンやS&P500指数を下回るリターンでした。
株価上昇が大きい変わりに下落幅も大きいのが特徴です。
まとめ
本記事では2025年11月のNISA人気ランキングをご紹介しました。
また、SBI証券の4位、楽天証券の7位にランクインした「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」をご紹介しました。
「ニッセイ・S米国グロース株式メガ10インデックスファンド」は米国市場で時価総額の大きい10銘柄へ集中投資することができます。
連動する指数のリターンは非常に高く、S&P500指数を大きく上回る結果を示しています。一方で、2022年のように下落局面では大きく下落するので注意が必要です。
まずはS&P500指数や全世界株への投資が基本となりますが、リスク許容度の高い方は投資を検討しても面白いでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
