こんにちは、高校中退投資家Toshiです!
NISA(少額投資非課税制度)を活用して資産形成をされていますか?
NISAは投資をするならまず始めに活用したい制度です。一定期間、一定額において、投資にかかる税金をなくすことができるからです。
本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券において、NISAでどのような商品が購入されているのかご紹介していきます。
2021年11月のNISAランキング
以下に2021年11月におけるSBI証券と楽天証券のNISAランキングを示します。
順位 | SBI証券 | 楽天証券 |
---|---|---|
1 | SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
2 | eMAXIS Slim 米国株式(S$P500) | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) |
3 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 楽天・全米株式インデックス・ファンド |
4 | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 楽天レバレッジNASDAQ-100 |
5 | SBI・全世界株式インデックス・ファンド | iFreeレバレッジ NASDAQ100 |
6 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 楽天・全世界株式インデックス・ファンド |
7 | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | eMAXISSlim先進国株式インデックス |
8 | eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | eMAXISSlim全世界株式(除く日本) |
9 | 楽天・全米株式インデックス・ファンド | <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド |
10 | eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | eMAXISSlimバランス(8資産均等型) |
出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は11月のつみたてNISAの積立設定金額ランキング、楽天証券は11/1~11/30のNISA買付金額ランキング。
両者のランキングを確認すると、以下のような特徴があることが分かります。
- 両者にランクインしている商品が多数ある
- 投資先は米国、先進国、全世界型のどれか
- SBI証券にはSBI・Vシリーズが入っている
- 楽天証券にはレバレッジ型の商品が入っている
① 両者にランクインしている商品が多数ある
特にeMAXIS Slimシリーズの商品が重複してランクインしています。
例えば、楽天証券1位の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」はSBI証券の2位にもランクインしています。他にも、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は楽天証券の2位、SBI証券の3位にそれぞれ入っています。
つまり、SBI証券と楽天証券でランキングはあまり変わらず、多くの方が同じ商品をNISAで購入しています。
また、eMAXIS Slimシリーズの商品の人気が高いことも分かります。この理由の1つが信託報酬の安さです。0.1%/年レベルで商品を提供しており、その安さは魅力でしょう。
② 投資先は米国、先進国、全世界型のどれか
次に投資先ですが、新興国のみを投資対象とする商品は入っていません。
やはり近年絶好調の米国へ投資するファンドがともに1位にランクインしています。
また投資先は米国に加えて全世界型の商品も人気です。全世界への投資は商品選定で悩みたくない人におすすめです。商品の乗り換えなどを考える必要がないからです。
③ SBI証券のランキングには「SBI・Vシリーズ」が入っている
SBI証券のランキングにはSBI・Vシリーズが入っていることが特徴です。
1位にSBI・V・S&P500インデックス・ファンド、4位にSBI・V・全米株式インデックス・ファンドがランクインしています。実はこれらの商品は楽天証券では購入できません。
これらは投資対象が世界三大資産運用会社であるバンガードのVTIやVOOを買い付ける商品で、楽天証券のランキングに入っている以下の商品と同じコンセプトです。
楽天・全米株式インデックス・ファンド=SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
SBI証券の9位にも「楽天・全米株式インデックス・ファンド」が入っています。そう考えると、バンガードの商品へ投資する投資信託がランキングの上位に多数含まれていることが分かります。
④ 楽天証券にはレバレッジ型の商品が入っている
楽天証券には購入する際に注意が必要な商品も含まれています。それが以下の2つです。
楽天レバレッジNASDAQ-100
iFreeレバレッジ NASDAQ100
両商品ともに「NASDAQ-100指数」へ投資する商品です。「NASDAQ-100指数」とは、米国のナスダック市場に上場している銘柄のうち、時価総額の大きい金融銘柄を除く100社の株式で構成される株価指数を言います。
注目すべきは商品名に「レバレッジ」と記載されていることです。
これらはブル型と呼ばれる商品で、上記2つの商品の場合は値動きに対して概ね2倍程度になることを目指して運用しています。
つまり、株価が上昇するときは2倍上昇するのですが、逆に下がるときは2倍大きく下がります。値動きが大きくリスクが高い商品です。
また、ランキング上位の商品はどれも信託報酬が0.1%/年前後ですが、この2つの商品は0.77%/年と0.99%/年と非常に高くなっています。
手数料をたくさん取られ続けるわけですから、長期で保有する商品としては向いていません。
ランキング上位の商品はどれも素晴らしい!
ランキング上位の商品はどれも良い商品ばかりです。信託報酬は0.1%/年程度と最安レベルで、全世界や米国を投資対象にするインデックスファンドです。
長期的に積み立てるのなら、これらの上位商品を選んでおけばまず間違いないでしょう。
ただし、上述の通りレバレッジ型の商品には注意が必要です。リスクが高く初心者の方にはおすすめできる商品ではありません。
もし、これらの商品の購入を検討されているのなら、商品の中身をよく理解した上で購入するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
NISAで購入されている投資信託はどれも優良な商品ばかりです。レバレッジ型の商品には注意が必要ですが、それ以外はどれを購入しても問題ないでしょう。
NISAは一定期間を非課税で運用ができる優れた制度です。今回ご紹介したランキングの商品をNISAで定期積み立てするなどして、投資のコアを作るようにしましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。