早いものでコロナショックから2年以上が経過しました。
未だにコロナは収束しておらず、ロシアとウクライナの戦争もあり経済の先行きは不安定です。
しかし、こういった時期にしっかりと準備をしておくことで、次の暴落で資産を大きく増やすことができます。
コロナショックでの高校中退投資家の失敗を基に次回の暴落に向けて必要な準備について解説していきます。
コロナショックでうまく資産を増やせなかった
高校中退投資家Toshiの投資歴は約6年ですから、大暴落に見舞われたのはコロナショックが始めてでした。
暴落時に株を売ってしまうような、「狼狽売り」することはありませんでしたが、株をうまく買い増すこともできませんでした。
暴落時には購入した銘柄
コロナショックの暴落時に、少額ではあるものの以下の銘柄を購入しました。
- 日経高配株50ETF
- リートETF
普段は米国ETFを中心に投資しています。しかし、暴落で一気に株価が下落したことで、普段は投資しない日本の高配当株やREITにも遊び感覚で手を出したのです。
暴落時に購入した銘柄の損益
そんな日本の高配当株とREITですが、2022年4月末時点の含み益はすごいことになっています。
購入単価 | 現在値 | 損益 | |
---|---|---|---|
日経高配当株50ETF | 27,307.5円 | 39,990円 | +46.44% |
Jリート | 1,599.48円 | 2,053円 | +28.35% |
どちらも底値でうまく購入できたわけではありません。株価が回復したので少し買ってみようかと思った程度です。
しかし、どちらも大きな含み益が出ています。特に日経高配当株ETFについては45%以上の含み益ですから、次に大暴落が来ても含み損にならずに済むかもしれません。
また、この2年間の間に上記銘柄から分配金も受け取り続けています。
暴落時に勇気を出して購入できるかどうかは非常に大きいことなのです。
キャッシュがほとんどなかった
一方で、当時はほぼ全ての現金を投資にまわしている状態でしたから、暴落時に買い増しする余力はほとんどありませんでした。
したがって、上記でご紹介した2銘柄をちょこちょこ購入したらもうキャッシュがない状態に陥りました。
インデックス投資は継続していたものの、十分に資産を増やすことができませんでした。
今のうちから暴落の準備をしておくべき!
「こんなことならもっと購入しておけばよかった!」と今ならそう思います。しかし、いざ暴落に遭遇するとうまくいかないものです。
特に今回は一瞬にして株価が元通りになったため、暴落が来てから対応を検討したのでは遅かったのです。
コロナショックの反省から、次回の暴落までに以下2点について整理しておく必要を感じています。
- 暴落時購入用の現金確保
- 購入する銘柄を決めておく
暴落時購入用の現金確保
暴落時に使用する現金を別途残しておくことです。
もちろんこれは現在皆さんが保有されている資産額によっても違うでしょう。資産が少ないうちはフルインベストメントに近い状態になってしまうのは仕方ないと思います。
高校中退投資家Toshiの場合は、資産が増えてきたことも影響しているのですが、暴落が来たら数百万円は放出できる状態を確保しています。
購入する銘柄を決めておく
暴落が来た際に購入する銘柄をある程度決めておくことです。
購入予定の銘柄をリストアップしておくことをおすすめします。高校中退投資家の場合も普段は購入しようと思わない日本株やREITなどを中心に購入リストを作っています。
証券会社のホームページ上でも、銘柄をお気に入りに登録し、一定以下の株価になるとアラームが出るように設定しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もうコロナショックのような大チャンスは来ないかもしれません。しかし、しっかりと準備をしておかなければ、またチャンスを逃してしまう可能性があります。
暴落はある意味大きなチャンスです。少額ではあるものの、コロナショックで投資した銘柄は大きな含み益を抱えています。もしもっと投資できていたらすでにリタイアしているかもしれません。
次回のチャンスをしっかりと掴めるように今から準備を進めていきましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。