高校中退投資家Toshiは、米国の高配当ETFであるVYM（バンガード・米国高配当株式ETF）という商品へ投資しています。
この高配当ETFは、世界の3大資産運用会社であるバンガード社により運用されており、米国の約400社の高配当銘柄へ分散投資しています。日本だけでなく米国でも非常に人気の高い商品です。
商品の詳細については下記記事でもご紹介しておりますので、興味のある方はご確認ください。
VYMは基本的に年4回（3月、6月、9月、12月）配当金を出しますが、先日2020年9月の配当金がバンガード社より公表されました。
日本の主要ネット証券であるSBI証券や楽天証券ではまだ公表されていないようです。
そこで本記事では、一足お先にVYMの2020年9月の配当金を速報し、過去の配当金の推移とも比較していきます。
コロナ禍の影響にもかかわらず、2020年6月のVYMの配当金は昨年度と比較して大幅な増配でした。2020年9月の配当金はどうだったでしょうか？
VYMの2020年9月の配当金
2020年9月のVYMの配当金は、「0.7053ドル/株」でした。
コロナ禍の影響もあり、2019年の同時期と比較して約10％の減配になってしまいました。
2020年6月は前年度から30％以上も増配でしたので、密かに9月も増配を期待していましたが、やはり厳しい結果となりました。
しかし、2020年全体としてはかなり高い配当金をキープしています。12月の配当金次第ではありますが、好景気であった2019年と同等の年間配当金を受領できる見込みです。
過去の配当金との比較
それでは、過去の配当金と比較していきたいと思います。
下図は過去の年間配当金の推移です。2010年より右肩上がりで配当金が増えており、2019年の年間配当金は2.8ドル/株程度でした。
過去の増配ペースが継続されれば2020年は3ドル/株を狙える勢いでしたが、現在の状況を考えると厳しい見込みです。
次に過去の各月ベースでの配当金推移を示します。
上述した通り、2020年9月は前年度と比較して約10％の減配でした。一方で、2020年9月までの合計配当金（2.0965ドル/株）は、前年の2.0627ドル/株を2%程度上回っています。
12月の配当金次第では、2019年よりも配当金が増額になる可能性も十分にあるでしょう。
所感
コロナ禍にもかかわらずVYMは順調に配当金を出しています。現時点で、2019年と同等レベルの配当金を出していることには驚きです。
VYMは株価の上昇も狙えますし、配当金についても安定感があります。
VT（バンガード・トータル・ワールド・ストックETF）のようなインデックスファンドに加えてVYMも保有しておくことで、安定的に配当金をもらえる環境を作ることができます。
特に今回のような経済が厳しい環境下では、配当金が「投資を続けるモチベーション」になります。
VYMのような高配当ETFを一定の割合で保有することはおすすめです。皆さんも購入を検討してみてはいかがでしょうか。
以上ご参考になれば幸いです。
