投資・資産形成

【米国高配当ETF】人気米国高配当ETFのVYMを徹底解説!

米国高配当ETFの「VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)」への投資に興味はありませんか。

VYMは高配当株投資家の間で非常に人気の商品です。配当だけでなく運用益も狙えますので、長期での投資にも適しています。

高校中退投資家Toshiは主にVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という商品を定期積み立てすることで、老後資金を準備してきました。しかし、下記記事でご紹介した通り、老後資金の準備はほぼ完了しました。

【老後資金の確保は完了】VTをひたすら購入し続けた結果をご紹介!VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)という投資商品をご存知でしょうか? 高校中退投資家ToshiはVTへの投資で老後資金の準備を進めてきましたが、最新のVTのリターンや増配率を使用したシミュレーション結果から、すでに5,000万円以上の資産を構築できる可能性が明らかになりました。ひたすらVTへ投資するという誰でもできる投資手法です。老後が不安な方、VTへの投資を検討されている方はぜひご覧ください。...

これからは配当金生活の実現を目指して、高配当株への投資へと舵を切ります。米国の高配当株へ投資するなら第一候補に入るのがこのVYMです。

本記事では、人気米国高配当株ETFのVYMについて、その魅力を解説していきます。

配当だけでなく値上り益も狙えるVYM

下表に「VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)」の主な特徴をまとめます。以下では、これらの特徴について1つ1つ解説していきます。

VYMの特徴

  • 資産規模が大きい
  • 高配当銘柄約410社へ広く分散
  • 値上がり益も狙える
  • 配当利回りは3%程度

資産規模が大きい

VYMは世界の3大資産運用会社であるバンガード社が提供する商品です。そのバンガード社の中でもVYMは人気上位に入る商品です。

VYMの2021年5月末時点における純資産総額は約37,800百万ドル(4.16兆円)と、とんでもない額が運用されています。日本の人気上位の投資信託が数千億円のレベルですから、その規模の大きさがわかります。

VYMは世界中の投資家から資金を集めている人気商品であると言えるでしょう。

高配当銘柄約410社へ広く分散

2021年5月現在で、VYMの投資対象は米国の高配当銘柄約410社です。下表にVYMの上位10社のリストを示します。

上位10社の中にはコロナワクチンの開発もしたジョンソン・エンド・ジョンソン、エクソンモービルなど知名度の高い企業がたくさん入っています。

一方で、配当利回りの低い「アップル」や「マイクロソフト」などの巨大企業はランクインしていません。

順位 銘柄 構成比
1 JPMorgan Chase 3.7%
2 Johnson & Johnson 3.3%
3 Home Depot Inc. 2.5%
4 Procter & Gamble Co. 2.4%
5 Bank of America Corp. 2.4%
6 Comcast Corp. 1.9%
7 Exxon Mobil Corp. 1.8%
8 Intel Corp. 1.7%
9 Verizon Communications Inc. 1.7%
10 Cisco Systems Inc. 1.7%

注: 2021年5月末時点

次にセクター別の割合を示します。セクター別では景気に敏感な金融が約23%でトップです。一方で、2位と3位には生活必需品とヘルスケアの不況に強いセクターが入っています。VYMは非常にバランスが取れた商品です。

順位 セクター 構成比
1 金融 22.6%
2 生活必需品 12.8%
3 ヘルスケア 12.1%
4 資本財 10.0%
5 一般消費財 8.3%
6 公益 7.7%
6 テクノロジー 7.7%
8 電気通信 7.1%
9 エネルギー 6.7%
10 素材 5.0%

注: 2021年5月末時点

VYMは値上り益も狙える!

VYMは高配当株ETFでありながら、値上り益も狙える商品です。

VYMは2006年に設定された商品ですが、設定時の50ドル/株から106.81ドル/株(2021年5月末時点)まで株価を順調に上げています。

出典:Yahoo finance

15年間で約2倍まで株価が成長しており、年率に換算すれば5%/年程度の上昇です。配当抜きで年率5%ものリターンが見込めます。

配当利回りは3%程度

過去の傾向を見るとVYMの配当利回りは3%前後です。実際には3%を切ることもありますので、「高配当」というほど高くはありません。

仮に3%の配当利回りの場合、税金を差し引いた実際の手取りは2.2%程度になってしまいます。

しかし、下表に示す通り、VYMの配当金の伸びは素晴らしいものがあります。リーマンショックの期間を含んでいるにもかかわらず、2007年から2020年の間に配当金は2倍以上へ成長しました。

VYMはどうやって購入すればよいの?

VYMの購入方法は大きく分けて2つあります。VYMへの投資を検討されるのであれば、「米国市場でVYMを直接購入」することをお勧めします。

  • 楽天バンガード投資信託を購入
  • 米国市場でVYMを直接購入

楽天バンガード投資信託を購入

楽天・米国高配当株式インデックス・ファンドという投資信託を日本の証券会社で購入する方法です。

投資信託の場合は数百円から投資が可能で、定額で積立投資もできます。円からドルへの交換も不要ですから初心者の方にはおすすめです。

しかし、高配当株への投資は「配当金を受け取ること」に意義があります。配当を受け取る必要がないのであれば、成長株を多く含み高いパフォーマンスを記録している「楽天・全米株式インデックス・ファンド」などへ投資した方がよいでしょう。

実際に、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は2,900億円程度の純資産を集めているにもかかわらず、「楽天・米国高配当株式インデックス・ファンド」はたった50億円程度しか集めていません。

米国市場でVYMを直接購入

日本の証券会社(SBI証券や楽天証券)を利用して、米国市場でVYMを直接購入する方法です。

直近のVYMの株価が102.67ドル(2021年6月18日時点)ですから、1株買うのに1万円以上の資金が必要です。投資信託のように数百円から購入することはできません。

また、VYMの購入には購入手数料がかかることにも注意が必要です。手数料が業界最安値のSBI証券や楽天証券では、約定代金に対して0.495%(税込)の手数料が発生します。

ただし、NISA口座を活用する場合は購入手数料を0円にできますので、NISA枠の活用を検討してもよいでしょう。米国ETFを一般NISAで購入するメリットについては、下記記事でもご紹介しています。

米国ETFを一般NISAで購入するメリット/デメリットNISAを利用して米国ETFや米国株の購入を検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では一般NISAで米国ETFを購入した場合のメリットやデメリットについてまとめています。米国ETFの購入を検討されている方や一般NISAを活用している方は是非ご覧ください。...

まとめ

VYMは米国の高配当銘柄へ幅広く投資できる商品です。過去の株価推移を見る限り、配当だけでなく値上り益も十分狙える商品です。

一方で、高配当銘柄を集めてはいるものの、利回りは3%前後とそこまで高くありません。米国株は米国での税金も引かれるため、実際に我々が受け取ることができる配当金は2.2%前後まで低下します。

ただし、配当金は毎年のように増配していますので、長期で保有できれば、購入時よりも配当利回りを上昇させることが可能です。米国の高配当株投資をするなら、VYMは有力な選択肢になるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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