最新の2024年10月の配当金速報は以下の記事でご紹介しています。
日本の高配当株ETFへの投資を検討するなら、まず候補に挙がるのが「日経高配当50ETF(1489)」です。
「日経高配当50ETF」からは年4回の分配金を受け取ることができ、配当利回りも3%〜5%が狙えます。
本記事ではそんな「日経高配当50ETF」の2023年7月の分配金を速報でご紹介します。また、過去の分配金推移や現時点の配当利回りなどについても解説していきます。
日経高配当50ETF(1489)の特徴
- 2023年7月時点の配当利回りは4%程度
- 日経平均株価の構成銘柄の中で配当利回りの高い50銘柄で構成
- 構成銘柄には景気敏感株が多い
2023年7月の「日経高配当50ETF(1489)」の分配金
日経高配当50ETF(1489)の2023年7月の分配金は「104円/株」でした。
2022年7月の分配金は177円/株ですから、前年同時期との比較で40%以上の大幅な減配でした。
今回発表された分配金は8月15日頃に皆さんの口座へ着金する見込みです。
過去の分配金との比較
日経高配当50ETF(1489)が設定されたから現在までの年間分配金の推移を下図に示します。
2020年はコロナの影響で減配になりましたが、2021年には回復しました。そして、昨年2022年は2021年をさらに上回る大幅な増配でした。
次に2023年7月の分配金を反映させた四半期ごとの配当金推移を下表に示します。
1月 | 4月 | 7月 | 10月 | 合計 | |
2017年 | – | 443円 | 62円 | 477円 | 981円 |
2018年 | 74円 | 558円 | 74円 | 544円 | 1,250円 |
2019年 | 90円 | 604円 | 73円 | 572円 | 1,339円 |
2020年 | 103円 | 569円 | 21円 | 465円 | 1,158円 |
2021年 | 105円 | 587円 | 100円 | 616円 | 1,408円 |
2022年 | 107円 | 918円 | 177円 | 940円 | 2,142円 |
2023年 | 145円 | 966円 | 104円 | – | – |
出典:野村アセットマネジメントHPを参考に作成。
1月と4月は同時期で過去最高の分配金でしたが、このよい流れは7月でストップしてしまいました。
一方で、1月〜7月の合計の分配金では、過去最高を記録した昨年をかろうじて上回っている状況です。10月の分配金次第では過去最高の年間分配金を記録する可能性が十分にあります。
日経高配当50ETF(1489)の株価推移
次に1489の年始からの株価推移を下図に示します。
出典: Yahoo finance
年始1月4日時点の株価は43,380円/株でしたが、6月末時点で50,000円/株を超えています。
7月5日時点の株価(52,580円)で考えれば、年始から約22%も株価が上昇したことになります。
配当利回り
2023年7月5日時点の株価を基に計算した配当利回りは以下の通りです。
① 2022年の年間分配金を基準
2,142円/株÷52,580円/株→約4.07%
② 直近4回の分配金の合計を基準
2,155円/株÷52,580円/株→約4.10%
1489の配当利回りは株価上昇もあって4月時点よりも下がってしまいました。しかし、それでもなお4%以上の高い配当利回りがあります。
まとめ
本記事では日経高配当50ETF (1489)の2023年7月の配当金についてご紹介しました。
2023年7月の配当金は前年同時期と比較して40%以上の大幅な減配になってしまいました。日本株の増配のニュースをよく聞いていましたので、1489にも期待していましたが残念でした。
また、株価上昇もあり配当利回りは4%程度まで落ちました。しかし、それでも4%の配当利回りは十分魅力的な水準であると言えるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
「日経高配当50ETF」の詳細は下記記事でご紹介しています。