「セミリタイアなんかするもんじゃない!」
「セミリタイアしても暇でやることがない!」
このようなセミリタイアに対する否定的な意見はよく聞きます。
しかし、だからと言ってやりたくもない仕事を嫌々続ける人生も考えものです。
暇なことをネガティブに捉えるのではなく、自由な時間が十分にあるので様々なことにチャレンジできるとポジティブに考えるべきです。
そこで本記事ではセミリタイアして一体何をすればよいのか、セミリタイアしてやるべきことについてご紹介していきます。
セミリタイアの暇つぶし方法!
心身の回復
まずやるべきことは会社員生活で溜まった疲れを取り除くことです。
会社員時代は睡眠時間を削って仕事をしたり、周りから強いプレッシャーを受けて大きなストレスを抱えていたはずです。長い会社員時代に蓄積した疲れは思いの外溜まっています。
会社を退職したら生活のリズムを整えることが大切です。しっかりと睡眠をとって、ゆっくり食事を取り、リラックスした生活を送りましょう。
時間はたっぷりありますから嫌なことを考えずに自分の赴くままに生活するのです。
そのうち肉体的にも精神的にも回復して何か行動したいと思い始めるものです。
ジムや散歩などの運動習慣
散歩やジョギング、ジムへ通うなどの運動を習慣にしましょう。
健康が維持できなければ充実した生活を送ることはできません。たとえやりたいことがあっても病気で寝込んでいたのでは何もできないからです。
会社員時代は運動は休日くらいだったという方も多いでしょう。特にデスクワークが中心の方は慢性的な運動不足の可能性があります。
散歩であったりジム通いなどを毎日の生活の中に取り入れていくことが重要です。
特にジムで筋トレをすることは健康に非常によいことが知られています。セミリタイアで失われがちな人と接する機会も得ることができますので一石二鳥です。
家族との時間を大切にする
家族との時間を大切にすることです。
結婚されていればパートナーや子供との時間を十分に取ります。家事など自分ができることを率先してやるのもよいでしょう。
独身であればご両親や親戚との関係を強くすることも一案です。
仕事ばかりしてご両親との時間を取らなかったことを後悔する人は山ほどいます。
また、身近な人との人間関係を強くすることで、何か合った時に助けてもらえる可能性が高まります。最後に味方になってくれるのはやはり家族です。
実は家族や親族との関係を強くすることは平均寿命にも影響する可能性があります。特に男性は平均寿命は80代にもかかわらず、未婚男性の死亡中央値は60代との統計結果もあるくらいだからです。
旅行へ行く
また中長期で旅行へ行くこともおすすめです。
セミリタイアしていれば時期を選ばずに旅行へ行くことができるので、オフシーズンに行くなどして費用を抑えることができます。
短期旅行では観光地を少し回ればそれで終わりです。しかし、中長期で自身が住んでいない場所に滞在することで、普通の旅行では気づかないことがたくさんあるでしょう。定期的に知らない街を訪れることで新しい知見が得られたり気づきがあるのです。
そうすることで単調なセミリタイア生活に刺激を入れることができます。
著者は何度か引越しを経験していますが、その度に新しい土地での発見(文化の違いや考え方)がありました。
家に引き篭もるセミリタイア生活もよいですが、定期的に旅行をして視野を広げておくのもおすすめです。
読書をする
日常生活に読書を取り入れるのもおすすめです。
旅行同様に読書をすることで様々な考えを知ったり視野を広げることができます。起業家など成功者の多くも読書を趣味にされている方がたくさんいらっしゃいます。
もしかしたら読書をすることで後述するスモールビジネスのアイディアが出てきたりするかもしれません。
セミリタイア生活は時間を自由に使えることが特権です。世間の騒がしさをよそにお茶やコーヒーを飲みながら読書をするなんて至福のひとときになるでしょう。
農業(家庭菜園)
家庭菜園などで野菜を育てることも面白い試みです。
都会に住んでいる方は自分が畑仕事をするなんて信じられないかもしれません。
しかし、家庭菜園を持つことには多くのメリットがあります。
災害や緊急事態でのリスクヘッジになりますし、何よりどこでも生きていけるサバイバル能力を鍛えることができます。
今の時代何が起こるか分かりません。セミリタイアする方には十分な金融資産がありますから、その他の部分を鍛えておけば有事の際にも生存確率をぐっと高めることができます。
また、野菜や果物の収穫は格別なものです。農業を始めることで何かを育てることの面白さに気づきどっぷりハマる人も出てくるでしょう。
スモールビジネス
小さなビジネスを立ち上げてお金を得ることにチャレンジすることです。
今の時代はネットでもなんでも稼げる手段はいくらでもあります。ですから、ビジネスを始めるのに多額の資金を用意する必要はありません。
もちろんスモールビジネスを始めて会社員時代と同じような収入を得ることは難しいでしょう。
しかし、少なくてよいなら十分可能性はあります。
まずはゲーム感覚でよいので1日数百円でも稼ぐことを目指します。
様々なビジネスにチャレンジしていくことで、自分に向いていること、そうでないことを理解できるようになります。もしかしたら会社員時代には気づかなかった自分の意外な可能性を発見することができるかもしれません。
また、ビジネスをすることは社会貢献の側面も持ちます。何かの価値を提供した対価としてお金を受け取っているからです。
自分のできる範囲でビジネスをしていれば社会とのつながりを得られますし、セミリタイアで批判されがちな社会への貢献も実現できます。
暇で仕方ないならセミリタイアに向いていない?
上述の通り、セミリタイアしてからの暇つぶし方法なんていくらでもあります。
一方で、多くの日本人は人に何かを言われてやることに慣れてしまっています。
これは学校教育も影響しているのかもしれません。言われたことはしっかりやるのに、「なんでも好きなことをしていいよ」と言われると途端に困ってしまいます。
セミリタイアしたら毎日の時間を自分のやりたいことに配分することができます。自分がやりたいと思ったことにどんどんチャレンジすればよいのです。その権利を手に入れたのがセミリタイアです。
それでもどうしても暇を感じてしまうのなら、それはセミリタイア生活が向いていないのかもしれません。
そうであれば自分にはセミリタイアは向いていなかったと割り切って、企業したり会社員として働き始めればよいだけです。
以上、ご参考になれば幸いです。