こんにちは、TOSHI（@dropoutinvestor）です！
本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング（2024年8月末時点）をご紹介します。
SBI証券と楽天証券のランキングの違いやランキング上位の商品について解説していきます。ぜひ商品選定の参考にしていただければ幸いです。
なお、2024年7月末時点の米国ETFランキングは下記記事でご紹介していますので、興味のある方はこちらもご覧ください。
2024年8月の米国ETF週間売買ランキング
SBI証券と楽天証券の2024年8月末時点の週間売買ランキングは以下の通りです。
| 順位 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 1 | Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL) | Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL) |
| 2 | iシェアーズ 米国短期国債 ETF (SHV) | Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS) |
| 3 | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ) | インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF (QQQ) |
| 4 | Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF (SOXS) | Direxion デイリー NVDA株 ブル2倍 ETF (NVDU) |
| 5 | バンガード S&P 500 ETF (VOO) | バンガード S&P 500 ETF (VOO) |
| 6 | プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ) | バンガード トータルストックマーケットETF (VTI) |
| 7 | Direxion デイリー NVDA株 ブル2倍 ETF (NVDU) | グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETF (NVDL) |
| 8 | バンガード トータルストックマーケットETF (VTI) | Direxion デイリー 20年超米国債 ブル3倍 ETF（TMF） |
| 9 | Direxion デイリー 20年超米国債 ブル3倍 ETF（TMF） | プロシェア ウルトラプロ QQQ ETF (TQQQ) |
| 10 | iシェアーズ ラッセル 2000 ETF (IWM) | SPDR S&P 500 ETF トラスト（SPY） |
出典：SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は8/26～8/30、楽天証券は2024/8/25～8/31の週間売買代金ランキング。
SBI証券のランキングは、先月末時点から銘柄の入れ替えのみで、新規にランクインした銘柄はありませんでした。
楽天証券のランキングは、TNAが外れて半導体メーカーであるNVIDIAへ投資するNVDLが新規にランクインしました。
同じくNVIDIAへ投資するNVDUも引き続き両ランキングに入っており、NVIDIAの人気の高さが分かります。
ランキング上位の商品のご紹介
今月は楽天証券の7位にランクインしたNVDLの詳細をご紹介します。
- グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETF (NVDL)
グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETF (NVDL)
「グラナイトシェアーズ2倍ロングNVDAデイリーETF (NVDL)」は、半導体メーカーであるNVIDIA（エヌビディア）へ投資する銘柄です。
銘柄名に「2倍」とある通り、NVIDIAの株価変動の2倍の投資成果を目指す銘柄です。いわゆるレバレッジ型の商品です。
レバレッジ型の商品の特徴として、株価が上昇するときは大きな利益を得られるものの、反対に株価が下落する時は大きく下落してしまう点が挙げられます。
つまり、値動きが大きくリスクの高い商品だと言えるでしょう。
信託報酬は1.15%/年とレバレッジ型の商品だけあって高めです。
実は本銘柄はSBI証券7位、楽天証券4位にランクインしているNVDUと同じコンセプトの銘柄です。
そこで、以下ではNVDUと比較しながらご紹介していきます。
株価推移
NVDLとNVDUの株価推移を下図に示します。
出典：Yahoo finance
2024年1月時点で20ドル/株程度であった株価は、6月には約4倍の80ドル/株を超える付近まで到達しています。
たった半年で4倍も株価が上昇する可能性があるのがこの銘柄の魅力です。
また、当然ではありますが緑色の線のNVDUとはほぼ同じような株価推移です。
リターン
次にNVDLのリターンを下表に示します。
| 銘柄 | 1ヶ月 | ３ヶ月 | 1年 |
|---|---|---|---|
| NVDL | 22.60% | 67.59% | 365.74% |
| NVDU | 23.44% | 69.27% | – |
注：2024年6月末時点の情報をもとに作成
株価推移でお示しした通り、１ヶ月、３ヶ月、1年ともに凄まじいリターンがあることが分かります。
NVDLとNVDUはともについ最近設定されたばかりの銘柄です。
比較期間が短いためなんとも言えませんが、1ヶ月と3ヶ月リターンの比較ではNVDUより若干低いリターンになっています。
まとめ
本記事では2024年8月末のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキングをご紹介しました。
また、楽天証券の7位にランクインしたNVDLの詳細をご紹介しました。
NVDLは今話題のエヌビディア株へ投資ができる銘柄です。しかも、レバレッジ型の銘柄ですから、株価の上昇局面では大きく利益を得られる可能性があります。
一方で、株価下落時には逆に大きく下落してしまいます。経費率も高く長期保有に向いている銘柄でもありません。
最近は半導体株の勢いに翳りがありますから、よほどの自信がない限りはNVDLへの投資は控えた方がよいでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
