投資・資産形成

2025年3月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!

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こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!

2024年から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしましたね。一方で、NISAを活用してどのような銘柄を購入すべきか悩んでいる方も多いでしょう。

多くの方はランキング上位の人気銘柄を投資対象としてまず検討されるはずです。しかし、ランキング上位でも長期積立に向かない商品はたくさんあります。

そこで本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券の人気銘柄ランキング(2025年3月)を解説していきます。

2025年3月のNISAランキング

2025年3月のSBI証券と楽天証券のNISAランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2 SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
3 楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
4 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) iFreeNEXT FANG+インデックス
5 三菱UFJ 純金ファンド 楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
6 日興-インデックスファンドDAX(ドイツ株式) 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
7 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックスファンド
8 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 楽天・全米株式インデックス・ファンド
9 ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
10 SBI欧州高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型) 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成SBI証券は2025年3月のNISA(成長投資枠+つみたて投資枠)の月間積立設定金額ランキング楽天証券は2025年3月のNISAの買付金額ランキング

SBI証券のランキングは先月から6銘柄も入れ替えがありました。ドイツ株や欧州高配当株へ投資する銘柄などがランクインしています。

一方で、楽天証券では先月から1銘柄のみの変更です。「楽天・高配当株式・日本ファンド(四半期決算型)」が外れて、「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」がランクインしました。

ランキング上位商品のご紹介

楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド今月はSBI証券の3位にランクインした「楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」をご紹介します。

楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド

「楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」は、米国を除く全世界の株式市場に連動する成果を目指す投資信託です。なお、日本も投資対象に含まれます。

主に米国ETFである「バンガード・トータル・インターナショナル・ストックETF(VXUS)」を購入する投資信託です。

本銘柄が誕生したのは2022年ですが、純資産は2025年2月末時点で約27億円と多くありません

一方で、最近の米国株の下落を目の当たりにして、米国一極集中に不安を抱えている方も多いはずです。

S&P500に連動する銘柄を保有している人が本銘柄を追加購入して世界分散投資を目指すのはありかもしれません。

組入上位銘柄

「楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」の主な投資先であるVXUSの組入銘柄を下表に示します。

順位 銘柄 国・地域 比率
1 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd 台湾 2.5%
2 Tencent Holdings Ltd 中国 1.0%
3 SAP SE ドイツ 0.9%
4 ASML Holding NV オランダ 0.9%
5 Novo Nordisk A/S デンマーク 0.8%
6 Toyota Motor Corp 日本 0.7%
7 Nestle SA スイス 0.7%
8 Roche Holding AG スイス 0.7%
9 AstraZeneca PLC 英国 0.7%
10 Novartis AG スイス 0.6%

出典:楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの月次運用レポートをもとに作成(2025年2月末時点)

VXUSの投資銘柄数は8,000銘柄以上とかなり幅広く分散されています。

1位は半導体で有名な台湾のTSMCですが、割合はたった2.5%です。銘柄数が多いだけあって1つの銘柄に依存した構成にはなっていないのです。

また、日本のトヨタも6位にランクインしています。

国・地域別配分

次に各国の投資割合を下表に示します。

No. 国/地域 割合
1 日本 15.7%
2 英国 9.5%
3 中国 8.0%
4 カナダ 7.6%
5 フランス 6.2%
6 インド 6.0%
7 台湾 5.7%
8 スイス 5.6%
9 ドイツ 5.5%
10 豪州 4.9%
11 その他 25.4%

出典:楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの月次運用レポートをもとに作成(2025年1月末時点の情報)

日本への投資割合が15.7%と最も高くなっています。

2位以下は10%未満の割合ですから、1つの国への投資割合が高いわけではありません。

米国を含む銘柄では半分以上が米国になってしまうケースがほとんどなので、世界中へ分散投資したいならよい銘柄になるでしょう。

セクター別比率

次にVXUSのセクター別の比率を下表に示します。

業種 割合
金融 22.1%
資本財 15.7%
テクノロジー 13.7%
一般消費財 13.1%
ヘルスケア 8.6%
素材 6.0%
生活必需品 6.0%
エネルギー 5.0%
通信サービス 3.7%
公益 3.2%
不動産 2.9%

出典:楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの月次運用レポートをもとに作成(2025年1月末時点の情報)

金融セクターがトップで割合は20%を超えます。

資本財、テクノロジー、一般消費財も10%以上で高い割合になっています。

リターン

「楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」のリターンを下表にまとめます。ただし、設定から間もないため対象指数のリターンです。

銘柄 2018 2019 2020 2021
楽天・全世界株式(除く米国) -17.2% 22.6% 4.7% 20.8%
先進国株式  -11.0% 28.9%  9.0% 38.3% 
全世界株式(オール・カントリー) -7.5% 26.8% 9.0% 32.7%
米国株式(S&P500) -7.7% 30.5% 10.3% 44.5%

比較のためにランキング上位のeMAXIS Slim シリーズの商品も一緒に示しています。

2018年〜2021年のリターンではオルカンやS&P500に全ての年で劣っています

ここ最近は米国株を含む銘柄へ投資した方が大きなリターンを得ることができました。

まとめ

本記事では2025年3月のNISA人気ランキングをご紹介しました。

また、SBI証券の3位にランクインした「楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」の概要を解説しました。

「楽天-楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」は米国を除く全世界の株式へ分散投資する銘柄です。

純資産は少なく人気がある銘柄だとは言えません。一方で、最近の米国株の下落を目の当たりにし、米国株以外への分散投資を検討している方には持ってこいの銘柄になるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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