「投資」と聞くと悪いイメージを抱く方も多いのではないでしょうか?
投資の勧誘を受けて騙されたというニュースはよく聞く話です。
断言します。資産形成は勧誘されて始めるものではありません。
周りから投資の勧誘を受けた場合はまず疑ってかかったほうがよいでしょう。
投資の勧誘には付き合うな!
投資を勧誘してくる人は騙そうとしていると考えたほうが無難です。
もちろん中には善意で投資を勧めてくる人もいるでしょう。でも基本的に投資を勧めてくる方とは距離を取ったほうが身のためです。
なぜなら、騙そうとする人はプロなので、騙そうとする人と善意で勧めてくる人の判断が難しいからです。
怪しい投資話で注意すべきワード
投資で騙そうとする人が使うキーワードを以下に列挙します。こういった言葉が来たら真っ先に疑うべきです。
- 元本保証
- 毎月10%の配当
- 利回り20%以上
- 話題のテーマ
元本保証
「投資」をする上で元本保証ということは基本的にありえません。
例えば、定期預金などの元本保証の商品は、よくても利率は0.2%/年などの低利率です。1,000万円預けても年間2万円の利子しか付きません。
それもそのはずです。元本が保証された上に大きなリターンが得られるのであればみんなやっています。
元本保証を謳うような商品を勧めてくるようであれば注意すべきです。
毎月10%の配当
「毎月10%の配当」と聞くと毎月お小遣いがもらえる感じがして興味を持たれる方がいるかもしれません。
しかし、毎月10%もの配当がもらえるというのはおかしな話です。
例えば、株の配当や債権の利子は年間3〜4%がよいところです。それを毎月10%もの分配が続くはずがありません。
たいていの場合は投資した元本の取り崩し(元本払戻金)で配当を出しているにすぎないでしょう。
「毎月XX%のリターン」のような宣伝を見たら身構えたほうがよいでしょう。
利回り20%以上
「利回り20%以上を保証」と言った話にも注意が必要です。
株式のリターンは平均すれば年率6%前後だと言われています。もちろん一時的に前年を20%近く上回るような年も出てくる可能性はあります。しかし、毎年そのようなリターンを出し続けることはありえません。
「利回り20%」などのフレーズを見たら、株式のリターンである6%/年をすぐに思い浮かべてください。そんなよい話はないとすぐに理解できると思います。
話題のテーマ
話題のテーマを持ち出す場合も注意が必要です。
最近話題になっている「SDGs関連」の商品などがよい例です。こういったキーワードを聞くとすぐに飛びついてしまう人が一定以上います。
しかし、話題になっている時点で投資をするには遅すぎます。投資で儲けられる人は話題になる前にそういったことをキャッチし、株価が値上がりする前に投資しています。
一般人に情報が降りてきた時点でもう遅いのです。たいていの場合は高値を掴んでしまいます。
対面のセミナーへの参加はもってのほか
詐欺師はみなさんが飛びつきそうなフレーズを使って巧みに投資を勧めてきます。したがって、対面でのセミナーに参加することはおすすめできません。
もちろん全てのセミナーがダメだと言っているわけではありません。しかし、投資の知識がない段階でこういったセミナーに参加してしまうと良いように騙されるのが落ちです。
彼らは騙すプロですから、直接話しを聞いてしまうと「投資をしてみよう!」という気持ちになってしまうものです。
投資に係る知識がないうちはこういったセミナーへの参加は控えるべきです。
投資は独学で全く問題ない
ではどうやって投資の勉強をしていけばよいのでしょうか?
投資は独学で全く問題ありません。
「つみたてNISA」のような少額投資非課税制度を活用して、投資信託を定期積立することからスタートするとよいでしょう。
投資本を読んだり、SNS等で情報収集しながら少額から少しずつ始めていけば大きく騙されたり損をする心配はありません。
結局のところ、投資は自分で学びながらコツコツとやっていくしかないのです。
まとめ
本記事では投資における勧誘についてまとめました。
投資での勧誘は基本的に疑ったほうがよいです。元本保証、高利回り、話題のテーマなどが並んでいたら要必要です。
そういった投資話に乗るのではなく、自分から学びながら投資を少しずつ始めていきましょう。その姿勢がなければ、騙される側の人間で終わってしまいます。
以上、ご参考になれば幸いです。