「つみたてNISA」の商品選定に悩んでいないでしょうか?
「つみたてNISA」は老後資金の準備や資産形成の導入に非常におすすめな制度です。投資を始めるのなら、まずは「つみたてNISAの」の活用を検討しましょう。
「つみたてNISA」では、金融庁が選定した対象商品の中から、投資商品を選定して運用します。しかしながら、対象商品はなんと182本(2020年6月29日現在)もあります。投資初心者にとってはどれを選べばよいか悩むところではないでしょうか。
本記事では高校中退投資家がお勧めする商品をずばり1つだけご紹介します。投資の始め方がよく分からない方、どれを選べばよいか迷っている方はぜひ参考にしてください。
つみたてNISAの概要
まずはつみたてNISAの概要について確認しておきましょう!
NISAはイギリスのISA(Individual Savings Account)をモデルにした制度で、「少額投資非課税制度」のことを言います。
「非課税」とある通り、この口座内で運用する商品の値上がり益や配当が非課税になります。通常は約20%の税金を納める必要がありますから非常にお得な制度です。
基本的には、NISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」の2つがあると考えればよいのですが、投資初心者や投資元本が少ない方は「つみたてNISA」が断然おすすめです!
以下は、「つみたてNISA」の基本情報です。
- 非課税期間:20年
- 非課税枠:40万円(年間)
- 対象商品:一定の公募等株式投資信託(金融庁指定)
年間40万円まで投資することができ、20年の間は値上がり益が非課税になります。金融庁指定の商品の中から、自らが商品を選定して運用する必要があります。
「つみたてNISA」のお勧め商品は楽天VT!
それではどの商品を購入すればよいのでしょうか?
ずばり「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」です。この商品をひたすら積み立てするだけで、十分な投資成績を収めることができるでしょう!
この商品は、世界的な資産運用会社であるバンガード社のVT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)へ投資する商品です。
VTは世界中の約8,000銘柄で構成される商品です。この商品を購入するだけで、世界中の株式を間接的に保有することができます。
VTの魅力については下記記事でもご紹介しております。
「楽天VT」を推す理由
それでは、なぜ「楽天VT」をおすすめするのかその理由についてご説明します。
株式100%であること
歴史を振り返ると、株式の長期リターンはその他の商品のリターンを圧倒しています。つまり、大きな利益を得られる可能性が高いのです。
「つみたてNISA」の非課税期間は20年とかなり長期間に及びます。長期で投資をするのなら、大きなリターンが見込める株式を投資対象にする商品を選定するのがよいでしょう。
世界有数の資産運用会社の商品
「バンガード社」は世界有数の資産運用会社です。日本にも素晴らしい会社はたくさんありますが、資産運用額や実績を考えれば、圧倒的にバンガードに軍配が上がります。
「楽天VT」は約453億円(2020年7月20日)の運用額があり、さらに米国市場に上場している本家のVTは1.4兆円程度の純資産額を誇ります。
何が言いたいかというと、20年という長期間において商品がなくなる危険性が極めて低いのです。安心して資金を預けられる商品でしょう。
世界中に分散が可能
「楽天VT」は世界中の約8,000銘柄を投資対象にしています。この商品を購入することで世界分散投資が可能であり、世界経済の成長の波に乗ることができます。
日本や米国のように特定の地域や国を投資対象とする投資信託を購入した場合、その国の景気がよければ大きなリターンを見込めますが、逆に景気が悪ければリターンを得られない可能性があります。
その点世界分散株式である楽天VTは、大きなリターンは見込めないものの確実に平均点をとってくれる商品です。初心者が投資をするには最適の商品であると考えます。
プロの投資家でない我々が今後株価が上昇する国を当てるのは難しいのです。100点を狙うのではなく、70〜80点を狙って投資をしていくのがよいでしょう。
「楽天VT」以外ではだめなのか?
「つみたてNISA」のお勧め商品として、楽天VT以外の商品を推す方が多いのも事実です。その他の商品を推す理由について、大きく分けて2つあるのではないかと思います。
米国のみを対象とする商品がよい
ここ最近の米国市場は一人勝ち状態です。当然ながら、全世界分散型の商品を購入するより、米国へ集中投資をした方が高いリターンを得られるのではないかという意見です。
確かに過去のリターンから考えれば言っていることは正しいです。しかし、今後20年間米国がこの状態をキープし続けることができるかなんて誰にも分かりません。
もし仮にアメリカが大不況に陥ってしまった時に、パニックになってしまわないでしょうか。
このようなことを避けるために、最初から平均点を狙っていけばよいのではないかというのが私の考えです。
もっと安い信託報酬の商品がある
「楽天VT」の信託報酬は約0.2%です。仮に100万円を投資した場合、年間あたり2,000円を運用してもらう経費として支払うことを意味します。
最近では「楽天VT」と同じような全世界分散型の商品でも0.1%に近い信託報酬のものが出てきました。もちろん手数料は安いに越したことはありませんが、それらの商品を追い求めると切りがありません。
安い商品が出ればそっちの商品に乗り換えてしまい、ポートフォリオが複雑になる恐れがあります。また、0.1%の差なんてその商品の投資の成績で、すぐにリターンの順位が入れ替わります。
0.2%の信託報酬は十分に安いので、「楽天VT」の購入で十分ではないかと思います。
おすすめの証券会社は楽天証券!
「つみたてNISA」をするのなら証券会社や銀行に口座を開設する必要があります。まだ口座を開いていないのであれば、楽天証券をお勧めです!
「つみたてNISA」での投資を、楽天カードで支払うことで1%のポイントを得ることができます。年間40万円の投資枠ですから、1ヶ月あたり約33,000円の投資額です。楽天カード決済なら毎月330ポイントを取得できます。
楽天ポイントはドラッグストア、コンビニなどで利用することができ、使い勝手のよいポイントサービスです。
まとめ
「つみたてNISA」の商品に迷っている方、投資に時間をかけたくない方は、楽天VTの積立をぜひご検討ください。
楽天VTは究極の平均点狙いの商品です。投資初心者が購入すべき商品の1つでしょう。
今回はあえて1つの商品しかご紹介しませんでした。他サイトでは複数の商品を紹介していることが多く、迷ってしまうのではないかと考えたためです。
「つみたてNISA」を有効に利用して資産形成していきましょう!
以上ご参考になれば幸いです。