投資・資産形成

選定基準はたった3つ!企業型確定拠出年金の商品選定方法を徹底解説!

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「企業型確定拠出年金」に加入しているけど、よく分からないから定期預金にして放置していませんか?

企業型確定拠出年金の加入者は年々増加しており、2020年11月時点で約750万人に達しています。

一方で、確定拠出年金は個人で運用商品を選定しなければいけません。どんな商品を選定すればよいか分からず、とりあえず定期預金にしている方や放置している方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、本記事では商品選定のための3つの基準をご紹介します。企業型確定拠出年金は税制優遇もあるお得な制度ですから、しっかり理解して有効に活用していきましょう!

企業型確定拠出年金って一体なに?

企業型確定拠出年金は、一定の掛け金を加入者が拠出して運用し、その運用結果によって将来受領できる年金額が決まるタイプの年金です。簡単に言えば自分年金のようなものです。

「企業型確定拠出年金」は会社が制度を設けていなければ加入することができません。もし会社が制度を導入しているのなら、ぜひ加入することをおすすめします。

なぜなら、下記の通り3つの税制優遇があるためです。

確定拠出年金の3つの税制優遇

  • 掛金:全額所得控除の対象
  • 運用:運用益が非課税
  • 受け取り:公的年金等控除/退職所得控除の対象

国民年金や厚生年金だけでは、老後の生活資金が不足する可能性が高いと言われています。企業型確定拠出年金のような税制優遇のある制度を積極的に活用していく必要があるでしょう。

「企業型確定拠出年金」の概要については、下記記事でもご紹介していますので参考にしてください。

高校中退投資家による確定拠出年金の運用高校中退投資家が勤める会社では確定拠出年金制度が導入されています。任意で加入や掛金の選択ができるのですが、私は満額拠出しています。 ...

おすすめ商品を提示することはできない。。。

企業型確定拠出年金では、所属されている会社によって運用できる商品が異なります。

これは会社が運営管理機関を決定し、また運用商品も担当者と運営管理機関の交渉によって決定するからです。つまり、会社の担当者の交渉力や理解度によっては、地雷商品しか投資できないかもしれないのです。

ここが難しいところで、所属されている会社によって運用できる商品が異なるため、「この商品がおすすめ!」と提示できないのです。

企業型確定拠出年金の商品選定の基準はたった3つ!

では、企業型確定拠出年金で運用商品を決定するには、どのような選定基準で選べばよいのでしょうか?

高校中退投資家Toshiは、今までの投資経験から下記3つの基準をもとに商品を選定すべきと考えます。

商品選定の3つの基準

  1. 株式100%
  2. インデックスファンド
  3. 信託報酬(0.25%以下くらいのもの)

① 株式100%

まず確定拠出年金は60歳以降まで引き出すことができないという制限があります。したがって、長期間に渡って運用する必要がありますから、株式100%の商品を選ぶのがよいでしょう。

理由は単純に「過去の結果から株式は債券などの商品と比較して長期リターン(利益)が高いから」です。

株式は値動きの幅が大きいのが難点ですが、長期間に渡って運用できれば、大きなリターンを得られる可能性があります。

なお、定期預金にするのはおすすめしません。定期預金の利息はほぼ0%で、「運用益が非課税」というメリットを受けることができないからです。

② インデックスファンド

次の基準として、インデックスファンドを選定するようにしましょう。インデックスファンドは、「日経平均」とか「ニューヨークダウ」などの指数に連動するように運用される商品です。

逆に市場平均を上回るように運用される商品を「アクティブファンド」と言います。しかし、このアクティブファンドは長期的なリターンで、インデックスファンドに負けることが多いです。

また、アクティブファンドは手数料が高いので、長期間運用する商品としておすすめできません。

つみたてNISAの記事でもご紹介しましたが、全世界へ投資するインデックスファンドを選定すれば、商品の入れ替えも不要なのでおすすめです。

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③ 信託報酬(0.25%以下くらいのもの)

次に確認すべきなのが信託報酬です。信託報酬は商品の運用に対して支払う手数料のようなものです。

当然安ければ安い方がよいのですが、運営管理機関にとって信託報酬の安い商品は利益になりません。所属されている会社で選定できる商品が、信託報酬の高いものばかりの可能性がありますので注意が必要です。

個人的な感覚では、0.25%/年以下の商品があればラッキーです。ない場合はできるだけ安いものを選定しましょう。

年代によって運用方法を変えるべきか?

次に年代別にどのように運用すべきか検討してみましょう。

40代くらいまでの方々は、引き落としが可能となる60歳までに数十年の運用期間を確保できます。上記3つの基準で選定した商品をひたすら購入するだけで良いでしょう。

一方で、50代になったら少しずつ定期預金などに利益確定していくのも一つの手です。ここは議論が分かれるところですが、高校中退投資家であれば、20%や30%など割合を決めて、株高な時に徐々に利益確定をして、定期預金へ切り替えていきます。

なお、別の商品へ変更する必要はないでしょう。運用商品を「株式100%のインデックスファンド1本」と「定期預金」だけにするのがシンプルで迷いのない運用方法だと考えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

所属されている会社によって企業型確定拠出年金で運用できる商品は違います。そのため、具体的におすすめの商品を提示することができません。

しかし、今回説明した3つの基準を参考にすれば、商品選定で迷うことはないでしょう。実際に高校中退投資家が勤める会社の確定拠出年金では、3つの基準に当てはまる商品は1つしかありませんでした。

長期間の運用期間を最大限活かすためにも、この3つの基準を参考に優良な商品を選定し、老後資産を構築していきましょう!

以上、ご参考になれば幸いです。

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