投資・資産形成

配当金生活はなぜ難しいのか?

不労所得である配当金で生活する「配当金生活」に憧れはありませんか?

配当金で生活費が賄えるのであれば、無理に働く必要はなくなります。自分がやりたいこと、好きなことをしながら生活していくことができます。

一方で、配当金生活を実現することはそんなに甘いものではありません。本記事では配当金生活を実現することがなぜ難しいのか、その理由を解説していきます。

配当金生活の実現はなぜ難しいのか?

配当金生活を目指すためには利回りの高い高配当株を買い集めなければいけません。

この「高配当株投資」はアメリカのS&P500などの指数に連動する商品へ投資する「インデックス投資」と比較して難易度が高いのです。

老後資金などの確保を目的にコツコツとインデックス投資をするのであれば、投資の知識はほとんど必要ないと言ってよいでしょう。

一方で、高配当株投資は以下に示すような理由からインデックス投資に比べて難易度が上がります。

高配当株投資が難しい理由!

1. 高配当株は爆発力がない

通常高い利回りの銘柄は事業が安定しており、新規事業への投資が少ないのが普通です。つまり、大きな値上がり益を期待できないということです。

一般的に株式のリターンは5~6%/年が期待できると言われています。

一方で、高配当株の配当利回りはよくて4%前後でしょう。株価の上昇がほとんど見込めない場合はインデックス投資よりリターンは低くなります

したがって、単純にインデックスファンドへコツコツ投資し続けた方が、資産を大きく伸ばすことができる可能性が高いのです。

2. 税金面で不利である

高配当株投資ではそれなりの配当金を毎年受け取るわけですが、その際に税金が差し引かれます。

最初のうちは受け取った配当金を再投資して資産を増やしていくことになりますから、税金の支払いは投資のリターンを下げる要因になります。

一方で、インデックス投資では受け取る配当金が少ないので、資産を増やしていく段階では税金の支払いを少なくすることができます。

したがって、高配当株投資は特に資産形成の過程ではインデックス投資と比較して非効率と言わざるを得ません。

3. 銘柄選びが難しい

配当金生活を目指すのに避けては通れないのが高配当株の銘柄選びです。

米国株であれば米国高配当株ETFであるSPYD、HDV、VYMなどのETFを購入することで問題ありません。

一方で、米国株だけでなく税制優遇のある日本の高配当株へも投資しておきたいところです。しかし、日本の高配当株を集めた優良ETFはありませんので、日本の高配当株へ投資するには銘柄選びが必須なのです。

当然ながら個別株はリスクが高くなります。投資している企業が倒産すれば価値がなくなってしまうからです。

4. スポット購入が必要

高配当株投資をするなら株価が下落した時期を見計らって株式を購入する必要があります。

もちろん多額の投資資金を確保できるのであれば定期買付でもよいでしょう。しかし、一般的にはそのような資金は用意できませんので、株価が下がって利回りが高くなったときに購入するのが一般的です。

ただ、株価が下がるまで待つことができない方も多く、加えて購入した矢先に株価がどんどん下がってしまうこともあります。

これは精神面で非常に難易度が上がります。多くの方は株価下落時に株式を売却してしまったり、投資自体を辞めてしまったりします。

インデックス投資から高配当株投資へ移行?

上記でご説明したとおり、配当金生活をするために必須の「高配当株投資」は「インデックス投資」に比べて難易度が高いです。

それでは配当金生活を目指すにはどうすればよいのでしょうか?

まずは投資になれる意味でもインデックス投資からスタートするのがおすすめです。そして慣れてきたら高配当株投資へ徐々に軸足を移していくといった形です。

あるいはインデックス投資と高配当株投資を併用するパターンもよいでしょう。

しかし、基本的に配当金が得られない「インデックス投資」を併用するわけですから、配当金生活を送るためには高配当株投資一本よりも投資資金が必要になります。

この点から考えても、配当金生活の実現は難易度が高いのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

配当金生活の達成ははっきり言って難しいです。老後資金の確保などを目的にインデックス投資で資産を増やしていくのとは訳が違います。

しかしながら、配当金が増えていくのは嬉しいですし、何より資産を売却せずに生活できるというのは出口戦略としても優れています。難しいけど目指す価値がある、それが配当金生活なのです。

以上、ご参考になれば幸いです。

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