米国高配当株ETFの配当金が待ち遠しくありませんか?
米国高配当株の代表格であるHDV、SPYD、VYMの3商品は、四半期ごと(3月、6月、9月、12月)に分配金を出します。
8月も終わりに近づき、待ちに待った9月の配当月が近づいてきました。
そこで本記事では、HDV、SPYD、VYMの配当金がいつ頃発表されるのか2021年9月の配当金スケジュールをご紹介していきます。
高配当株ETF(HDV、SPYD、VYM)の配当金はいつ発表されるのか?
米国高配当株ETFの配当金のスケジュールを下表にまとめます。
Ex-date | Record date | Payable date | |
---|---|---|---|
HDV | 9月24日 | 9月27日 | 9月30日 |
SPYD | 9月17日 | 9月20日 | 9月22日 |
VYM | 9月20日 | 9月21日 | 9月23日 |
Ex-date、Record date、Payable dateの日本語訳は下記の通りです。
- Ex-date:権利落ち日
- Record date:権利確定日
- Payable date:配当金の支払い開始日
重要なのは「権利落ち日」で、米国高配当株ETFの分配金を受け取るためには、この「権利落ち日」の前営業日までに買付が必要です。その結果、「権利確定日」に株主名簿に記載されることになり、分配金を受け取る権利が得られます。
また、「Payable date」は配当金の支払い開始日を意味します。日本の証券会社で購入している場合は、この支払開始日から少し遅れて我々の口座へ分配金が振り込まれることになります。
配当金の発表はいつ頃か?
では分配金の金額はいつ頃発表されるのでしょうか?
配当金の発表日は「Declared Date」や「Declaration Date」と言われます。過去の傾向を見ると、「Ex-date」の数営業日前に発表されることが多いです。
3つの中で最も「Ex-date」が早いのはSPYDで9月17日です。配当金の金額をすぐに知りたい方は、9月15日前後にチェックをするとよいでしょう。
2021年の米国高配当株ETFの配当金推移!
ここでは、HDV、SPYD,VYMの2020年以降の分配金推移を確認しておきましょう。
2020年と比較すると、最も調子がよいのがSPYDです。3月、6月ともに前年同時期よりも配当金が高く、合計では約30%近い増配です。
3月 | 6月 | 9月 | 12月 | 合計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
HDV | 2020 | 0.9144 | 0.8795 | 0.8508 | 0.9232 | 3.5679 |
2021 | 0.8821 | 0.8103 | – | – | – | |
SPYD | 2020 | 0.3962 | 0.3657 | 0.2636 | 0.6606 | 1.6321 |
2021 | 0.6362 | 0.3989 | – | – | – | |
VYM | 2020 | 0.5544 | 0.8368 | 0.7053 | 0.8096 | 2.9061 |
2021 | 0.6564 | 0.7523 | – | – | – |
注:配当金の単位はドル/株
VYMは前年同時期と比較すると、3月は増配でしたが6月は減配でした。3月と6月の合計ではかろうじて前年を超えています。
最も調子が悪いのがHDVです。2020年と比較すると3月、6月ともに減配になっています。9月では巻き返しを期待したいところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
代表的な米国高配当株ETFであるHDV、SPYD、VYMの配当金スケジュールをご紹介しました。
権利落ち日が9月の中旬から下旬ですから、その少し前に配当金が発表されるでしょう。一刻も早く配当金の金額を知りたい方は、9月中旬頃に情報をチェックする必要があります。
本ブログでもHDV、SPYD、VYMの配当金を速報する予定ですので、興味がある方はぜひご覧ください。
以上、ご参考になれば幸いです。