こんにちは、高校中退投資家Toshiです!
高校中退投資家Toshiは世界的な銀行である「HSBC香港」に銀行口座を保有しています。本記事ではそんなHSBC香港の2021年11月の人気ファンドをご紹介します。
なお、2021年10月の人気ファンドは下記記事でご紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。
HSBC香港おすすめ人気ファンド 2021年11月版
HSBC香港の2021年11月の人気ファンド一覧を示します。
2021年10月の人気ファンドから、赤字で示した3つが新たにランクインしました。株式へ投資するファンドが2つと今流行のESG(環境、社会、ガバナンス)へ投資するファンドが1つです。
2021年11月の人気ファンド
HSBC カテゴリー | ファンド名 |
---|---|
Global Equity | Blackrock Systematic Global Equity High Income Fund |
Global Equity | AB – Low Volatility Equity Portfolio |
Global Fixed Income | JPM INCOME FUND |
US Fixed Income | AB – American Income Portfolio |
Multi-Asset – US | HSBC GIF- US INCOME FOCUSED |
Multi-Asset – Global | JPMorgan Multi Income |
Multi-Asset – Global | HSBC Portfolios – World Selection 3 (AC) |
Specialised Sector Equity | PICTET – Premium Brands |
ESG (Environmental, Social and Governance) | Blackrock Global Funds – Sustainable Energy Fund |
Short Duration Fund | ULTRA SHORT DURATION BOND |
出典:HSBC香港HPより作成
カテゴリーがESGの「Blackrock Global Funds – Sustainable Energy Fund」は株式と債券の両方へ投資するマルチアセットの商品です。したがって、マルチアセットへ投資する商品が4つと最も多くなっています。
人気ファンドのご紹介
今月は新規にランクインした「Blackrock Global Funds – Sustainable Energy Fund」について、商品の詳細をご紹介していきます。
Blackrock Global Funds – Sustainable Energy Fund
「Blackrock Global Funds – Sustainable Energy Fund」はESG(環境、社会、ガバナンス)に配慮した企業に投資する商品です。
具体的には再生可能エネルギー関連の企業が投資先のメインです。11月末時点で約50銘柄のみへ投資しており、銘柄数は多くありません。
2001年から運用されているファンドで運用実績としては申し分ありません。購入手数料は3%、ファンドマネージャーへ支払う手数料(Management fee)は1.65%です。
投資地域の割合
保有する株式の国別の割合を以下に示します。
米国とユーロ圏が30%以上と割合が高くなっています。日本への投資割合はたった、2%程度しかありません。
No. | 国 | 割合 |
---|---|---|
1 | 米国 | 38.12% |
2 | ユーロ圏 | 32.68% |
3 | ヨーロッパ(ユーロ圏除く) | 10.11% |
4 | アジア(先進国) | 6.85% |
5 | イギリス | 4.52% |
6 | 日本 | 2.38% |
7 | アジア(新興国) | 2.30% |
8 | カナダ | 0.77% |
注:2021年11月末時点
投資銘柄
次に投資銘柄の上位を示します。
投資先がESG銘柄だけあって、馴染みの薄い銘柄が並んでいます。1位のNextEra Energy Incはアメリカの再生可能エネルギー最大手の会社です。
No. | 銘柄 | 割合 |
---|---|---|
1 | NextEra Energy Inc | 4.56% |
2 | Enel SpA | 4.48% |
3 | RWE AG | 4.20% |
4 | Schneider Electric SE | 3.90% |
5 | Analog Devices Inc | 3.81% |
6 | Infineon Technologies AG | 3.73% |
7 | Samsung SDI Co Ltd | 3.69% |
8 | Sika AG | 2.86% |
9 | On Semiconductor Corp | 2.85% |
10 | Atlas Copco AB A | 2.78% |
注:2021年11月末時点のデータ
投資セクターの割合
次に投資セクターの割合について示します。
テクノロジーがトップで約37%、次に資本財が約29%、公共事業が約22%と続きます。この3つのセクターで9割近くを占めています。
No. | セクター | 割合 |
---|---|---|
1 | テクノロジー | 36.62% |
2 | 資本財 | 28.66% |
3 | 公共事業 | 21.83% |
4 | 素材 | 8.63% |
5 | 一般消費財・サービス | 1.99% |
注:2021年11月末時点
リターン
3年リターンは29.23%/年、5年リターンは18.54%/年、10年リターンが11.62%/年とそこそこのリターンがあります。
一方で、2007年にも株価の高い時期があり、運用開始からずっと右肩上がりで上昇しているわけではありません。
暴落時の影響
2020年3月のコロナショックでは、基準価額が約32%下落しました。株式への投資だけであって、暴落ではかなり大きく影響を受けました。
ただし、暴落前の2020年2月の基準価額の水準をすでに大きく上回っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2021年11月のHSBC香港人気ファンドランキングをご紹介しました。また、ランキングの上位の「Blackrock Global Funds – Sustainable Energy Fund」の詳細をご紹介しました。
今流行のESGへ投資するファンドでリターンもそこそこあります。一方で、50銘柄への投資と分散の観点からは気になるところです。また、コロナショックのような暴落でもかなりのダメージがありました。
投資を検討中の方はこういった点も確認の上、購入を検討いただければ幸いです。
以上、ご参考になれば幸いです。