こんにちは、高校中退投資家Toshiです!
高校中退投資家Toshiは世界中に支店を持つ「HSBC香港」に銀行口座を保有しています。本記事ではそんなHSBC香港の2021年12月の人気ファンドをご紹介します。
なお、2021年11月の人気ファンドは下記記事でご紹介しています。興味のある方はぜひご覧ください。
HSBC香港おすすめ人気ファンド2021年12月版
HSBC香港の2021年12月の人気ファンドは以下の通りです。
赤字で示した2つのファンドが2021年11月の人気ファンドから新たにランクインしました。米国の株式へ投資するファンドと短期の定期預金などへ投資するファンドです。
2021年12月の人気ファンド
HSBC カテゴリー | ファンド名 |
---|---|
Global Equity | Blackrock Systematic Global Equity High Income Fund |
Global Equity | AB – Low Volatility Equity Portfolio |
US Equity – Broad | AB SICAV I – American Growth Portfolio |
Global Fixed Income | JPM INCOME FUND |
US Fixed Income | AB – American Income Portfolio |
Multi-Asset – US | HSBC GIF- US INCOME FOCUSED |
Multi-Asset – Global | JPMorgan Multi Income |
Short Duration Fund | HSBC Global Money Funds |
Short Duration Fund | ULTRA SHORT DURATION BOND |
出典:HSBC香港HPより作成
ここ最近はランキング上位にマルチアセットの商品が多かったのですが、今月は2つだけしか入っていません。株式が3つ、債券が2つランクインしており、カテゴリーの偏りは見られませんでした。
人気ファンドのご紹介
今月は新規にランクインした「AB SICAV I – American Growth Portfolio」について、商品の詳細をご紹介していきます。
AB SICAV I – American Growth Portfolio
「AB SICAV I – American Growth Portfolio」は米国の株式へ投資する商品です。
特に高い収益性があり長期的な成長が期待できる企業へ投資します。投資銘柄数は約50と多くありません。
1997年から運用されており運用実績は申し分ありません。購入手数料は3%、ファンドマネージャーへ支払う手数料(Management fee)は1.5%です。
投資銘柄
投資銘柄のトップ10を以下に示します。
マイクロソフト、アルファベット、アマゾン、ビザなどおなじみの銘柄が上位に並んでいます。また、10位には日本でも人気のコストコがランクインしています。
なお、上位10銘柄の割合が高く50%を超えている点には注意が必要でしょう。
No. | 銘柄 | 割合 |
---|---|---|
1 | Microsoft Corp | 9.02% |
2 | Alphabet Inc Class C | 8.42% |
3 | Amazon.com Inc | 5.69% |
4 | Visa Inc Class A | 5.11% |
5 | Meta Platforms Inc Class A | 5.11% |
6 | UnitedHealth Group Inc | 4.26% |
7 | Qualcomm Inc | 4.09% |
8 | Zoetis Inc Class A | 4.02% |
9 | The Home Depot Inc | 3.61% |
10 | Costco Wholesale Corp | 3.35% |
注:2021年12月末時点のデータ
投資セクターの割合
次に投資セクターの割合について示します。
成長性の高い分野としてやはりテクノロジーがトップで約30%に及びます。その次には景気の影響を受けにくいヘルスケアが入っています。
No. | セクター | 割合 |
---|---|---|
1 | テクノロジー | 29.95% |
2 | ヘルスケア | 21.46% |
3 | 通信サービス | 14.97% |
4 | 一般消費財 | 14.41% |
5 | 金融 | 7.20% |
注:2021年12月末時点
リターン
2022年1月14日時点においては、3年リターンが26.36%/年、5年リターンが21.41%/年、10年リターンが17.84%/年と高いパフォーマンスを出しています。
特に10年リターンで18%近いリターンを出している点は優秀です。長期的に上昇を続けている証拠であり、S&P500へ投資するVOOの10年リターン(16.5%程度)を上回っています。
暴落時の影響
2020年3月のコロナショックでは基準価額が約28%下落しました。株式のみへ投資する商品ですから、やはり暴落時の影響は避けられません。
一方で、コロナショック以降は右肩上がりで基準価額を上昇させており、2022年1月時点でコロナショック前の基準価額を大幅に上回っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では2021年12月のHSBC香港人気ファンドランキングをご紹介しました。また、ランキング上位の「AB SICAV I – American Growth Portfolio」の詳細をご紹介しました。
「AB SICAV I – American Growth Portfolio」は米国の成長性が高い企業へ投資するファンドでS&P500と同等あるいは上回るリターンを出しています。
VOOなどの米国ETFと比較して手数料が高いことが難点ですが、その高いリターンは魅力でしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。