投資・資産形成

どれだけお得?一般NISAを5年運用した結果を紹介します!

NISA(少額非課税投資制度)を活用して投資したほうがよいと聞きますが、本当にお得なのでしょうか?

NISAは大きく分けて「一般NISA」と「つみたてNISA」があり、どちらか一方を選択して利用します。高校中退投資家Toshiは2017年から「一般NISA」を活用しており、2017年に購入した分が5年間の非課税期間を終了しました。

本記事では高校中退投資家Toshiの事例として、一般NISAを5年間利用してどれだけ得をしたのか実績をご紹介します。

一般NISAはどれだけお得なのか?

結論から言うと、一般NISAで5年間運用した結果、合計で125,532円を節税できました。

一般NISAで5年間運用した結果

配当金の節税額:14,894円

値上り益の節税額(見込み分含む):110,638円

合計:125,532円

以下で詳しく説明していきます。

一般NISAとつみたてNISA

まずはNISAの概要について確認しておきましょう。

NISAは「少額非課税投資制度」のことを言い、一般的には以下2つのどちらか一方を毎年選択して利用します。

一般NISA つみたてNISA
非課税期間 5年 20年
非課税枠(年間) 120万円 40万円
投資可能商品 上場株式、株式投資信託、ETF、REIT等 一定の公募等株式投資信託(金融庁指定)

高校中退投資家Toshiは基本的に一般NISAを選択して運用しています。非課税期間は短いものの、投資枠がつみたてNISAより大きいためです。

また、一般NISAなら現在投資対象の中心にしている米国高配当株ETFが購入できることも理由の一つです。

非課税期間が終了したらどうなるのか?

一般NISAの5年間の非課税期間が終了すると、以下3つのうちどれかを選択することになります。

非課税期間終了時の対応

  1. ロールオーバーする
  2. 何もしないで課税口座へ移動する
  3. 売却する

①は翌年の非課税枠に移動する方法です。これにより更に5年間非課税で保有することが可能になります。

今回のケースでは2021年に非課税期間が終了するので、2022年の非課税枠を活用することになります。一方で、2022年の非課税枠を使ってしまうので、2022年に新規に一般NISAを活用して120万円の投資をすることはできません

②は何もしないで非課税期間を終了します。この場合、NISA口座で保有していた商品は課税口座(特定口座/一般口座)へ移動されます

③は売却して現金化するという選択です。

高校中退投資家の場合は②を選択しました。購入した商品はセミリタイアするまでは売却の予定はありませんし、2022年も120万円の非課税枠を利用したいと考えたからです。

一般NISAを5年間活用した結果

それでは、一般NISAを5年間活用した結果についてご紹介していきます。

2017年に一般NISAで何を購入したのか?

2017年に一般NISAで購入した商品は以下の通りです。

銘柄 タイプ 購入金額
吉野家ホールディングス 個別株 164,600円
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 ETF(国内株式) 574,400円
上場インデックスファンドTOPIX ETF(国内株式) 157,700円
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 投資信託(先進国株式) 300,000円
合計 1,196,700円

2017年は投資を始めたばかりで右も左も分からない状況でした。当時読んだ投資本(図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!【電子書籍】[ 山崎元 ])を参考に、日本のTOPIXに連動するETFと先進国株式へ投資する投資信託を半々で購入する作戦でした。

また、株主優待にも興味があって、日本の個別株として吉野家も購入しました。牛丼が安く食べられるという安易な気持ちで選択しただけで、当時は企業分析などをきちんとしていませんでした。

なお、合計は1,196,700円で非課税枠を3,300円を残しています。なぜこの非課税枠を使い切らなかったのかは謎です。

投資を始めたばかりでとにかく色々なものに手を出してみたかったし、NISAの制度自体もよく分かっていなかったのです。

後で振り返ると「自分は何をしていたんだ!」と思うことはよくあることです。

5年間でどれだけ節税できたのか?

肝心の節税額ですが、5年間の間に以下3つについて節税することができました。合計で12万円以上です。

節税額
① 個別株の売却益 4,123円
② 国内ETFからの配当金 14,894円
③ 非課税期間終了時の値上がり益 106,515円
合計 125,532円
■① 個別株の売却益

株式優待目当てで購入した吉野家の株は、購入後すぐに20%程度株価が上昇しました。

購入タイミングがたまたまよかっただけなのですが、当時はこんなに上がるなんてラッキーだと考え、5年間の非課税期間を使い切る前に利益確定をしてしまいました。

購入額 売却額 利益 2021年末株価
164,600円 184,900円 20,300円 232,100円/100株

一方で、2021年末の株価では232,100円です。売却時点よりも株価は上がっており、ずっと保有していたほうがはるかにお得でした。値上り益だけでなく保有期間にもらえる配当や株主優待もあります。完全に初心者の失敗です。

■ ② ETFからの配当金

次に国内ETFから受け取った配当金の節税額です。

配当金には通常20.315%の税金がかかります。この本来支払うべき税金分がNISAを活用することで節税できます。

5年間の配当金合計:73,315円

本来支払うはずだった税金:14,894円

5年間の保有の間に受け取った配当金の20.315%分は約15,000円です。NISA口座ではなく課税口座で保有していれば、この分を税金として納める必要がありました。

■ ③非課税期間終了時の値上り益

3つの中で最も節税できた部分です。

2017年に購入したETFや投資信託は、2021年の年末までに株価や基準価額が大きく上昇しました。

そして、非課税期間が終了してNISA口座から特定口座へ移動された際に基準価額が再設定されたのです。

銘柄 購入額 2021年末評価額 差額
NEXT FUNDS TOPIX連動型上場投信 574,400円 746,640円 172,240円
上場インデックスファンドTOPIX 157,700円 205,300円 47,600円
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド 300,000円 604,480円 304,480円
合計 1,032,100円 1,556,420円 524,320円

もし仮にNISAではなく特定口座で運用して年末に売却した場合、以下の金額が値上り益となります。

値上り益:524,320円

本来支払うはずだった税金:106,515円

特に先進国の株式へ投資する「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」はこの5年間で倍以上へと基準価額が上昇しました

その結果、値上り益だけでも10万円以上もの節税ができました。

一般NISA活用時の注意点

今回2017年からの5年間で12万円以上も節税をすることができました。

一方で、一般NISAを利用する際には以下2点について注意が必要です。

  1. 5年後に取得単価よりも株価が下がっている場合
  2. 「非課税期間終了時の値上り益」はあくまで暫定

① 5年後に取得単価よりも株価が下がっている場合

購入時よりも非課税期間終了時に株価や基準価額が下がっているケースもありえます。

NISAの制度上、非課税期間終了時の単価が新しい単価になるため、5年後に実際の取得単価よりも低くなってしまう可能性があります

たとえば、10万円で購入した株が5年後に5万円になってしまったケースを考えてみましょう。

  • 購入価格:10万円
  • 非課税期間終了時の評価額(5年後):5万円
  • 新規購入価格:5万円

非課税期間終了後に運用を続け、最終的に10万円の評価額に戻った段階で売却したとします。

この場合、最初に購入した価格と同じなのに、値上り益が5万円出たと解釈され、5万円の20.315%(約1万円)を税金として納める必要が出てきます。

この点をリスクと考える方は非課税期間をより長く取れる「つみたてNISA」がおすすめです。20年保有し続ければ、たとえ暴落に遭遇しても取得単価を下回る可能性が低いからです。

②「非課税期間終了時の値上り益」はあくまで暫定

「非課税期間終了時の値上り益」で約10万円も節税ができたことをご紹介しました。しかし、これはあくまで暫定です

なぜなら、必ずしもこの取得単価より高い株価で売却できるとは限らないからです。

非課税期間終了後に株価が下がり、2017年に購入した価格以下で売却したのなら、基本的に節税効果はなくなります。普通に運用していた場合でも、含み益がないので税金がかからないからです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この5年間は株価が大きく上昇した期間で、多少ラッキーなところもありました。しかし、一般NISAを活用することで12万円以上も節税することができました。

NISAは非常にお得な制度ですから、ぜひ使いこなしていただきたいところです。

一方で、一般NISAの場合は非課税期間が短く、非課税期間終了時に暴落が重なると損をする可能性もあります。そういったリスクを取りたくない方には「つみたてNISA」がおすすめです。

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なお、2019年以降は一般NISAで米国高配当株ETFを購入しています。日本株よりも値上り益も配当も期待できる商品ばかりですから、更に大きな節税ができるかもしれません。

こちらの結果については、5年間の非課税期間終了時にご紹介させていただきます。

以上、ご参考になれば幸いです

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