投資・資産形成

2024年1月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!

2024年から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしましたが、どのような銘柄へ投資すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

多くの方はランキング上位の人気銘柄を投資対象としてまず検討されるでしょう。しかし、ランキング上位でも長期積立に向かない商品はたくさんあります。

そこで本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券で購入されている人気銘柄のランキング(2024年1月)を解説していきます。

2024年1月のNISAランキング

2024年1月のSBI証券と楽天証券のNISAランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 楽天・S&P500インデックス・ファンド
4 iFreeNEXT FANG+インデックス 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
5 SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型) ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
6 ニッセイNASDAQ100インデックスファンド iFreeNEXT インド株インデックス
7 SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド 楽天・全米株式インデックス・ファンド
8 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) iFreeNEXT FANG+インデックス
9 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) eMAXIS Slim全世界株式(除く日本
10 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) eMAXIS Slim先進国株式

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は2024年1月のNISA(成長投資枠+つみたて投資枠)の月間積立設定金額ランキング、楽天証券は2024年1月のNISAの買付金額ランキング。

SBI証券は8位と9位に日本の株式へ投資する銘柄がランクインしました。そして、5位には高配当株投資家の間で注目を集めている「SBI日本高配当株式(分配)ファンド」が入ってきました。

楽天証券のランキングには「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」と「iFreeNEXT FANG+インデックス」の2銘柄が新しく入ってきました。

両証券会社ともに1位と2位は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」で変動はありません。

ランキング上位商品のご紹介

NISA_SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド_2024年1月今月はSBI証券の7位にランクインした「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」をご紹介していきます。

SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド

「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」はインドの株式へ投資する投資信託です。

ブラックロックという世界最大級の資産運用会社の商品である「iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディアETF」へ投資する投資信託です。

つまり、実在する海外ETFを購入するだけになります。同様のコンセプトの商品にはVTIという米国株全体へ投資するETFを購入する「楽天・全米株式インデックス・ファンド」などがあります。

本家の「iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディアETF」は2006年に上場された歴史のある銘柄ですが、本投資信託は2023年9月に設定されたばかりの新しい銘柄です。

また、純資産は2024年1月末時点で300億円程度と両証券会社のランキングに含まれる銘柄の中で最も少ない金額です。

信託報酬は0.4638%程度/年とインド株へ投資できる投資信託としては格安になっています。

構成銘柄

「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」の投資先である「iシェアーズ・コア S&P BSE SENSEXインディアETF」の構成銘柄を下表に示します。

順位 銘柄 比率
1 HDFC銀行 15.72%
2 リライアンス・インダストリーズ 10.81%
3 ICICI銀行 8.46%
4 インフォシス 6.67%
5 ローセン&トゥブロ 5.17%
6 ITC 4.96%
7 タタ・コンサルタンシー・サービシズ 4.71%
8 アクシス銀行 3.78%
9 コタック・マヒンドラ銀行 3.31%
10 バーティ・エアテル 3.17%

出典:2023年12月の月次レポートを基に作成

組入銘柄数は30と少ないため、上位10銘柄だけで約70%を占めます。

インド株だけあって馴染みのない企業が上位に並んでいますが、銀行が4銘柄も入っていることが特徴でしょう。

また、インドと言えばIT系に強みがあるのも特徴です。インフォシスやタタ・コンサルタンシー・サービシズなどのIT系の企業も上位に入っています。

セクター別の割合

次にセクター別の投資割合についてです。

No. セクター 割合
1 金融 57.93%
2 情報技術 19.11%
3 エネルギー 6.67%
4 生活必需品 4.97%
5 一般消費財・サービス 4.80%

出典:2023年12月の月次レポートを基に作成

上位銘柄に多くの銀行株を含むこともあり、金融セクターが約60%と最も高くなっています。

その次は情報技術で約20%で、3位以下は一桁台しかありません。

リターン

「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」は昨年設定されたばかりの新しい銘柄です。そのため、本銘柄のベンチマークとなる「S&P BSE SENSEXインデックスの年間収益率を以下に示します。

2019年:11.6%

2020年:-0.3%

2021年:43.2%

2022年:15.8%

2023年:0.5%

過去5年間の年間収益率はかなり高いことが分かりますが、同期間のS&P500指数(米国株)と比較すると見劣りします。

しかし、インドは今後も人口が増えていきますし、将来的には世界経済の中心になる可能性があります。長期的な視点では期待できるかもしれません。

その他

インド株へ投資する投資信託には楽天証券の6位にランクインした以下銘柄もあります。

iFreeNEXT インド株インデックス

こちらの銘柄も信託報酬が0.5%以下でインド株へ投資できる数少ない投資信託です。

ただし、連動を目指す指数はNifty50指数です。本指数の投資銘柄は50社となりますので、「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」とは若干違う点は注意が必要です。

まとめ

本記事では2024年1月のNISA人気ランキングをご紹介しました。また、SBI証券の7位にランクインした「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」の詳細を解説しました。

「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」は今後の成長が期待されているインドの株式へ投資ができる投資信託です。

NISAの投資期間が恒久化されたことで長期的な視点で投資ができる環境が整いました。

将来性が期待されているインドへ長期的に投資する上で、「SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス・ファンド」は魅了的な銘柄の1つになるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA