投資・資産形成

2024年9月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!

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こんにちは、TOSHI(@dropoutinvestor)です!

2024年から新NISA(少額投資非課税制度)がスタートしましたね。一方で、NISAを活用してどのような銘柄を購入すべきか悩んでいる方も多いでしょう。

多くの方はランキング上位の人気銘柄を投資対象としてまず検討されるはずです。しかし、ランキング上位でも長期積立に向かない商品はたくさんあります。

そこで本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券で購入されている人気銘柄のランキング(2024年9月)を解説していきます。

2024年9月のNISAランキング

2024年9月のSBI証券と楽天証券のNISAランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
2 iTrustインド株式 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
3 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 楽天・S&P500インデックス・ファンド
4 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
5 eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 楽天・全米株式インデックス・ファンド
6 日経平均高配当利回り株ファンド 楽天・NASDAQ-100インデックスファンド
7 ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
8 ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド 楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
9 iFreeNEXT FANG+インデックス
10 フィデリティ・マゼラン・米国成長株ファンド iFreeNEXT インド株インデックス

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は2024年9月のNISA(成長投資枠+つみたて投資枠)の月間積立設定金額ランキング、楽天証券は2024年9月のNISAの買付金額ランキング。

SBI証券のランキングでは4銘柄の入れ替えがありました。特にランキング上位の常連であった「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」がランク外になったのは驚きです。

この原因はよく分かりませんが、8月の株式市場の暴落が影響しているのかもしれません。

一方で、楽天証券のランキングでは1銘柄のみ入れ替えでした。

最近話題を集めている米国高配当ETF(SCHD)へ投資する「楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)」が8位にランクインしました。

ランキング上位商品のご紹介

ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド今月はSBI証券の8位にランクインした「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」をご紹介します。

ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド

「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」は「Solactive GBS United States 500 インデックス(配当込み、円換算ベース)」という指数に連動する成果を目指す銘柄です。

本指数は米国市場に上場する時価総額上位500銘柄で構成されています。似たような指数として「S&P500」が有名ですが、本指数は全く別のものです。

本指数は基本的に時価総額上位という理由で500銘柄を選んでおり、S&P500指数のような四半期連続で黒字などの条件はありません。

S&P500へ連動する商品はたくさん出ていますが、Solactive GBS United States 500 インデックスへ連動する銘柄は珍しいでしょう。

特に注目すべきは信託報酬が0.05775%/年と格安な点です。S&P500などと比較してライセンス使用料を抑えることで、格安の信託報酬を実現しています。

構成銘柄

「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」の構成銘柄を下表に示します。

順位 銘柄 比率
1 アップル 7.0%
2 マイクロソフト 6.4%
3 エヌビディア 5.9%
4 アマゾン・ドット・コム 3.4%
5 メタ・プラットフォームズ 2.4%
6 アルファベット(A) 2.0%
7 アルファベット(C) 1.8%
8 イーライリリー・アンド・カンパニー 1.7%
9 ブロードコム 1.5%
10 JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 1.3%

出典:ニッセイ・S米国株式500インデックスファンドの月間レポートを基に作成(2024年8月末時点)。

当然ではありますが、ランキング上位には米国経済を牽引するアップル、マイクロソフト、エヌビディアなどの有名企業が並んでいます。

また、比較対象のためにS&P500へ投資するVOO(バンガードS&P 500 ETF)の上位銘柄も以下に示します。

順位 銘柄 比率
1 アップル 6.97%
2 マイクロソフト 6.54%
3 エヌビディア 6.20%
4 アマゾン・ドット・コム 3.45%
5 メタ・プラットフォームズ(A) 2.41%
6 アルファベット(A) 2.03%
7 バークシャーハザウェイ(B) 1.82%
8 アルファベット(C) 1.70%
9 イーライリリー・アンド・カンパニー 1.62%
10 ブロードコム 1.50%

出典:バンガードのHPを基に作成(2024年8月末時点)。

VOOと「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」の上位銘柄は割合も含めてほぼ違いはありません

VOOにはバークシャーハザウェイが入っていますが、「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」には入っておらず、その代わりにJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーがランクインしています。

セクター別比率

次にセクター別の比率を下表に示します。

業種 割合
情報技術 31.2%
金融 13.1%
ヘルスケア 12.2%
一般消費財 9.8%
コミュニケーション・サービス 9.0%
資本財 8.5%
生活必需品 5.9%
エネルギー 3.6%
公益事業 2.3%
素材 2.2%
不動産 2.2%

出典:ニッセイ・S米国株式500インデックスファンドの月間レポートを基に作成(2024年8月末時点)。

セクター比率では情報技術の割合が30%以上と高くなっています。また、金融やヘルスケアも10%を超えており、それなりに高い割合です。

こちらも比較対象のためにVOOのセクター別比率を示します。

業種 割合
情報技術 31.1%
金融 13.2%
ヘルスケア 12.2%
一般消費財 9.7%
コミュニケーション・サービス 8.8%
資本財 8.5%
生活必需品 6.0%
エネルギー 3.5%
公益事業 2.4%
不動産 2.4%
素材 2.2%

出典:バンガードのHPを基に作成(2024年8月末時点)。

「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」とほぼ割合は同じだと言えるでしょう。

500銘柄全体で見た場合は組入銘柄に多少の違いはあるものの、上位銘柄の割合やセクター別比率にはほとんど違いはありません。

リターン

「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」のリターンをご紹介します。

銘柄 2018 2019 2020 2021 2022
ニッセイ・S米国株式500 -7.6% 30.6% 13.5% 42.2% -8.3%
全世界株式(オール・カントリー) -7.5% 26.8% 9.0% 32.7%  -5.6%
米国株式(S&P500) -7.7% 30.5% 10.3% 44.5%  -6.1%

比較対象のためにランキング上位のeMAXIS Slim シリーズの商品も一緒に示していますが、S&P500とほぼ同じリターンであることが分かります。

まとめ

本記事では2024年9月のNISA人気ランキングをご紹介しました。

また、SBI証券の8位にランクインした「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンドの詳細を解説しました。

ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」は米国の主要500銘柄へ投資ができる商品です。

上位の構成銘柄やセクター別比率、リターンはS&P500とほぼほぼ同じです。

一方で、経費率は0.05775%/年とS&P500の投資信託よりも格安です。

経費率を極力抑えて投資をされたい方にはおすすめの銘柄であると言えるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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