投資・資産形成

2022年4月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!

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NISA(少額投資非課税制度)は投資をするならまず始めに活用したい制度です。一定期間/一定額において、投資に関わる税金をなくすことができますので、お得に投資をすることができます。

本記事では大手ネット証券のSBI証券と楽天証券の2022年4月のNISAランキングをご紹介します。

2022年3月のランキングは下記記事でもご紹介していますので、興味のある方はご覧ください。

2022年3月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!みなさんはNISA(少額投資非課税制度)を活用して資産形成をされていますか? 本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券の2022年3月のNISAランキングをご紹介していきます。NISAの活用を検討されている方、活用されている方はぜひ御覧ください。...

2022年4月のNISAランキング

2022年4月におけるSBI証券と楽天証券のNISAランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
2 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 楽天・全米株式インデックス・ファンド
3 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
4 SBI・V・全米株式インデックス・ファンド eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
5 SBI・全世界株式インデックス・ファンド 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
6 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) eMAXIS Slim先進国株式インデックス
7 SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド iFreeレバレッジ NASDAQ100
8 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 楽天レバレッジNASDAQ-100
9 楽天・全米株式インデックス・ファンド ニッセイ外国株式インデックスファンド
10 ニッセイ外国株式インデックスファンド キャピタル世界株式ファンド

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は4月のつみたてNISAの積立設定金額ランキング楽天証券は4月のNISAの積立設定金額ランキング。

SBI証券のランキングでは、先月10位の「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」が抜けて、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」が10位に入ってきました。

楽天証券のランキングは銘柄の入れ替えはなく、上位10銘柄は先月と全く同じです。1位〜4位の銘柄は順位すら変動がありませんでした。

ランキング上位商品のご紹介

今月はSBI証券の2位、楽天証券の3位にランクインした「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」をご紹介していきます。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は新興国を含む全世界の株式へ投資する投資信託です。本商品は「オルカン」と略されることもあります。

この投資信託の魅力はなんと言ってもこの商品1つで全世界へ投資が可能という点です。この商品を購入すれば、先進国へ23カ国、新興国へ27カ国の計50カ国へ投資することができます。

また、2018年に設定された新しい銘柄であるにも関わらず、純資産総額は2022年4月末時点で約5,000億円となっています。

ここまで資金を集めているのは、全世界の株式へ手軽に投資できることに加えて信託報酬の安さが挙げられます。信託報酬は0.1144%/年以内と最安値レベルです。

地域別構成比率

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は全世界50カ国の株式へ投資するわけですが、下表に示す通り先進国への投資割合が88%と高くなっています。特に、世界経済の中心である米国の割合が約60%もあります。

投資国 割合
米国 59.6%
日本 6.2%
イギリス 3.7%
フランス 2.9%
カナダ 2.9%
その他 12.9%

注:2021年9月時点の情報

残り12%は新興国への投資ですが、割合が最も高いのは中国の約4%です。

投資国 割合
中国 4.1%
台湾 1.8%
韓国 1.8%
その他 4.6%

注:2021年9月現在の情報

リターン

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の2019年〜2021年のリターンを下表に示します。比較対象のためにeMAXIS Slimシリーズの株式100%の商品も一緒に示しています。

銘柄 2019 2020 2021
全世界株式(オール・カントリー) 26.8% 9.0% 29.3%
全世界株式(除く日本) 27.5% 9.0% 30.4%
全世界株式(3地域均等型) 21.6% 8.7% 19.3%
米国株式(S&P500) 30.5% 10.3% 36.7%
先進国株式 28.9% 9.0% 33.5%
新興国株式 18.4% 8.8% 12.3%

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」のリターンは悪くありません。米国に集中投資する「米国株式(S&P500)」と比較すればリターンは多少低いものの、それでも2021年は30%近いリターンがありました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事ではNISAで人気の投資信託についてご紹介しました。また、SBI証券のランキング2位、楽天証券のランキング3位の「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の詳細を解説しました。

「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」なら、世界中の株式に分散投資ができます。リターンは米国への集中投資に比べれば低いですが、それでも十分高いレベルにあります。

今後も米国が勝ち続けるとは限りません。投資対象の変更を考える必要がありませんから、特に投資初心者の方には魅力的な商品になるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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