セミリタイア生活

永住権が手軽に取得できる?フィリピン移住のビザを解説!

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「優雅に海外セミリタイア生活を送ってみたいと思いませんか?」

高校中退投資家Toshiは、海外と日本を行き来する海外セミリタイア生活に憧れています。

特に東南アジアの国々は日本から距離的にも近く人気があります。なかでも、日本から4時間程度で行け、しかも英語の通じる「フィリピン」は海外セミリタイアの候補地の1つになるでしょう。

しかし、海外セミリタイア生活を送るには、長期間滞在するためにビザの取得が必要です。

本記事では、フィリピンのビザ取得や永住権に関わる情報についてご紹介していきます。

フィリピン移住のために必要なビザは?

観光ビザで入国して自分に合う国か確認しよう!

まず観光目的であれば、日本人はビザなしで30日間の滞在が可能です。加えて、お金さえ払えば現地で何度かビザを延長できます。

申請費用は1ヶ月の延長に対して5,000円~1万円程度です。また、60日以上フィリピンに滞在する人は外国人登録証(ACR-Iカード)を取得する必要があります。これもビザ延長の際に訪れる現地のイミグレーションで取得します。

したがって、フィリピンへの移住を検討されている方は、まずはビザなしで入国し、必要に応じて現地で数ヶ月ビザを延長することをおすすめします。

後述する長期滞在に関わるビザの取得には、ある程度のお金が必要です。まずは観光目的で数ヶ月滞在して、自分に合う国か確認するのがベターです。

  • ビザなしで30日間滞在が可能
  • 現地で観光ビザの延長手続きができる
  • ビザ延長にかかる費用は1ヶ月あたり5,000円~1万円程度

フィリピンへ移住する際に取得するビザ

では実際に数ヶ月滞在して、「フィリピンへ移住したい!」と考えた場合、どんなビザを取得すればよいでしょうか。

いくつか選択肢がありますので1つずつ確認していきましょう。なお、これらのビザはどれも就労可能なビザです。

フィリピン移住に関わるビザ

  • 投資家用特別居住ビザ(SIRV)
  • 特別居住退職者 (SRRV)
  • アペコ特別永住権(ASRV)

① 投資家用特別居住ビザ(SIRV)

フィリピン株へ75,000米ドル以上(約800万円)の株式投資をすることにより、投資を継続している間は「投資家用特別居住ビザ(SIRV)」が取得できます。

このビザの特徴は年齢が若くして取れることで、21歳以上で取得が可能です。また、配偶者や子供も申請可能です。

他国で同様のビザを取得しようとした場合、数千万円〜数億円単位のお金が必要になります。800万円程度の投資でビザが取得できるわけですから、フィリピンでのビザ取得はかなり敷居が低いと言えるでしょう。

②特別居住退職者 (SRRV)

特別居住退職者 (SRRV)は「退職者」と記載されていますが、フィリピンでは35歳以上で取得が可能なビザです。1年ごとに更新が必要で年会費は360ドル(約4万円)です。

SRRVにはいくつか種類があるのですが、一般的には、「SRRV SMILE」か「SRRV CLASSIC」を取得することになります。

■ SRRV SMILE

SRRV SMILEの取得には、フィリピン退職局認定の銀行へ20,000米ドル(約210万円)を預け入れる必要があります。ただし、この預託金は永住権を放棄した場合に戻ってきます。

■ SRRV CLASSIC

SRRV CLASSICの取得に必要な資金は下記の通りです。

  • 50歳未満の場合:50,000米ドル
  • 50歳以上で年金無し:20,000米ドル
  • 50歳以上で年金有り:10,000米ドル

SRRV SMILEでは、預け入れたお金の引き出しはできませんが、SRRV CLASSICでは、諸条件をクリアすれば不動産投資に活用可能です。

つまり、SMILEとCLASSICの違いは、預け入れたお金を使うことができるかどうかという点です。

50歳未満の方は、50,000米ドルのお金が必要になりますから、予算が少ない場合はSMILE(20,000米ドル)を選択することになるでしょう。

③ アペコ特別永住権(ASRV)

アウロラ州の経済特区で実施されている振興開発事業プロジェクトへ投資することで、特別永住権が取得できます。

投資費用として30,000米ドル、取得費用として18,000ドルの合計約500万円程度が必要です。これらの投資資金は他のビザと違って戻ってこないお金です。

SIRVやSRRVは1年ごとの更新が必要ですが、ASRVは5年に一度です。また、年会費は1万円弱、5年の更新時も5万円程度と維持費用が安いのが特徴です。

また、この経済特区内のリゾート施設に住所が割り当てられるので、どこか別の場所に住居を確保する必要がありません。日本とフィリピンを行ったり来たりするのなら、使いやすいビザでしょう。

一方で、このリゾート施設はまだ進行中のプロジェクトです。実際にこの地域に行って優雅に過ごすことは出来ないので注意が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

フィリピンへ移住するためのビザは他国と比べて必要資金が少く、取得の敷居は低そうです。

ただし、現地で観光ビザの延長をすれば、ある程度の期間滞在することができます。数ヶ月フィリピンで生活して日本に帰ってを繰り返す方であれば、観光ビザでなんとかなってしまいます。

「現地で就労したい」とか、「年間の大半をフィリピンに住む(日本に居住しない)」場合は、今回ご紹介したようなビザの取得が有効になってくるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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