「セミリタイアしたら孤独を感じて嫌になってしまうのではないか?」
いざセミリタイアしようと考えた時、このように不安に感じる方もいるかもしれません。
著者のような独身の方がセミリタイアすると、人と接する機会が極端に減ってしまいます。
会社員として仕事を続けるのは嫌だけど、孤独な思いをするのも嫌なはずです。
そこで本記事ではセミリタイア生活と孤独というテーマでまとめていきます。
孤独は健康に悪いらしい!
実は孤独は健康に悪いのではないかと言われています。
例えば、孤独に関わる健康リスクとして以下のようなことが挙げられます。
- 自殺リスクの増加
- うつ病の増加
- 認知機能の衰え
- 心疾患の発症確率の増加
このように孤独により様々な健康被害が生じる可能性があります。
このことが影響してか、特に独身男性は既婚の方と比較して早死にするという意見もあるくらいです。
生活の中心が仕事で交友関係も基本的に会社内で完結しているなら危険です。
会社との関係が切れた時に、猛烈に孤独を感じてしまう可能性があります。
結果として、孤独に耐え切れずに悪い条件で再就職しなければいけない事態に陥ります。
セミリタイア生活は金銭面での失敗よりもむしろ孤独に耐えられなくて失敗する方が多いのです。
著者は孤独に強い人間
実は著者は孤独に強い人間だという自負があります。
休日はほぼ一人でいることが多く、誰とも喋らない日も結構あります。
仕事以外では家族も含めて数ヶ月ほど人と話さなかったこともざらです(店員との会話などは除く)。それでも大きなストレスを感じたことはありません。
これは私の経歴が影響しているかもしれません。
特に高校を中退してから大学へ入学するまでは家族以外とはほぼ喋らず、ひたすら受験勉強をしていたのを覚えています。
高校に行っていないので、その遅れを取り戻そうと必死でした。
あの頃は確かにきつかったのですが、その時に孤独に慣れてしまったのかもしれません。かなりの変わり者です。
孤独に強くても全く喋らないのはまずい
そんな孤独に強い著者ですが、一人でいることが悪影響を及ぼすことを実感したことがあります。
それはコロナにより会社で在宅勤務が導入された時でした。
同僚の中には出社の必要がないにも関わらず、孤独に耐えられないと毎日のように出社している方がいました。
一方で、私はと言うと、在宅勤務が大歓迎でワンルームの部屋に閉じこもって仕事をしていました。
通勤がなくなった時間を使って自分の好きなことができると喜んだのを覚えています。
しかしです。ちょっとした変化を感じました。
それは数日に1回くらいのリモート会議の後にスッキリした感覚になったことです。
基本的には一人でいることが好きな私ではありますが、あまりにも人と喋っておらず、喋ることに飢えていたのでしょう。
このように孤独に強い私でさえ、人と接する機会が極端に少ないことにストレスを受けていたのです。
たとえ孤独に強い人間だとしても、適度に人と話したり接する機会は必要なのです。
孤独なセミリタイア生活でやるべきこととは?
したがって、会社を辞めてセミリタイア生活へ突入すれば程度の差こそあれ孤独を感じるはずです。
特に独身で趣味もあまりない方であればそう感じる確率は格段に上がるでしょう。
しかし、だからと言って孤独を恐れていたら理想の生活は実現できません。
そこでどうやって孤独を乗り越えるべきか、著者が効果的だと考えることをいくつかご紹介していきます。
語学学習を始める
オンラインの英会話レッスンを受けるなど語学の勉強に取り組むことです。
著者は海外セミリタイアに興味があるため語学力の強化を課題の1つにしています。そこで毎日約30分の英会話レッスンをオンラインで受けています。
上述の通り、コロナで在宅勤務が増えた時にほぼ人と会話しない日が続きました。
そんな時、数十分のオンライン英会話レッスンを受けるだけでスッキリした気分になったのです。
語学の勉強という形であれば、無理にでも人と喋る機会を作れますし、それでいて自身の能力アップにもつながります。
脳の衰えを防ぐこともできますしよいことばかりです。
SNSでの交流
人と話すことに抵抗があれば、SNSでの交流もよいかもしれません。
X(旧Twitter)などを使って自身の生活スタイルや興味のあることを発信するのです。投資やセミリタイアについてでもよいでしょう。
著者はXを始めた当初は不安でした。しかし、継続して発信していくと中にはコメントをくださる方もいます。
自分の発信やブログが役に立ったと言ってもらえるなんて思ってもいなかったし、そう言われると案外嬉しいものです。
ネット上での交流ではありますが、それでも孤独を和らげる一つの手段になるでしょう。
ジムへ行く
ジムへ行くことも孤独を紛らわす手段として有効です。
家に閉じこもっているのではなく、外へ行くことで多くの方と同じ空間にいることになります。
たとえ、密な交流がなかったとしても、スタッフの方との挨拶くらいは交わすはずです。
人と接する機会を作るのと同時に肉体的な健康も手に入れられます。
コミュニティに入る
SNSと似ていますが、何かしらのコミュニティに入ってみることです。
資産形成をされていれば「投資コミュニティ」、セミリタイア生活を送っていれば「セミリタイアのコミュニティ」があります。
共通の目的や考えを持つ方のいる場所に行けば、人と関わるのが苦手でも共通の話題で盛り上がることができるでしょう。
中にはオフ会を開催されて実際に会ったりされている方もいます。
自分の居場所を見つけるためにも、自分にフィットしそうなコミュニティを探してみるのが面白いでしょう。
知人と飲みにいく機会を作る
最後は実際に人と会う行為です。
友達が極端に少ない私ですが、それでもたまに連絡を取る友人は何人かいます。
頻度を高める必要はありませんが、年数回でもよいので飲みにいく機会を作るのです。
疎遠になっている友人を誘ってみるのも一案です。
数ヶ月に1回の予定が入るだけでも孤独の解消に効果的でしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。