投資に興味があるけど怖くて始められない方はいませんか?
給料が増えていない日本では、投資をしてお金を運用することの重要性が増しています。
一方で、投資には悪いイメージがあり、躊躇している方が多いのも事実です。
そこで本記事では、堅実に投資する方法というテーマで解説していきます。手数料の安い投資信託を活用して定額積立することがおすすめです。
堅実な投資とはどんな方法なのか?
結論から言うと「堅実な投資手法」というものはありません。
なぜなら、投資はリスクを取ることによってリターンを得ているからです。
もしほとんどリスクがなくお金がどんどん増えていくのならみんな投資をしています。
重要なことは、いかにそのリスクを管理しながら着実に投資を継続できるかということなのです。
上記を踏まえて、特に初心者の方がすべき投資の考え方についてご紹介します。
定額を積み立てる
まずは定額で同じ商品を積み立てる方法からスタートすべきです。
毎月、あるいは毎週などの頻度で5,000円や1万円など金額を決めて商品を買い付けていきます。
これを「ドル・コスト平均法」と言います。
株などの金融商品は毎日価格が変動します。株価が高い時に一気に購入すると、株価が下がった時に後悔してしまいます。逆に株価が安い時に購入できれば儲かるわけですが、そううまくはいきません。
そこで、定額でコツコツと買付を継続することで、平均点を狙う作戦を取るのです。
投資信託を活用する
定額積立と相性がよいのが投資信託を購入することです。
投資信託の魅力は100円などの少額から商品を購入できることです。毎月1万円を購入するというような手続きを1回設定してしまえば、後は基本的にほったらかしにできます。
また、投資信託を活用することで、少額から何百~何千の株式を間接的に保有することができます。
投資において分散は非常に重要です。例えば、1つの会社に集中投資してしまうと、その会社に何かあった時に大きなダメージを受けてしまいます。
この点からおすすめなのが全世界の株式へ投資する投資信託です。世界の人口はまだまだ増加していますし、世界経済も成長しています。
一部の国で不況でも、他の国は成長しているので、世界の平均を取れば全体として成長しているわけです。
最近は投資信託の運用会社へ払う手数料が安い優良商品が多数出ています。個別株などには手を出さず、まずはこういった商品を活用すべきです。
少額から始める
少額から投資を始めることも非常に重要です。
投資で失敗する典型的な例は、いきなり大金を投資にまわしてしまうことです。例えば、退職金を受け取って気が大きくなって、過度のリスクをとってしまうケースはよく聞く話です。
投資に慣れていないのなら博打のようなことはすべきではありません。
投資は20年、30年と長期的に行うものです。投資期間はたっぷりありますから、焦らずに少しずつお金を投資に回すのがよいでしょう。
投資する比率を少なめにする
少額から始めることにも通じますが、投資比率は低めに設定すべきです。
例えば、100万円持っている方が9割の90万円を投資してしまうと、暴落により資産が60万円や70万円へ大きく減少する可能性があります。これでは生活への影響が大きすぎます。
また、自分の持っている資産全体が30%〜40%減ってしまうことで投資に対して恐怖を抱く可能性もあります。
そこで、最初は投資額を5%などに抑えることがおすすめです。
月20万円の手取りの方であれば投資に回すのは1万円です。これなら精神的にもだいぶ落ち着いて投資ができるでしょう。
そして、半年ごとや1年ごとにフィードバックし、特にストレスを感じないのであれば、少しずつ投資比率を上げていくのです。
おすすめの投資方法
上記を考慮したおすすめの投資方法は以下の通りです。
- 投資対象:全世界へ投資する投資信託
- 投資手法:定額積立
- 投資割合:5%程度からスタート
- 投資額:数千円から1万円程度
私も色々なものに興味が出て、投資を始めてから様々な商品を購入してきました。
しかし、最も簡単で手軽に投資できるのはやはり投資信託です。まずは投資信託を定額で積み立てることで投資の経験を得ることがとても重要です。
そして、「株価はこうやって変動するんだ!」ということを実感してください。
少なくとも1年はこの状態で投資を継続することがおすすめです。その時の状態にもよりますが、株価の暴落を経験するとなおよいです。こういった経験が投資を継続する上で鍵となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
多くの方は堅実な投資をしたいと考えますが、そんな都合のよい手法というものはありません。
したがって、少額から少しずつなれていくのが最適な投資手法になります。
広く分散された投資信託を少額から購入するのであれば、精神的にも落ち着いて投資に取り組めるでしょう。まずはこの状態で1年程度投資を継続してみてください。次のステップはその後からでも全く遅くありません。
以上、ご参考になれば幸いです。