投資・資産形成

米国ETF週間売買ランキングを考察(2022年3月)

本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキング(2022年3月末時点)をご紹介します。

SBI証券と楽天証券の人気米国ETFの違いやランキング上位の商品の詳細についてご紹介していきます。

なお、2022年2月末時点の米国ETFランキングは以下の記事でご紹介しています。興味のある方はこちらもご覧ください。

米国ETF週間売買ランキングを考察(2022年2月)本記事ではネット証券大手のSBI証券と楽天証券の2022年2月の米国ETFランキングをご紹介します。また、楽天証券のランキング10位にランクインしたDBAという銘柄の詳細をご紹介します。米国ETFの購入を検討されている方、保有されている方は是非ご覧ください。...

2022年3月の米国ETF週間売買ランキング

SBI証券と楽天証券の2022年3月末時点の週間売買ランキングは以下の通りです。

順位 SBI証券 楽天証券
1 インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ET (QQQ) インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ET (QQQ)
2 Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF (TECL) Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL)
3 Direxionデイリー半導体株ブル3倍ETF (SOXL) バンガード トータルストックマーケットETF (VTI)
4 バンガード トータルストックマーケットETF (VTI) Direxion デイリー テクノロジー株 ブル 3倍 ETF (TECL)
5 バンガード S&P 500 ETF (VOO) Direxion デイリー 半導体株 ベア 3倍 ETF (SOXS)
6 Direxionデイリー半導体株ベア3倍ETF(SOXS) バンガード S&P 500 ETF (VOO)
7 DirexionデイリーS&P500ブル3倍 ETF (SPXL) Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF (SPXL)
8 iシェアーズ 米国短期国債 ETF (SHV) Direxion デイリー CSI中国インターネット指数株 ブル 2倍 ETF (CWEB)
9 Direxionデイリーエネルギー株ブル2倍ETF (ERX) iシェアーズ MSCI メキシコ ETF (EWW)
10 Direxionデイリーテクノロジー株ベア3倍ETF (TECS) Direxion デイリー テクノロジー株 ベア 3倍 ETF (TECS)

出典:SBI証券HP及び楽天証券HPより作成。SBI証券は3/21~3/25楽天証券は3/20~3/26の週間売買代金ランキング。

今月もQQQ、VTI、VOOなどの人気銘柄が両者のランキング上位に入ってきました。

一方で、SBI証券と楽天証券ともに珍しい銘柄がランクインしてきています。具体的には、SBI証券9位のERXというエネルギー株へ投資するETF、楽天証券ではCWEBという中国企業へ投資するETF、EWWというメキシコの企業へ投資するETFなどです。

ランキング上位の商品のご紹介

今月は楽天証券の9位にランクインしたEWWという銘柄をご紹介します。EWWは新興国であるメキシコへ投資ができるETFです。

  • iシェアーズ MSCI メキシコ ETF (EWW)

iシェアーズ MSCI メキシコ ETF (EWW)

「iシェアーズ MSCI メキシコ ETF (EWW)」はメキシコの株式へ投資するETFです。

EWWは1996年から運用されており、運用実績は十分にあります。2022年3月において保有するメキシコ株式はたった46銘柄と多くありません。

また、株価は2022年3月時点で50ドルを超える程度ですから、最低購入額は約6,000円程度です。

なお、信託報酬は0.5%/年とVTIやVOOと比較してかなり高く設定されています。

投資銘柄

下表にEWWが投資する上位銘柄を示します。

銘柄数が46と少ないこともあり、上位10銘柄で65%以上と高い割合を占めていることが特徴です。特に1位の「AMERICA MOVIL L」の割合は17%以上とかなり高くなっています。

なお、「AMERICA MOVIL L」は無線/有線の通話サービスなどを提供する通信サービスの会社で、世界各国で事業を展開しています。

順位 銘柄 構成比
1 AMERICA MOVIL L 17.03%
2 WALMART DE MEXICO V 10.56%
3 GPO FINANCE BANORTE 9.85%
4 FOMENTO ECONOMICO MEXICANO 7.89%
5 GRUPO MEXICO B 4.78%
6 CEMEX CPO 3.85%
7 GRUPO AEROPORTUARIO DEL PACIFICO 3.14%
8 GRUPO TELEVISA 3.11%
9 GRUPO FINANCIERO INBURSA SRIES O 2.73%
10 GRUPO BIMBO A 2.64%

出典: BlackRockのHPより作成(2022年3月28日時点)

セクター別の割合

次にセクター別の割合を以下に示します。

生活必需品と通信の割合が20%以上と高くなっています。一方で、通信の17%は「AMERICA MOVIL L」ですから、「AMERICA MOVIL L」を抜けば通信の割合は7%程度しかありません。

順位 セクター 構成比
1 生活必需品 28.78%
2 通信 23.97%
3 金融 14.09%
4 素材 12.73%
5 資本財・サービス 12.05%
6 不動産 6.14%
7 一般消費財・サービス 1.34%
8 ヘルスケア 0.72%

出典: BlackRockのHPより作成(2021年12月31日時点)

株価推移

EWWの約20年間の株価推移は以下の通りです。

EWW株価推移典:Yahoo finance

2003年から2007年くらいまでは上昇を続けていましたが、それ以降は上がったり下がったりして株価の大きな上昇は見られません。

リターン

EWWのトータル・リターンは以下の通りです。

EWWのトータル・リターン

  • 1年:20.85%/年
  • 3年:9.58%/年
  • 5年:1.04%/年
  • 10年:1.36%/年

注:2021年12月31日時点

コロナショック以降は株価が上昇しているため、直近のリターンは高くなっています。しかし、5年や10年の長期リターンを見ると1%台とぱっとしない結果になっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2022年3月末のSBI証券と楽天証券の米国ETFランキングをご紹介しました。また、今回はメキシコの株式へ投資するEWWという銘柄の詳細をご紹介しました。

EWWは直近では株価を上昇させていますが、長期で見るとほとんどリターンはありません。やはり新興国への投資は安定性に欠けますので、長期での投資を検討するなら注意が必要です。

初心者の方はまずは米国や全世界へ投資するETFから始めるのがよいでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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