最新の2024年9月の分配金は以下の記事でご紹介しています。
VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)の分配金を楽しみに待っている方も多いでしょう。
VYMからは年4回(3月、6月、9月、12月)配当を受け取ることができますが、ついに2023年6月の分配金が公表されました。
そこで本記事ではVYMの2023年6月の分配金を速報でお伝えするとともに、過去の分配金推移についても考察していきます。
2023年6月の分配金は昨年2022年6月と比較して増配という結果になりました。
VYMの特徴
- 米国の高配当銘柄約460社へ幅広く分散が可能
- 2023年6月時点で配当利回りは3.1%程度
- 配当だけでなく値上り益も狙えるバランスが取れたETF
VYMの2023年6月の配当金
2023年6月のVYMの分配金は「0.8767ドル/株」でした。
2022年6月の分配金は0.8479ドル/株でしたので、前年同時期と比較して3%程度の増配になりました。
なお、VYMのPayable Date(配当金の支払い開始日)は6月23日です。
時差などの影響もありますので、SBI証券では通常翌営業日の振り込みとなります。したがって、6月26日頃にみなさんの口座へ振り込まれる見込みです。
過去の配当金との比較
VYMの年間配当金の推移を下図に示します。
リーマン・ショックの影響で2009年〜2010年は2年連続で減配でした。しかし、その後はきれいな右肩上がりで配当金が増えています。VYMはなんと12年連続で増配しています。
次に2023年6月の分配金を反映させた各月ベースでの分配金推移を示します。
注:分配金の単位はドル/株。
2023年6月は過去の6月の中で最も高い分配金になりました。3月も同様の結果でしたので、3月と6月の合計分配金でも過去最高を記録しています。
VYMは過去の傾向から9月と12月も安定的に分配金を出していますので、年間配当金でも増配が期待できそうです。
2023年の株価推移
次にVYMの年始からの株価推移をご紹介します。
年始1月3日の株価は108.02ドル/株、6月16日時点の株価は107.10ドル/株です。年始以降株価は下降気味でしたが、最近の株価上昇で年始の水準まで戻ってきました。
配当利回り
2023年6月16日時点の株価を基に計算した配当利回りは以下の通りです。
① 2022年の年間配当金を基準にした場合
3.2518ドル/株÷107.10ドル/株→約3.04%
② 2022年9月〜2023年6月の分配金を基準にした場合
3.3356ドル/株÷107.10ドル/株→約3.11%
最近の株価上昇により配当利回りは下がってしまいました。
直近4回の分配金で計算した場合でも3.1%の配当利回りしかありませんので、高配当株ETFとしては物足りない水準です。
まとめ
2023年6月のVYMの分配金は2022年6月と比較して増配という結果でした。
今期の増配は3%と微増であったものの、SPYDやHDVとは違って大きな崩れがなく着実に増配し続けるのがVYMのよいところです。
最近の株価上昇により配当利回りは3%程度に下がってしまいましたが、長期保有でどんどん配当金を増やすことが期待できます。投資対象として検討したい銘柄の1つでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。