「日商簿記検定」ってどのように勉強すればよいでしょうか?
簿記は社会人として必ず勉強しておきたい分野の1つです。財務諸表を理解するのに役立ちますし、お金全般に強くなれます。
一方で、簿記は学校の必須科目ではありませんから、ほとんどの大人が勉強したことがありません。社会人になってから、限られた時間の中で勉強するのは非常に大変です。
高校中退投資家Toshiは、日商簿記検定2級の試験に合格しました。実は試験勉強をする中で「最初からこうやって勉強したほうが良かったな」と思うことがいくつかありました。
本記事ではそれらの経験を踏まえて、お勧めの日商簿記検定の勉強方法についてご紹介します。
高校中退投資家お勧めの簿記勉強法!
簿記は人気の資格試験!
簿記試験は、毎年50万人近くが受験する非常に人気の資格試験です。
試験は、1級、2級、3級、簿記初級、原価計算初級の5区分です。多くの方は、3級から勉強をスタートし、2級、1級へとステップアップしていくことになります。
簿記1級はかなり難易度が高く、合格率は10%程度です。また、最低500時間程度の勉強が必要だとも言われています。
一方で、簿記2級〜3級であれば、社会人が隙間時間に勉強しても十分合格を狙える資格試験です。
日本商工会議所のHPによれば、2級と3級のレベルは下記の通り示されています。
簿記3級のレベル
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。 基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
つまり、簿記3級は社会人であれば誰でも身につけておきたいレベルと言えます。
簿記2級のレベル
経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。 高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。
2級はある程度しっかり簿記を理解したい人向けです。管理職を目指しているとか、経理担当などの方は目標の1つにすると良さそうです。
履歴書にも簿記2級から記載できるレベルです。転職などで優遇される可能性もあるでしょう。
ネット試験を活用しよう!
簿記試験は毎年2月、6月、11月の年3回実施されます。
しかし、仕事をしている社会人にとっては、どうしても試験日に予定が入ってしまうことがあります。その場合、4ヶ月後に実施される次の試験を目指すことになります。
あまりにも試験までの期間が長いと、勉強のモチベーションの維持が大変です。
そんな中、簿記2級~3級はネット試験を受けることができるようになりました。
ネット試験では、自宅近くの試験センターで都合の良い日に試験を受けることができます。毎週末実施されていますし、平日も試験ができるテストセンターもあります。
忙しい社会人でも手軽に簿記試験を受験できるようになりました。勉強の目標設定も立てやすくなりますので、ぜひネット試験を活用したいところです。
簿記のお勧め学習方法!
そんな簿記検定ですが、どのように勉強するのがよいのでしょうか?
高校中退投資家がおすすめする勉強方法は下記の通りです。
- クレアールの通信講座を活用して簿記の基礎を叩き込む!
- 参考書(試験問題集)を購入して繰り返し解く!
恥ずかしい話ですが、高校中退投資家は簿記3級の試験に一度落ちています。しかし、その後上記の勉強方法に変えて、簿記2級は一発で合格できました。
以下では、高校中退投資家の実例を交えて、この勉強方法がお勧めな理由をご説明します。
基礎知識の理解は通信講座を活用しよう!
私は参考書を購入して独学で簿記3級の勉強をスタートしました。
しかし、簿記の用語は馴染みのないものが多く、また簿記の概念は少し癖があり、理解するのはなかなか大変でした。結果として、途中で挫折してしまいました。
そこで、お勧めなのは簿記の通信講座です。高校中退投資家は「クレアール」という会社の通信講座を活用しました。
クレアールであれば、自分の好きなときにウェブ上で講義を聞くことができます。しかも、下記の通り価格もそこまで高くありません。
- 簿記3級:約15,000円
- 簿記2級:約50,000円
しかも、定期的に割引キャンペーンを実施しており、3級は1万円前後、2級は4万円前後で受講できる可能性があります。
当然ながら、プロ講師の講義は分かりやすく、独学に比べて理解のスピードが格段に上がりました。最初から通信講座へ申し込んでおけばよかったと後悔しています。
実は簿記3級がめちゃくちゃ重要
簿記3級は参考書を購入して独学で勉強していたこともあり、通信講座は「2級」を申し込みました。
しかし、これは大きな間違いでした。
簿記は最初の理解が重要です。特に簿記3級で簿記の概念をしっかり理解していないと2級の学習が思うように進みません。
通信講座の講義は分かりやすいのですが、「これは3級で学習済みだよね?」と講師の方が言って、次の説明へ進んでしまうことも多いです。実は自分は全然理解していないということを思い知らされました。
その度に簿記3級の参考書を勉強し直すのですが、参考書での勉強は理解に時間がかかってしまい、かなり大変でした。
基礎の簿記3級こそ、通信講座を活用して勉強すべきでした。
試験間近は「本試験問題集」がおすすめ!
試験が近づいたら、例えば3週間前くらいになったら、本試験を想定した問題集で総仕上げするのがお勧めです。
高校中退投資家Toshiが活用した本試験問題集です。
合格するための本試験問題集日商簿記3級 2021年S春S夏対策/TAC株式会社(簿記検定講座)【1000円以上送料無料】 価格:1,760円 |
合格するための本試験問題集日商簿記2級 2021年S春S夏対策/TAC株式会社(簿記検定講座)【3000円以上送料無料】 価格:2,200円 |
簿記試験は問題範囲が定期的に変わることもあり、クレアールの通信講座の内容が微妙に試験の傾向とずれていることがあります。
また、通信講座は基礎の理解にはもってこいなのですが、問題集の分量が多すぎます。忙しい社会人がそれらを満遍なく勉強する時間を確保するのは大変です。
そこで、試験が迫ったら、簿記試験の合格に特化した勉強をするのがお勧めです。本試験問題集を活用すれば、試験に出やすいトピックだけを繰り返し勉強することができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
簿記は社会人に必須の知識で、簿記3級レベルは誰でも学んでおくべきです。また、財務諸表を理解することができますので、株式投資についても理解を深めることができます。
簿記の勉強は試験合格が目的ではないものの、やはり勉強のモチベーションを保つ上で試験は重要です。繰り返し重要分野の問題が出題されていますので、試験対策をすることで効率よく簿記を理解できます。
簿記の勉強をされている方は、高校中退投資家の勉強法を参考に試験合格を目指してみてはいかがでしょうか。
以上、ご参考になれば幸いです。