配当金生活をするならどこに住むのがよいでしょうか?
著者は家賃の安い地方都市へ移住するのが良いとご紹介したことがあります。

しかし、最近になって特定の人にはちょっとした田舎へ移住して生活するのもありなのではないかと考えています。
むしろ田舎での配当金生活は最強だと考え始めています。
本記事ではなぜそのように考えるのか、その理由についてまとめていきます。
田舎での配当金生活は最強かも?
田舎での配当金生活は実はかなりよい選択になるのではないかと考えています。
ただし、条件付きです。
なぜなら、田舎暮らしには特有のしきたりがあったり、隣人との距離が近いことに適応できない人もたくさんいるからです。
また、どの程度の田舎で生活するのかも大きな影響を与えます。
ど田舎であれば車の所有は必須だろうし、公共サービスなども低くなりがちです。
田舎生活を不便に感じることも多少あるのではないかと思います。
しかし、田舎での配当金生活はうまくいけば最強の組み合わせになる可能性を秘めています。
田舎での配当金生活がよい理由
家賃を抑えられる
固定費の中で最も大きなウェートを占めるのが家賃です。
田舎であればこの家賃を極限まで抑えられる可能性があります。なぜなら、田舎の過疎化は深刻だからです。
私も田舎の出身ですが、空き家は大きな問題になっています。
また、空き家でなくともおばあちゃんが大きな一軒家に一人だけで住んでるケースはかなり多いです。
旦那さんが亡くなったり、子供が都会に出て行ってしまったからです。
今後はさらにこの状態は悪化するはずです。したがって、場合によってはほぼ無料で物件を譲り受けることもできるかもしれません。
もちろんリスクはありますが、うまくいけば家賃をほぼゼロに近づけることができます。
家庭菜園を持てる
配当金生活に突入すると自由な時間を持て余してしまうという問題があります。
これは家庭菜園で解決できます。
野菜や果物を育てる行為は体を動かすので健康的だし、収穫があるので食費の節約にも繋がります。
一方で、農業は気候に左右されるので、一度として同じようにいかないのが特徴です。
これは難しい部分であると同時に面白いと感じる部分でもあります。
毎年毎年農業に対する経験が積み上がって、野菜作りを生涯の趣味にすることができるでしょう。
また、特に配当金生活を達成するような方は農業との相性が抜群です。
投資でコツコツお金を作る行為は野菜を育てる行為との親和性が高いからです。
近所との交流
ここは条件付きではありますが、近所との交流が発生するのも1つの理由です。
田舎ではおすそ分け文化があるなど、人との距離が近いのが特徴です。
都会の賃貸物件では隣に誰が住んでいるか分からないケースがほとんどです。けれど田舎ではそんなことはありません。
これは厄介な部分でもありますが、うまく適応できるのであればメリットにもなりえます。
会社を辞めれば人との交流は大きく減ります。このような孤独をうまく補うことができるでしょう。
毎日刺激が必要なわけではない
確かに都会に住む方が便利なことが多いのも事実です。
また、都会の方が刺激をたくさん受けることができるでしょう。
しかし、年齢にもよるかもしれませんが、常に都会に身を置く必要はないというのが著者の考えです。
なぜなら、多くの人は毎日のように遊んだり飲み歩くわけではないからです。
都会には必要に応じて遊びに行けばよいのです。たまにくらいで十分です。
著者も首都圏に住んでいますが、基本は会社との往復だけです。
加えて、在宅ワークもあるので家にいる時間が長く、これなら家賃が安くて部屋が広い地方へ移住した方が良いと考えています。
田舎でひっそり暮らせばお金持ちへ?
上述の通り、田舎はお金もかからず家庭菜園を持ちながらのんびり生活ができます。
そして田舎生活であればお金を使うことも少ないでしょう。
もし、田舎生活に適応できる方であれば、配当金生活をしているうちにどんどん生活が楽になるかもしれません。
なぜなら、配当金には増配があるからです。
毎年毎年の増配で年間に受け取る配当金は増えていきます。
田舎の不便さを理由に支出が増える部分もありますが、それを超えるであろう金額が増配されていくはずです。
例えば、配当金生活の突入時に月15万円の配当金を受け取っていたとします。
これが毎年5%の増配があったとすると、以下のようにどんどん受け取る配当金は増えていきます。
5年:約19万円/月
10年:約24万円/月
15年:約31万円/月
米国高配当ETFであるVYMや今話題のSCHDであれば、5%の増配は無理な数字ではありません。
上記銘柄であればこれに加えて株価上昇も見込めます。
田舎でひっそり生活しているうちに、お金がどんどん増えていくかもしれないのです。
田舎生活には相性があるので注意が必要
しかし、田舎生活には相性があるので注意が必要です。
以下のような方は田舎での生活は厳しいかもしれません。
活発に動きたい人
友人が多く頻繁に遊びに行きたいとかイベントに積極的に参加したい人です。
このような方は田舎での生活を退屈に感じてしまう可能性があります。
当然都会の方が遊ぶ場所もイベントも多く開催されます。友達との会いやすさも都会の方がよいでしょう。
このような方は田舎でひっそりと暮らすことは難しいのです。
近所付き合いができない人
上述の通り、田舎では近所との関係性が濃くなります。
それを煙たがるような性格ではストレスが溜まってしまうでしょう。
都会の賃貸暮らしでは考えられませんが、休日に草刈りに駆り出されることなどもあります。
近所付き合いがうまくできない方であれば、逆に田舎での生活によりトラブルを起こしてしまう可能性があります。
年齢が若い方
一概には言えませんが、活発に動く若い方は田舎での生活を退屈に感じるかもしれません。
若い方は感受性も高いので様々なことに興味を持つはずです。そうなると都会の方が動きやすいのです。
特に都会にずっと住んでいた方にとっては、田舎への移住は環境が大きく変わるので失敗の恐れがあります。
もちろん、田舎生活がフィットする可能性もありますが、博打の要素がかなり大きくなります。
まとめ
本記事では田舎での配当金生活が最強ではないかというテーマで解説しました。
田舎での生活が苦でなく、質素に生きられる人であれば、配当金生活にピッタリな場所になるでしょう。
田舎でひっそり生活するなら配当金生活で資金が枯渇することはまずありません。
配当金を使いきれずに再投資に回ってしまい、億り人になれるかもしれません。
特にある程度年齢が高い方にとっては田舎での生活が選択肢の1つになるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。