働かずに不労所得で生活する「配当金生活」に、憧れを抱く方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。一方で、配当金生活の実現はそんなに簡単なことではありません。
高校中退投資家も、配当金生活を目指して4年以上投資をしていますが、いまだに「配当金生活」を実現できていません。
本記事では、実際に配当金生活を目指している私が感じた、「配当金生活の達成が難しい5つの理由」について、解説していきたいと思います。
逆にいえば、これらを解決できれば配当金生活への道が見えてくるはずです。
配当金生活を目指している方や、これから目指そうとしている方は、ぜひ本記事をご覧ください。
配当金生活の達成が難しい5つの理由
高校中退投資家は、下記5つが「配当金生活を達成するための条件」だと考えています。
- 継続力
- 節約力(忍耐力)
- 家族との関係性
- 自分を持つ人
- 孤独を愛する力
以下では、これらの条件を1つずつ解説していきたいと思います。
理由1: 継続力
配当金生活やセミリタイアを達成するには一般的に長い期間が必要です。
具体的にどれくらいの期間が必要かと言うと、一般的な収入の方であれば、数十年単位です。
下記記事で月10万円の配当金を達成するにはどの程度の期間と投資額が必要になるのかご紹介しました。
アメリカの高配当株を集めたファンドを、20年間、月10万円以上投資し続けてやっと、月10万円の配当金のレベルまで達することができます。
数十年という長い期間、何かを継続するというのは非常に難しいことです。
数十年という年月の間には、いろいろなライフイベントを経験するでしょうし、物の考え方だって変わるはずです。
しかし、セミリタイアや配当金生活を達成するには、それでも頑なに投資し続ける「継続力」が必須です。
理由2: 節約力(忍耐力)
節約は配当金生活を目指す上で必須のスキルです。
月に数十万円単位で投資をしなければ、短期間で配当金生活を実現することはできません。
一般的な収入の方であれば、自身の収入の大半を投資へ回す必要があります。月10万円未満で暮らす、仙人のような生活を続けなければならないかもしれません。
もちろん、高所得者層であれば、節約をしなくても投資元本を確保できるため、過度の節約術はいらないでしょう。
しかし、配当金生活へ突入した後はどうでしょうか。収入がガクッと減るわけですから、資産を守るために、ある程度生活費を抑える必要が出てくるでしょう。
いずれにしても、配当金生活を実現するためには、相当な節約術と忍耐力が必要になります。
理由3: 家族との関係性
配当金生活やセミリタイア生活を目指す上で、家族の理解は必須です。
たいていの奥さんは、旦那が「セミリタイアしたい」と言ったら許さないでしょう。
また、両親なども世間体を気にして否定的な態度を取るはずです。なぜなら、多くの方は、仕事を辞めることをリスクと捉えるからです。
私の場合は独身であるため、上記のような「嫁ブロック」はありません。
一方で、両親にはまだセミリタイア願望があることを伝えていません。田舎の出身で、インターネットとは無縁な生活をしていますので、配当金生活のような生き方に理解を示さないでしょう。
仮にセミリタイアを実現したとしても、両親には話さないつもりです。
理由4: 自分を持つ人
配当金生活を目指すには「断固たる決意」が必要です。
周りがなんと言おうと、「配当金生活を実現する」という強い決意で走り続ける必要があります。
日本の社会には、強い「同調圧力」があります。暗にサービス残業を強要したり、飲み会への参加を求めてきます。
そう言った同調圧力に屈せず、自分の考えに基づいて行動していく必要があります。
会社の飲み会に行かなければ1回当たり5,000円程度の節約ができます。配当金生活の実現のためには、目標に向かって常にブレずに行動できるかどうかが重要になるのです。
理由5: 孤独を愛する力
個人的には「孤独を愛する力」は配当金生活において重要なスキルであると考えています。独身の方であればなおさらでしょう。
例えば、コロナ禍で在宅勤務が当たり前になりましたが、結構な割合で「人と喋らないことが苦痛だ」と感じている方がいます。
配当金生活を目指す過程では、種銭作りのために友達と会う機会が減るかもしれません。例えば、投資の勉強の時間を確保したり、土日にコツコツと副業をしたりしなければいけないからです。
また、セミリタイア後は仕事を辞めるわけですから、自然と人と接する機会が減ります。
友達と遊ぼうとしても同じ境遇の方は少ないでしょうから、予定が合わないことが多いはずです。
こういった環境下でも特に問題ない方、孤独であることを苦痛に感じない方でなければ、配当金生活の実現は難しいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
配当金生活を実現するためには、本記事でご紹介したように多くの難題があります。
これらを解決できなければ、多くの方は道半ばで脱落するでしょう。
実際に高校中退投資家も配当金生活を目指して4年以上が経過しました。まだまだ道半ばですが、配当金生活の達成には日々相当な覚悟と継続が必要だと再確認する毎日です。
要するに、「経済的自由は簡単には手に入らない」ということです。
多くのものを犠牲にしながらそれでも得る価値があるのか、自身の価値観とも照らし合わせて、配当金生活を目指していく必要があります。
まずは1年投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
仮に配当金生活までは行かなくても、月数万円の配当をもらえるようになれば、家計はかなり助かるはずです。
投資をする中で、自分が「配当金生活を目指せる人間」かどうか、確認していけばよいのではないかと考えています。
以上ご参考になれば幸いです。