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【HSBC香港】おすすめ人気ファンド 2021年10月版

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こんにちは、高校中退投資家Toshiです!

高校中退投資家Toshiは世界的に有名な銀行である「HSBC香港」に銀行口座を保有しています。本記事ではそんなHSBC香港の2021年10月の人気ファンドをご紹介します。

なお、2021年9月の人気ファンドは下記記事でご紹介しました。興味のある方はぜひご覧ください。

【HSBC香港】おすすめ人気ファンド 2021年9月版本記事では世界的な銀行であるHSBC香港の2021年9月人気ファンドをご紹介します。 HSBC香港の口座を保有されている方、海外投資に興味のある方はぜひご覧ください。...

HSBC香港おすすめ人気ファンド 2021年10月版

HSBC香港の2021年10月の人気ファンド一覧を示します。

2021年9月の人気ファンドからの変更点は、赤字で示した3つのファンドが新たにランクインしたことです。債券へ投資するファンドが1つと、株式と債券の両方へ投資するマルチアセットの商品が2つランクインしました。

2021年10月の人気ファンド

HSBC カテゴリー ファンド名
Global Equity Blackrock Systematic Global Equity High Income Fund
Global Fixed Income JPM INCOME FUND
US Fixed Income AB – American Income Portfolio
Multi-Asset – US HSBC GIF- US INCOME FOCUSED
Multi-Asset – Global JPMorgan Multi Income 
Multi-Asset – Global HSBC Portfolios – World Selection 2 (AC)
Multi-Asset – Global HSBC Portfolios – World Selection 3 (AC)
Multi-Asset – Global JPMorgan Multi Balanced
Multi-Asset – Asia Schroder Asian Asset Income Fund
Short Duration Fund ULTRA SHORT DURATION BOND

出典:HSBC香港HPより作成

今月のランキングでは、マルチアセットへ投資する商品が10個中5つと多くなっています。また、マルチアセットの中でも全世界を投資対象とするものが4つも入っています。

人気ファンドのご紹介

今月は新規にランクインした「HSBC Portfolios – World Selection 2 (AC)」と「Schroder Asian Asset Income Fund」の2つについて、商品の詳細をご紹介していきます。

HSBC Portfolios – World Selection 2 (AC)

HSBC Portfolios – World Selection 2 (AC)」は全世界の株式や債券へ投資するファンドです。

投資配分は債券の約50%に対して株式が約40%で、若干債券の方が割合が高くなっています。類似商品である「HSBC Portfolios – World Selection 3 (AC)」は株式の方が割合が高い商品ですので、World Selection 2のほうがリスクが低いことになります。

2009年から運用されており、運用実績は十分なファンドです。購入手数料は3%、ファンドマネージャーへ支払う手数料(Management fee)は1.0%です。

投資地域の割合(株式)

保有する株式の国別の割合(上位国のみ)を示します。

米国の割合が圧倒的に高く、株式の投資対象はほぼ米国です。米国以外の各国の割合はたった3%以下でしかありません。

No. 割合
1 米国 20.84%
2 カナダ 2.81%
3 日本 2.26%
4 中国 1.64%

                  注:2021年9月末時点のデータ

投資銘柄(株式)

次に投資銘柄の上位を示します。

アップル、マイクロソフト、アマゾンなど米国の有名企業が並んでいます。したがって、基本的には米国株へ投資するファンドと変わりません。

唯一、7位に台湾から「TAIWAN SEMICONDUCTOR CO LTD」がランクインしています。

No. 銘柄 割合
1 APPLE INC 4.46%
2 MICROSOFT CORP 3.63%
3 ALPHABET INC-CL A 3.07%
4 AMAZON.COM INC 2.60%
5 FACEBOOK INC-CLASS A 1.86%
6 TESLA INC 1.85%
7 TAIWAN SEMICONDUCTOR CO LTD 1.84%
8 JPMORGAN CHASE & CO 1.77%
9 NVIDIA CORP 1.60%
10 BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B 1.29%

                注:2021年9月末時点のデータ

投資地域の割合(債券)

債券の投資先においても、やはり世界経済の中心である米国の割合が最も高くなっています。

2位は日本で5.58%、3位はイギリスで3.7%と続きます。株式よりは米国以外の国の割合が高くなります。

No. 地域 割合
1 米国 17.77%
2 日本 5.58%
3 イギリス 3.70%
4 イタリア 2.63%
5 中国 2.44%

                    注:2021年9月末時点のデータ

信用格付け(債券)

次に投資する債券の信用格付です。信用格付がBBB以上の債券は、信用度が高く投資適格な債券であると言われています。逆にBB以下はリスクの高い債券です。

投資対象のほとんどがBBB以上の債券で、リスクの低い商品を中心に投資していることが分かります。

信用格付 割合
AAA 15.62%
AA 6.04%
A 11.20%
BBB 8.03%
BB 2.94%
B 1.68%
Other 4.06%

                         注:2021年9月末時点のデータ

リターン

3年リターンは7.87%/年、5年リターンは6.15%/年であり、そこそこのリターンが出ていると言ってよいでしょう。

暴落時の影響

2020年3月のコロナショックでは、基準価額が約16%下落しました。債券の割合が高いだけあって、株式ファンドと比較すると、かなり低い下落率になっています。

Schroder Asian Asset Income Fund

「Schroder Asian Asset Income Fund」はその名の通り、アジアを中心に投資するファンドで、債券と株式の両方に投資するマルチアセットの商品です。

株式が約6割、債券が約4割で株式への投資割合が高くなっています。2011年から運用されているファンドで、こちらも10年程度の運用実績があります。

本ファンドの購入手数料は「HSBC Portfolios – World Selection 2 (AC)」と同じ3%です。また、ファンドマネージャーへ支払う手数料(Management fee)は1.25%です。

投資地域の割合(株式)

株式の投資国の割合を示します。

「アジア」と商品名に入っているものの、オーストラリアが10.8%で最も高い割合です。ただし、2位以下の国もそれなりの割合で投資されています。

No. 地域 割合
1 オーストラリア 10.8%
2 中国 8.9%
3 香港 6.7%
4 台湾 6.7%
5 シンガポール 6.5%
6 インド 6.5%

            注:2021年9月末時点のデータ

投資セクター(株式)

次に株式の投資セクターの情報です。

このファンドの特徴は、不動産の割合が最も高いことです。その次はテクノロジー、公共事業と続きます。テクノロジーや公共事業も10%程度あり、ほどよく分散されている印象です。

No. 銘柄 割合
1 不動産 11.9%
2 テクノロジー 10.2%
3 公共事業 9.8%
4 金融 6.6%
5 通信 5.4%
6 素材 4.0%
7 一般消費財 3.2%

                       注:2021年9月末時点のデータ

投資地域の割合(債券)

債券については中国への投資割合が約14%でかなり高くなっています。2位、3位の香港とインドネシアは5%以下しかありません。

No. 地域 割合
1 中国 14.4%
2 香港 4.5%
3 インドネシア 4.0%
4 インド 2.8%
5 フィリピン 1.9%
6 シンガポール 1.4%
7 韓国 1.4%

             注:2021年9月末時点のデータ

信用格付け

次に債券の信用格付です。

大部分は信用格付がAとBBBになっています。しかし、投資適格ではないBBも14%以上とそれなりの割合です。この点は理解しておく必要があるでしょう。

信用格付 割合
AAA 0.00%
AA 1.30%
A 26.00%
BBB 44.20%
BB 14.40%
B 6.40%
その他 7.70%

                          注:2021年7月末時点のデータ

リターン

3年リターンは5.76%/年、5年リターンは5.19%です。投資先がアジアということもあり、主に米国へ投資する「HSBC Portfolios – World Selection 2 (AC)」と比較すると若干リターンは落ちます。

暴落時の影響

コロナショックでは基準価額が約23%下落しました。株式への投資割合が高いため、やはり暴落時にはある程度の影響を覚悟しなければいません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

2021年10月のランキングに新たに追加された「HSBC Portfolios – World Selection 2 (AC)」と「Schroder Asian Asset Income Fund」をご紹介しました。

どちらも3年リターンと5年リターンは良くもなく悪くもなくと言ったところです。なお、「Schroder Asian Asset Income Fund」はアジアと商品名についているものの、オーストラリアの株式へかなりの割合で投資しています。

購入を検討される際は商品の中身をしっかり確認した上で購入する必要があるでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。

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