投資で資産の伸びを実感できるのはどれくらいからでしょうか?
資産運用の初期はなかなか資産が増えず苦しい時期が続きます。一方で、投資額が大きくなっていくと、それに伴いどんどん楽になっていくものです。
実際に最近の資産の伸びはエグくなってきた印象を持っています。もちろん人によって感じ方は異なるのでしょうが、投資額が大体2,000万円を超えたくらいからこのように感じるようになりました。
本記事では投資額が2,000万円を超えるインパクトについてご紹介していきます。
高校中退投資家Toshiの実績
- 投資歴約6年のサラリーマン投資家
- 30代で老後資金2,000万円を確保済み
- 2021年の年間配当金は50万円以上
投資額が2,000万円を超えると資産の伸びが恐ろしい!
最近の株価上昇は凄まじい勢い!
資産運用の年率リターンはどれくらいを期待できるでしょうか?
もちろん投資する対象によりますが、株式であれば年率リターンは5%~6%だと言われています。
一方で、最近の相場は非常に好調で、例えば米国の優良500銘柄を集めたS&P500指数に連動する商品は以下のように驚異的なリターンを記録しています。
10年リターン:15%/年以上
つまり、仮にS&P500に連動する商品で資産運用をしているのなら、1年間に以下のように資産が増える可能性があることを意味します。
1,500万→1,725万円(225万円増)
2,000万→2,300万円(300万円増)
2,500万→2,875万円(375万円増)
注:為替の影響は無視した場合
仮に2,000万円を投資していたとすれば、1年間で300万円も資産が増加する計算です。年間100万円を追加投資できれば、1年後の資産は2,400万円です。
為替の影響が加わるともっと増えるケースも!
為替の影響も加わると円ベースの資産は更に増加します。
私はVTという全世界の株式へ投資する商品を保有しています。このVTは2020年末に1,500万円程度の評価額でしたが、2021年には2,000万円を突破しました。つまり、1年間で500万円も評価額が増えたのです。
この理由には株価の上昇だけでなく為替の影響もあります。
2020年末の為替は103円/ドル程度でしたが、この1年で114円/ドルまでに円安になりました。つまり、10%近い円安へと動いたのです。
株価上昇の20%だけでなく10%の円安があったため、合計で30%程度も円ベースの資産が増加した結果、500万円もの資産増加となりました。
1年間で年収以上の資産が増加する!
上述の通り、株価の上昇や為替の影響があると資産の伸びはエグくなります。
仮に以下のケースを考えてみましょう。
前提条件:為替→10%の円安、株価→15%上昇、追加投資:100万円
- 1,500万円→1,997万円(497万円アップ)
- 2,000万円→2,630万円(630万円アップ)
- 2,500万円→3,262万円(762万円アップ)
2,000万円を投資している人は、円ベースの資産がなんと630万円も増加するのです。多くの方にとって年収を遥かに上回る金額でしょう。
好調な相場が2年続けば、2年間で1,000万円の増加、つまり資産3,000万円が見えてきます。
たった2年で1,000万円も資産が増えるなんて、投資をしていない人からしたら考えられないことでしょう。
資産増加の感じ方は人それぞれです
もちろん、もっと低い投資額から資産の伸びを実感できる方もいるでしょう。
しかし、私の場合は2,000万円程度まで投資額が増えてからそのような実感がありました。
米国株に比べて資産の伸びが緩やかな日本株を保有していたり、全世界株へ投資する商品をメインで保有しているからなのかもしれません。
いずれにしても、投資資金が2,000万円前後に達するということは、資産の伸びが「エグく」なるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
投資資金が2,000万円近くになると、1年間で自分の収入を超えるほどの資産が増加します。
ここまでくれば複利の凄さを実感できますし、好景気が数年続けばセミリタイアを目指せる資産に一気に到達します。
投資は投資資金の少ない最初が最も大変な時期です。ここを何とか乗り越えて投資資金を増やすことができれば、後は一気に楽になります。ここまで我慢できる方であれば、その後はどんどん資産を増やしていくことができるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。