宝くじに当選してさっさと会社を辞めたい、セミリタイアしたいと妄想している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かに宝くじは当選金が数億円規模のものもあり、1発当てれば生活に困らない大金を手に入れることができます。しかし、宝くじに当選した多くの方はその後の人生をダメにしています。
また、宝くじを購入すること自体が実はお金をドブに捨てるようなものなのです。
夢も希望もありませんが、宝くじは当たっても外れても良いことがないのです。宝くじで一発当てようという妄想はやめて、高校中退投資家と一緒に積立投資でセミリタイアを目指していきましょう!
宝くじはコスパの悪いゲーム
結論として宝くじはコストパフォーマンスが非常に悪いゲームです。絶対に購入してはいけません。
宝くじを購入した際にどの程度が当選者へ払い戻されているか、その還元率をご存知でしょうか。
宝くじ公式サイトによれば、平成30年の宝くじの販売実績の8,046億円に対して、当選者への払戻金はたった3,745億円(46.5%)であると報告されています。
例えば、1万円分の宝くじを購入しても期待できるリターンはたった4,650円です。買った時点で半分以上損をすることが確定している、それが宝くじなのです。もちろんなかには幸運な人もいますが、損することがほぼ確定しているゲームだと理解しなければいけません。
ちなみに競馬の場合は70~80%の還元率だと言われています。また、多くの人が非難する悪名高いパチンコも、80%前後の還元率です。いかに宝くじの還元率が低いことがわかります。
多くの方が競馬やパチンコにハマっている人の印象はよくないと言うでしょう。本当は宝くじを毎年買っている人の方が、よっぽどギャンブラーなのです。
宝くじは当選しても地獄
そうは言っても当選すればこっちのもんだと思う方がいらっしゃるかもしれません。もちろん中には高額当選される方がいらっしゃいます。
しかし残念なお知らせです。宝くじに高額当選したほとんど方は、すぐにお金を使い果たしてしまい、人生をダメにしています。
一番多いケースは散財するパターンです。高級車を購入したり、一軒家を建ててみたり、とにかくお金を使いまくるのです。また、慣れない投資やギャンブルにハマってしまう人もいます。
結果として数年で当選金を使い果たしてしまいます。会社を辞めてしまう方がほとんどですから、立ち直りが困難な状態に陥ります。
セミリタイア/リタイアには準備が必要
宝くじの当選金を使い果たしてしまう人は、ほとんどのケースで自分の欲求が抑えられなくなっています。いきなり大金を手にしたことで、平常心が保てなくなったのです。
1億円当選したら何を購入しますか?
みなさんはこの質問になんと回答しますか?
多くの方は高級車を購入するとか、豪邸を建てると回答するのではないでしょうか。散財して生活水準を上げてしまうことは非常に危険です。なぜなら、一旦生活水準を上げてしまうと、もとに戻すのが大変だからです。
よくスポーツ選手が現役引退後にダメになるケースがあります。現役時代は人並み以上の給料をもらえるので優雅な生活を送ります。しかし、引退すると収入がガクッと下がりますので、現役時代と同じ生活をするとすぐに破綻するのです。
積立投資はセミリタイアへの準備
高校中退投資家は積立投資を継続することで多くのことを学んできました。
例えば、その代表例が節約です。投資元本を確保するために月13万円程度で生活しています。ある程度の資産を構築した今でもこの生活は全く苦ではありません。
また、お金の値動きについても過敏に反応しないようになりました。積立投資で徐々に投資額が増えていったことで、価格変動にもなれてきました。コロナショックでは数百万円レベルで評価額が下がることもありましたが、そういう状態でも平常心を保つことができました。
このように積立投資でコツコツセミリタイアを目指している人は大金を扱う準備が知らず知らずのうちにできてくるのです。この状態になってやっとお金とうまく付き合えるのだと思います。
私は大金を扱うというのはそれなりの経験や準備が必要だと考えています。
まとめ
宝くじに当選して夢のようなリタイア生活を送りたいと妄想する方がたくさんいます。しかし宝くじは当選する確率は少ないし、当選しても人生をダメにしてしまう場合がほとんどです。
セミリタイアを目指したいのであれば、まずは高校中退投資家とともに積立投資をしましょう!
積立投資を通じてお金の勉強をしていけば、きっと宝くじを購入することがいかに無駄なことか理解できるようになると思います。
以上ご参考になれば幸いです。