最新の2024年10月の配当金速報は以下の記事でご紹介しています。
こんにちは、高校中退投資家Toshiです。
日本の高配当株ETFへ投資するのなら、まず選択肢に上がるのが「日経高配当株50ETF(1489)」です。
「日経高配当株50ETF」は年4回(1月、4月、7月、10月)配当を出しますが、2021年10月の分配金が公表されました。
本記事では「日経高配当株50ETF」の2021年10月の分配金をご紹介するとともに、過去の分配金推移とも比較していきます。
日経高配当株ETF50(1489)の特徴
- 2021年9月末時点の配当利回りは約3.3%
- 2021年に入り株価は上昇中
- 構成銘柄には景気敏感株が多い
2021年10月の「日経高配当株50ETF」の分配金
日経高配当株50ETF(1489)の2021年10月の分配金は「616円/株」でした。
前年同時期である2020年10月は465円/株でしたから、30%以上の大幅な増配となりました。
過去の分配金との比較
日経高配当株50ETFの2018年〜2021年の年間配当金の推移です。
2018年と比較して2019年は増配だったものの、2020年はコロナの影響で大きく減配しました。しかし、2021年は大きく回復し、過去最高の年間配当金に達しています。
次に2021年10月の結果を反映させた四半期ごとの配当金推移です。
1月 | 4月 | 7月 | 10月 | 合計 | |
2017年 | – | 443円 | 62円 | 477円 | 981円 |
2018年 | 74円 | 558円 | 74円 | 544円 | 1,250円 |
2019年 | 90円 | 604円 | 73円 | 572円 | 1,339円 |
2020年 | 103円 | 569円 | 21円 | 465円 | 1,158円 |
2021年 | 105円 | 587円 | 100円 | 616円 | 1,408円 |
出典:野村アセットマネジメントHPを参考に作成。2021年10月の分配金は2021年10月5日発表の収益分配金見込額。
2021年10月は過去の10月の中で最も高い配当金となりました。2021年は4月以外は全ての月で過去最高を記録し、合計でも1,400円/株を超えました。上出来の結果と言ってよいでしょう。
2021年の株価推移
日経高配当株50ETFの年始からの株価推移を示します。
年始1月4日の株価が29,650円/株でしたが、10月5日時点は38,250円/株です。前回ご紹介した7月時点からも300円ほど株価が上昇しています。
出典: yahoo finance
配当利回り
10月5日時点の株価を基に配当利回りを計算した結果です。
① 2020年の年間配当金を基準にした場合
1,158円/株÷38,250円/株→約3.03%
② 2021年の年間配当金を基準にした場合
1,408円/株÷38,250円/株→約3.68%
2020年の年間配当金を基準にした①の場合は約3%の利回りしかありません。一方で、2021年の年間配当金で考えた②の場合は約3.7%の利回りがあります。
②であれば税引後でも3%近い利回りになります。株価が一時的に下落した際に購入できれば4%近い利回りも十分実現可能でしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では日経高配当株50ETFの2021年10月の配当金についてご紹介しました。
2021年10月の配当金は前年同時期を大きく上回る結果でした。また、年間配当金での比較でも2021年は過去最高を記録しました。コロナショックの影響がある中でも大幅な増配となったことは心強いです。
なお、株価が安いときに仕込めば4%近い利回りを狙えますので、「日経高配当株50ETF」への投資は1つの選択肢になるでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
「日経高配当株50ETF」の詳細は下記記事でご紹介しています。