高校中退投資家はNISA制度を活用しています。一般的にはつみたてNISAの方がよいとの意見もありますが、私の場合は一般NISAで米国ETFを購入しています。
今日は高校中退投資家のNISAの活用方法についてご紹介したいと思います。
NISA制度とは?
NISAはイギリスのISA(Individual Savings Account)をモデルにした制度で少額投資非課税制度のことを言います。
基本的にはNISAの中に一般NISAとつみたてNISAの2つがあると考えればよいです。ジュニアNISAというものもありますがこちらは子供がいる方限定なので省きます。
我々は一般NISAとつみたてNISAのどちらかを選択して利用することになります。2つの概要を下記に示します。
一般NISA | つみたてNISA | |
---|---|---|
開始年度 | 2014年 | 2018年 |
非課税期間 | 5年 | 20年 |
非課税枠 | 120万円 | 40万円 |
対象商品 | 上場株式、株式投資信託、ETF、REIT等 | 一定の公募等株式投資信託(金融庁が承認したもの) |
一般NISAは年間120万円までの投資にかかる売却益や配当金が非課税になる制度です。株式や投資信託、ETF、REITなど大体の商品が購入できます。ただし、公社債などは対象外になります。
つみたてNISAは一般NISAから4年後の平成30年から開始されました。こちらは年間40万円しか非課税枠はありませんが、20年間の非課税期間があります。
金融庁のHPでつみたてNISA対象商品を確認することができます。米国ETFなどは購入できませんが、金融庁がある程度商品を絞っていますので、初心者におすすめです。
なお、一般NISAを活用していて翌年はつみたてNISAへ変更することができますが、一般NISAとつみたてNISAの両方を同じ年に利用することはできません。大体の方がどちらか一つを選択して継続し続けるのが一般的でしょう。
どちらの制度がよいのか?
よく一般NISAとつみたてNISAのどちらがよいのかという記事をネット上で見かけることがあります。ファイナンシャルプランナーの方も含めてつみたてNISAを推す声が多いようです。
やはり20年間の非課税期間がありますので、20年つみたてを継続すれば、損をする確率をかなり下げられるということなんでしょう。したがって、投資初心者の方はつみたてNISAの定期買付を設定して放置することが最適解になります。
高校中退投資家のように配当金を好む場合はもうちょっと考えなければなりません。
高校中退投資家の活用方法
高校中退投資家は一般NISAを利用しています。
非課税期間は5年と短いのですが、つみたてNISAの40万円では投資額が少ないためです。配当金だけでも40万円近く受領しますので、40万円では配当金の再投資で終わってしまいます。
また、私の場合は配当金を増やしていきたいという目的がありますので、ETFの購入が可能な一般NISAを好みます。特にSPYDやVYMなどの米国ETFを購入する場合、通常は買付手数料がかかりますが、一般NISAを活用すれば無料になります。
5年後に暴落したらどうするんだという意見もあるのも事実です。確かにそうなのですが、つみたてNISAでも20年後に暴落する可能性がありますからね。購入するETFは基本的に老後まで持ち続けるつもりでいますので、細かい部分はそこまで気にしていません。
NISA制度は今後変更される
NISA制度は毎年のように制度の改正が議論されており、今後も制度が変わる予定です。
つみたてNISAは期間が延長されるだけなのですが、一般NISAが2024年から新・NISAへ変更されます。
新制度は2階建ての制度で、1階部分で20万円の投資信託(つみたてNISAと同じ商品)を購入することで、2階部分の102万円を利用することができます。
5年間の期間終了後は1階部分はつみたてNISAへ移行が可能らしいです。
少し複雑ですよね。もっと分かりやすい制度にしてみんなが使いやすいようにすれば良いのにって思ってしまいます。まだ確定ではないでしょうから、また後日詳細についてご紹介したいと思います。
制度の詳細は詳しくは金融庁のHPをご確認ください。
まとめ
高校中退投資家は一般NISAを利用して米国ETFを定期買付しています。
一般的にはつみたてNISAの方がよいかもしれませんが、資金に余裕があり配当金を好むのであれば一般NISAを検討してもよいのではないでしょうか。
ご自身の状況に応じて一般NISA、つみたてNISAをうまく使い分けていきましょう!
以上ご参考になれば幸いです。