投資・資産形成

【おすすめ国内ETF】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信

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投資を始めたはよいものの、投資信託の定期積立に飽きていませんか?

資産形成の重要性が叫ばれており、NISA(少額投資非課税制度)などを活用して投資信託を購入される方が増えてきました。

一方で、「配当金も受け取ってみたい!」と感じている方もいるのではないでしょうか。しかし、個別株は分析が難しいし、米国ETFは購入のハードルが上がります。

本記事ではそんな方にピッタリの銘柄をご紹介します。それが国内ETFの「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」です。

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信はおすすめ!

今回おすすめの銘柄としてご紹介するのは、以下の国内ETF(上場投資信託)です。

MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信

銘柄コード:2559

この商品は日本の株式市場に上場しているので日本円で売買ができます。また、分配金を日本円で受け取ることができます

MAXIS全世界株式(オールカントリー)上場投信の概要

「MAXIS全世界株式(オールカントリー)上場投信」は、「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」という全世界の株式で構成される指数に連動するように設計された商品です。

この銘柄1つを保有していれば、米国の有名企業から新興国の株式まで幅広く投資することが可能です。

しかも、経費率は年率0.0858%と驚異の安さを誇ります。安心して長期保有できる商品です。

投資銘柄

2022年7月末時点で投資対象は2,800銘柄以上にも及びます。下表に投資銘柄のトップ10と国・地域別の投資割合を示します。

順位 銘柄 構成比
1 Apple 4.2%
2 Microsoft 3.3%
3 Amazon 1.8%
4 Tesla 1.2%
5 Alphabet – Class A 1.1%
6 Alphabet – Class C 1.1%
7 Unitedhealth Group 0.8%
8 Johnson & Johnson 0.8%
9 Nvidia 0.7%
10 Taiwan Semiconductor 0.7%

注: 2022年7月末時点の情報

No. 地域 割合
1 米国 60.2%
2 日本 5.3%
3 イギリス 3.7%
4 カナダ 3.0%
5 フランス 2.6%

               注:2022年7月末時点のデータ

全世界への投資と言っても世界経済の中心である米国への投資割合が群を抜いています

「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」を購入するメリット

「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」の概要について説明しましたが、似たようなコンセプトの銘柄は他にもあります。例えば、以下のような銘柄です。

投資信託:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

この商品は「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」の投資信託版と理解すればよいでしょう。

非常に人気の高い商品で、つみたてNISAの積立設定金額ランキング投でも常に上位にきます。しかしながら、配当金を受け取ることはできません

2022年4月におけるNISAの投資信託ランキングをご紹介!みなさんはNISA(少額投資非課税制度)を活用して資産形成をされていますか? 本記事では大手ネット証券であるSBI証券と楽天証券の2022年4月のNISAランキングをご紹介していきます。NISAの活用を検討されている方、活用されている方はぜひ御覧ください。...

VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)

VTは米国ETFで「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」と同様に全世界の株式へ投資することができます。2022年7月末時点で何と9,000銘柄以上が投資対象になっています。

しかも、経費率は0.07%/年と「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」よりも安い設定です。

【配当金速報】VTの2022年6月の配当金VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)の2022年6月の配当金がバンガード社より公表されました。本記事ではVTの2022年6月の配当金をお伝えすると共に、過去の配当金の推移を考察していきます。VTへの投資を検討されている方、保有されている方は必見です。...

似たような商品があるのなら、それらを購入しておけばよいと考えるかもしれません。しかし、「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」には以下のようなメリットがあります。

  • 分配金を年2回受け取れる
  • 円で購入できる
  • 二重課税調整の対象

分配金を年2回受け取れる

まずは分配金を年2回受け取ることができる点です。

投資信託である「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の購入では分配金を受け取ることはできません。

一方で、「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」では年2回(6月と12月の各8日)分配金を出します。多くの個人投資家にとって、分配金の受け取りは投資をする上で大きなモチベーションになります。

また、2020年の商品が誕生して以来毎年増配されています

6月 12月 合計
2020年 39円/株 64円/株 103円/株
2021年 75円/株 81円/株 156円/株
2022年 111円/株

円で購入できる

次に円で購入できる点です。

分配金を出すことだけがメリットなら、VTのような米国ETFへ投資する手もあります。

しかし、「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」であれば、円で購入して、円で分配金を受け取ることができます

米国株/米国ETFを購入するときには為替手数料などを考慮する必要がありますが、国内ETFである「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」であればシンプルに円で投資ができます。

二重課税調整の対象

また、二重課税調整の対象である点も見逃せません。

米国株などの外国株へ投資しているとやっかいなのが二重課税の問題です。VTの分配金は米国で10%の税金が差し引かれた後に、日本の税金(20.315%)が差し引かれます。したがって、手取りは約72%まで低下します。

(100%-10%)x(100%-20.315%)=71.7165%

一方で、この二重課税を是正するために「外国税額控除」というシステムがあります。

これは確定申告することで、この二重課税で払いすぎた税金を一部取り返すことができる制度です。しかし、所得によっては二重課税分全てを取り戻すことはできません。また、会社員で確定申告をしていない方にとっては手続き自体を面倒に感じるでしょう。

しかし、「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」であれば、この二重課税を解消するための調整を自動的に対応してくれるのです。

外国株へ投資した場合のデメリットをほぼ考えなくてよいことになります。

「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」を購入するデメリット

今までメリットばかりを説明してきましたが、「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」も完璧な商品ではありません。以下2点については注意が必要です。

  • 運用実績が短い
  • 純資産総額が少ない

2020年1月に設定されたばかりの商品であるため、運用実績はまだ2年半程度しかありません。また、運用期間が短いこともあり純資産総額は約169億円(2022年7月29日現在)程度しかありません。

投資信託である「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は6,000億円以上もの資産を集めていますのでその差はかなり大きいです。

しかし、最近は順調に純資産額を伸ばしています。今後に期待を持てる商品と言ってよいでしょう。

まとめ

本記事では「MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信」という商品をご紹介しました。

本商品であれば、円で売買ができるし分配金も円で受け取ることが可能です。また、二重課税の調整も自動で対応してくれますので面倒な手続きはありません。

難しいことは考えたくない、でも配当金は受け取りたいという方にはピッタリな商品でしょう。

投資信託の積立投資に飽きてきた方は投資を検討しても面白いのではないでしょうか?

以上、ご参考になれば幸いです。

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